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沖縄県の完全失業率は、全国平均5.1%に対して7.6%と国内で最も厳しい状況にあります。特に若年層のそれは、全国平均9.4%に対して15.9%と、深刻度が際立っています。また、大学進学率も国内で最も低く(国内平均54.3%に対して36.6%)、学校を卒業して就職した後も、早期離職率が非常に高いというのが現状です(以上は全て2010年のデータ)。
こうした背景を受けて、沖縄県や地元の有志、アドバイザーの皆様は(1)雇用の場の確保(2)求人と求職のマッチング(3)若年層の就業意識改革に取り組んできました。しかし、状況はなお苦しく、このたび、沖縄県のプロジェクトとして「沖縄県キャリア形成支援プログラム協議会」が発足することになりました。短期ではなく、4年間に及ぶ産官学連携のプロジェクトを想定しています。 この協議会には、沖縄県外のアドバイザーの参加も必要と考えられた結果、僕もその一員に加えていただく運びとなりました(現職に影響のない限りという条件です)。週末や祝日、プライベートの時間が減ってしまいますが、僕としては、これまで一方的に恩を受けてきた日本国に対して具体的な貢献ができる機会と考えています。 慶應SFCは、その設立より、学生を「未来からの留学生」として位置付けています。学生は、現状にうまく迎合するように育成されるべきではなく、自ら未来を切り開いていけるように育成されるべき、という精神だと理解しています。僕もこの精神を(勝手に)受けつぎ、この公務を拝受させていただきます。 (ご指導のほど、よろしくお願いします) 沖縄の思い出 ![]() ●無料メルマガ『人材育成を考える』もよろしくお願いします。 ●twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai #
by ned-wlt
| 2011-12-07 21:18
| お知らせ
僕たちの日常は、他者とのコミュニケーションでできています。ですから、色々とうまく生きていくためには、意識して「コミュニケーション効率」を高める必要があるでしょう。そこで1つ、有効と思われるアプローチに(反省すべき失敗を通して)気がついたので、ここで簡単にまとめておきます。
●単語の意味の「共有」がコミュニケーションの基礎 僕たちは、単語(語彙)を使って、他者とコミュニケーションをしています。他者との間で、特定の単語の意味を「共有」できているからこそ、コミュニケーションが成立しています。ただし、ここでいう「共有」は、シンクロ率100%かというと、全くそんなことはありません。 母国語の単語を学ぶとき、僕たちは辞書に(ほとんど)頼りません。人は自分のコミュニケーション経験を通して、単語の意味を自分の中に(勝手に)構築しつつ成長していきます。このため、全く同じ単語であっても、人それぞれの「解釈」があります。 例えば「正義」という言葉。「行動基準の原点」と考える人もいれば「自分の利益を確保するために、他者を攻撃するときに使われる方便」みたいに極端なイメージをもつ人もいるでしょう。 ●コミュニケーションが破綻するとき 単語レベルでの理解の共有ですら100%のシンクロ率が得られないとするなら、複数の単語で構成された文章レベルの理解の共有になると、もっと困難になります。 例えば「Aさんは法人営業が得意だ」という話になったとして、まあ「Aさん」については100%共有できるかもしれません(注1)。ですが「法人営業」ともなれば、個人のこれまでの経験によって抱く単語のイメージに大きなバラツキが出てくるでしょう。さらに「得意」とはいったい、どういう意味でしょうか? 「そんなこと、言ってないよ!」 コミュニケーションが破綻するのは、多数の「あいまいな単語」の組み合わせによって、他者との理解の共有を「むりやり」目指そうとするときです。コミュニケーションの破綻で痛い目に合ったことがある人は、これを避けるために、なるべく具体的な表現を意識するようになります。 先の例で言えば「Aさんは法人営業が得意だ」ではなくて「Aさんは、日本の中規模な自動車部品メーカー相手の営業で、成績トップを連続5回取得したことがある」といった表現を好むようになります。 ・・・しかし、それでも「中規模」とか「業績トップ」のような、シンクロ率の低そうな単語も入ってしまいます。では、もっともっと具体的な表現を心がければ、それで良いのでしょうか? ●そもそも単語とはなにか 僕は、単語とは、意味する対象である特定のモノやコトのイメージを「圧縮」したものだと考えています。