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  <title>NED-WLT:ビジネス英語カユイ所</title>
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  <modified>2011-02-07T23:06:12+09:00</modified>
  <author><name>NED-WLT</name></author>
  <tabline>オランダから帰国し、日本での生活がはじまりました。twitter: joesakai</tabline>
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    <title>感心した２つの言葉</title>
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    <issued>2008-09-06T15:03:00+09:00</issued>
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    <created>2008-09-06T15:04:28+09:00</created>
    <author><name>NED-WLT</name></author>
    <dc:subject>ビジネス英語カユイ所</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[ネタ元はこちら。ここで紹介されている25個の名言から、特に自分に響いた2つを取り上げます。<br />
<br />
Before you speak, listen. Before you write, think. Before you spend, earn. Before you invest, investigate. Before you criticize, wait. Before you pray, forgive. Before you quit, try. Before you retire, save. Before you die, give.<br />
William A. Ward<br />
American authorなるほど。おしゃべりな僕の場合は、特に「Before you speak, listen. 」が注意です。我ながらまったく、どうしようもないです。自分の過去の失敗は、だいたいこれが原因だと思います。<br />
<br />
You learn to speak by speaking, to study by studying, to run by running, to work by working; and just so, you learn to love by loving. All those who think to learn in any other way deceive themselves.<br />
Anatole France<br />
French author (1844 - 1924)<br />
僕の場合は、特に「You learn to study by studying」が問題です。いつだって何の勉強をするのか、どうやって勉強をするのかに悩んでばかりで、実際には真剣に勉強を始めていなかったりとかします。とにかく、何か目標を決めてしまったほうが良いのでしょうね。<br />
<br />
（良い週末を）<br />
運河に停泊していたボート<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/200809/06/05/c0071305_14592265.jpg" alt="_c0071305_14592265.jpg" class="IMAGE_MID" height="332" width="500" /></center>]]></content>
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    <title>便利だけど難しい多義語「mean」</title>
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    <issued>2008-03-24T22:55:00+09:00</issued>
    <modified>2011-01-24T10:40:31+09:00</modified>
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    <author><name>NED-WLT</name></author>
    <dc:subject>ビジネス英語カユイ所</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[「mean」は、とても便利で口語でも文語でも頻繁に使用される言葉なんですけれど、文脈によって意味が大きく変わるために、気をつけないとならないものでもあります。こういう多義語を理解したいときは、ルーツとなっている語源の意味を知るのが良いと思います。<br />
<br />
意味１： 「運ぶ意図」<br />
<br />
まず、ゲルマン語源の「mean」は、古い意味に「intend to convey = 運ぶ意図」があります。「頭の中にあるものを、運び伝える」ということから派生して、「意味する、意図する」という「mean」の代表的な意味が出来上がっています。<br />
<br />
「意味する」からさらに発展して「mean」は、「重要性を持つ」とか「～という運命である（神がそう意図している）」といった意味にもなります。「何らかの意味がある」ということからか、「He plays a mean guitar = 彼はギターの演奏が上手い」といったポジティブな用法もあります。<br />
<br />
意味２： 「一般的な」<br />
<br />
古いラテン語源の「mean」には「common = 一般的な」という意味があります。これから「平均の、平均的な」という意味が出ています。この意味には、時代を経るにしたがって「取るに足らない、しみったれた」というネガティブなものも付加されました。平均程度では満足しないのが人間というものなのですね。<br />
<br />
ここから意味がさらに発展して、「mean」には「mean streets = 治安の悪い地域」のように「平凡な」というレベルを超えて「卑しい、下劣な」という、よりネガティブな用法もあります。<br />
<br />
意味３： 「媒介、手段」<br />
<br />
これに対して「means」は、もちろん「mean」の複数形（または三人称単数現在形）である場合もあるのですが、これが「手段」という意味で使用されるときは、単数でも「means」で、それ単独で固有の意味をもつ言葉です。<br />
<br />
これはラテン語の「中間的な、間にある、媒介する」という意味の「medium（メディア）」から派生しているようで、現代でも「means = medium」という意味上の関係があります。ここらへんは「中間の、平均の」という意味にもつながっていて、厳密には先の「一般的な」という意味と区別しない場合もあるようです。<br />
<br />
用例としては「a means for solving the problem = その問題を解決する手段」という感じです。この手段を表す「means」は、技術文献などに頻出する単語でもあります。この「means」は