問題は、単語として「圧縮」されているイメージを「解凍」する脳内のソフトウェアのパフォーマンスは、個人のコミュニケーション経験によって、かなり異なるということです。 あいまいな単語、例えば「法人」は「中規模な自動車部品メーカー」よりも「圧縮率(抽象度)」が高いですよね。ここで、同じことを意味しようとして生み出された文章の「圧縮率」は、文章の長さに反比例していることに注目してください(注2)。 コミュニケーションの破綻を避けたいがために話しの具体性を追求すれば、それだけ話が長く専門的になり、結果としてコミュニケーション効率が損なわれてしまうのです。このトレードオフは、なかなか深刻です。 実際「Aさんは法人営業が得意」という文章のほうが「Aさんは、日本の中規模な自動車部品メーカー相手の営業で、成績トップを連続5回取得したことがある」という文章よりも、スッと頭に入ってくるという事実は、見過ごせません。 ●コミュニケーション効率を維持しつつ、破綻を避ける このトレードオフを超えるために必要なのが、その話が起こっている「文脈(その話の背景)」の共有です。例えば、何年も一緒に仕事をしている同僚の間で「Aさんは法人営業が得意だ」と語られる場合と、初めて出会った他人同士の間で「Aさんは法人営業が得意だ」というときは、状況が全くことなりますよね。 長く同僚として一緒に頑張ってきた人たちは、Aさんと顔見知りでしょう。法人営業も、その会社内では、だいたいイメージが統一されているはずです。さらに、得意というのも、その会社において成績が良いという意味で、そこもイメージが一致しやすいと思います。 これに対して、初めて出会った他人同士の場合は、仮にこの人たちがAさんを共通の友人としていたとしても、法人営業と、得意ということのイメージの共有が難しいはずです。 つまり、コミュニケーションの前提となっている「文脈」の共有を高めておけば、「圧縮率」が高くて短い文章でも、破綻することなくコミュニケーションを進めることができるというわけです。この意味では「文脈」の共有は、コミュニケーションのプラットフォーム構築と言えるのかもしれません。 ●文脈共有の武器「それは~という意味ですか?」 では、特定のコミュニティーに所属している人々の間で、時間まかせではなく、少しでも効率的に「文脈」を共有していくためのアクションを考えることはできるのでしょうか?前段が長くなりましたが、ここからが、僕の気づきの本題です(注3)。 特定のコミュニティー内で「圧縮率(抽象度)」の高い単語が使われたとき、自分がその解釈に自信がなければ、そこで必ず「それは~という意味ですか?」という具合に、一度「抽象度」を下げて、自分の解釈が合っているかどうかを、自分の言葉で確認することが重要だと思うのです。 それが相手と違っていれば、特にこだわりがない限りは、相手の解釈に自分の解釈を近づけるように努めます。 これを、コミュニティー内の皆が意識的に行えば、そこでの「文脈」の共有は進み、優れたコミュニケーションのプラットフォームが築き上げられるでしょう。特に、コミュニティーのキーマンとなるような人は、忙しさもあって、短くて「圧縮率」が高い話をする傾向があるように思います。そうしたキーマンの発言は、しかし、それを不正確に「解凍」してしまうと、後に大変なことにもなりかねません。 特にキーマン(企業であれば、上司や顧客になるでしょうか)の抽象的な発言に対しては、愚直に「それは~という意味ですか?」と聞き返す勇気が、特定のコミュニティー内における自分のコミュニケーション能力を鍛えるのだ、と考えました。 (山森さん、合宿がんばってください!) (注1)さらりと書きましたが、人物(個)の特定に関しては、自分と他者のシンクロ率が100%になるというのは、結構不思議なことです。人間は、物質的にも精神的にも常に変化しているのですが、そうした変化を無視できる力は、どのように形成されたのでしょうか。 (注2)もう少し正確には、反比例ではなくて、単語数の逆数の累乗比を考える必要がありそうです。なんていう具合に、コミュニケーションの正確性を確保しようとすると、文章は長くて専門的になりますね(笑)。 (注3)前段が長くなってしまうのも、僕と、このブログを読んでいただく方々の間で「文脈」の共有を前提にできないからですよね。ブログを書くことが時に面倒に感じられるのも、なにかと「文脈」づくりが求められるからでしょう。 忘年会! ![]() 「コミュニケーション能力ってなんだ?」 2011-01-25 「生き抜く力と、モビリティー(可動性)」 2011-10-31 ●無料メルマガ『人材育成を考える』もよろしくお願いします。 ●twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai #
by ned-wlt
| 2011-12-03 01:22
| 時事評論のまね
僕たちが「ゆらぎ」という言葉を使うとき、そこには「あるべき場所の前提(バランスすべき場所)」みたいなのがありますよね。生物学的には、こういうのを「ホメオスタシス(恒常性)」といいます。
たとえば人間は、体内の塩分濃度を一定に保とうとしています。このホメオスタシスのために、僕たちは塩分濃度が低くなれば(1)塩分をとろうとするか(2)水分を排泄することで、塩分濃度が低いという「ゆらぎ」に対応します。 ●社会は大きく変化しようとしている ですが今、僕たちが目の前にしている変化は「ゆらぎ」ではありません。様々な物事の秩序が変わるような、大変化です。これを『グレート・リセット ギリシャ危機が、イタリア、フランスにまで拡大すれば、おそらくは、リーマン・ショックと同等か、場合によってはそれ以上の影響を世界に与える可能性があります。それはしかし、単なる不況ではなく、後に振り返ればグローバル社会の転換点として記憶されることになるように思うのです。 ●ホメオスタシスという内なる敵 世界の変化に合わせて、個人も組織も変化しないとなりません。しかし各種の変化に対して「これまでの状態を維持したい」といった、変化とは逆方向の力を、個人も組織も、その内側に本能として持っています。 組織のホメオスタシスは、ジェームズ・オトゥール教授(デンバー大学)が「変革を拒む33の憶測」(金井壽宏『組織変革のビジョン』より孫引き)のうち「第1番目」としてピックアップしているほどのもので、組織変革においては、大きな妨げになります。個人においても、これは同じことでしょう。 ●それでも(おそらく)変化しないもの 「○○スキル」とか、そういう小さいレベルのものは、どんどん「ゆらい」で、陳腐化していくでしょう。実際に、多くの技術は2年で陳腐化するという意見もあります。では、何もかもが変化してしまうのでしょうか。 僕は、人が職務経験の中で築き上げていく「信頼のネットワーク」だけは、社会が大きく変化した後も、有効な武器になると考えています。この根本を砕いていうなら「きわめて誠実であること」でしょう。誠実さを認めてもらいながら、少しずつ築いてきた信頼は、簡単には「ゆらがない」と思います。 ●「まとめ」みたいなもの ホメオスタシスから自由でありながら、かつ、きわめて誠実であること。誠実であるとは、変わるという約束をして変わること。やるという約束をしてやること。そして、誰かに10の恩をうけたら、それに必ず利息を付けて11にして返していくこと。 それでも、実際には多くの仕事が、低賃金の国外に流出していきます。さらに、コンピューターによる効率化の革命は、人のできる仕事を極端に限定していくでしょう。信頼のネットワークですら、まったく足りなくなるかもしれません。 いつの時代も、人生は自分の思い通りにはならないものです。しかし、僕たちが目の前にしているこの変化ほど、これが強調される時代もそうないと思います。 (今日は、反省すべきことが多くありました) 貝殻 ![]() 「この変化は、優しくない。」 2011-09-25 「傾かない船と、過剰適応。あるいは社内公用語の英語化について。」 2011-09-23 「生き抜く力と、モビリティー(可動性)」 2011-10-31 ●メルマガ『人材育成を考える』もよろしくお願いします。 ●twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai #
by ned-wlt
| 2011-11-21 22:43
| 時事評論のまね
子育てにおいて、子供が、小さな成功体験を積み上げて、自信(=自己肯定感)を身につけていくのは、とても大切なことだと思います。ただ、そんな小さな成功体験をもってして自慢をはじめるとすれば、問題です。
その理由は簡単で、人が自分の成果を自慢するということは、その成果が自分の「到達点」であることを示してしまうからです。それが所詮は子供レベルであるにも関わらず。 例えば、サッカーの県大会で優勝を目指している子供が、地区大会での優勝を自慢することはありません。全国大会の優勝を目指していて、県大会での優勝を自慢することはありません。そして、ワールドカップを目指している子供が、全国大会での優勝を自慢することはないのです。 謙虚であるということは、表面的な態度の問題ではなくて、その人の目線(=目標の高さ)の問題なのです。謙虚さを失うとき、人は周囲に、自分がちっぽけな成果に満足する人間であること(低い目標で生きていること)を伝えてしまいます。 偉大な人物が、決まって謙虚なのは、彼らの目線が驚くほど高いからです。だからこそ彼らは、周囲が驚くような成果を持ってしても、それに満足することなく、歩みを止めることもないのでしょう。 ですから子育てをしていて、子供が何かを自慢するとき「謙虚になりなさい」と叱るのは、少しおかしなことなのです。子供には、表面的な態度のありかたを教えるのではなくて、高い目線を持つことを教えないとならないからです。 繰り返しになりますが、謙虚であることは、高い目線を持っていることを意味します。だからこそ、子供に「本当の謙虚さ」を身につけさせるのは難しいのだし、それは恐ろしく大切な教育の目的でもあるのです。 子供が「偉人伝」を読まなければならない本当の理由も、ここにあります。 (なんて言って、僕は謙虚じゃないなぁ・・・) 火鉢 ![]() 「ひとりでいられる能力 (ability to be alone)」 2005-08-21 「我が家の教育論はじまり」 2005-08-18 ●無料メルマガ『人材育成を考える』もよろしくお願いします。 ●twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai #
by NED-WLT
| 2011-11-06 19:10
| 我が家の教育論
誰もが、この一度きりの人生で、なにか大切なことを成し遂げたいと思っている。それは、人間に平等に与えられている「火種」と言ってもいい。
世の中は、だれか一人の英雄によって変わるものではないけれど、みんなが少しずつ変わることによって、ゆっくりと、でも確実に変化する。少なからぬ人は、しかし、この「火種」の存在に気がついていない。運良く、その存在に気がついていても、そこに「着火」するための勇気や支援が得られない場合も多い。 みなそれぞれ事情があるし、心のどこかに、他人にはあまり触れられたくない「心の急所」を隠し持っている。その大きさや、触れられたときの痛みには違いがあるけれど、急所を持っているという点には違いはないと思う。本書『働きながら、社会を変える。 慎さんは、これを自伝と呼ばれることを嫌がるだろう。しかし、本書から僕に聞こえてきたのは「僕は、こう生きる。あなたは、どうするのか?」という声だ。慎さんがニヤリと笑いながら「その程度ですか?」と挑発する映像が、僕の中には浮かぶ。 自力で逆境を乗り越えてきたと考えている人は、自身の自己肯定感とそれに基づく「努力できる才能」について、誤解していることがあるかもしれない。苦労して何かを成し遂げた人は、その背景にある普段の努力を自らの精神力の賜物と考えることが多い。でも、それは正しくない。努力できる強い心は、自分自身の気質や自己決定だけでなく、自分以外のだれかとともに過ごす日々によって育まれるものだ。自立した大人が、自分の思い通りにならない人生を、周囲の環境のせいにしたりすることは、わざわざ自分で自分を殺すようなものだ。自分の人生を「この程度」のものにしているのは自分自身だ。それは、自分を愛してくれた人々を侮辱することでもある。 人間がもたらした問題は人間の手によってなんとかできるはずだし、社会が生み出した問題は僕たち一人ひとりの行動でなくすことができるはずだ。本書が伝える子供の貧困のみならず、社会には、多くの問題がある。こうした問題に「怒り」を感じないとすれば、それは悲しいことだ。なぜって、その「怒り」の中心にこそ、あなただけの「火種」があるのだから。 数年のうちに、一定の形を見つけることで、だれもが気持ちさえあれば始めることができるパートタイム組織のロールモデルをつくりたい。それなりの歳になってから、自分の「火種」を直視することは、今の自分の矮小さに打ちのめされることでもある。でも、そこからしか始められない。自分らしい、自分だけの人生を生きるということは、いつだってそういうことだと思う。 ![]() 自分だけの人生を生きる「勇気」を与えてくれる、大切な1冊。 関連記事 「勇気について」 2008-01-04 「突き抜けた人は、どうしてみんな子供なんだろう?」 2011-07-02 「僕たちは、ただ1度きりの人生を生きている。」 2011-03-03 ●無料メルマガ『人材育成を考える』もよろしくお願いします。 ●twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai #
by NED-WLT
| 2011-11-05 10:23
| 書評&映画評
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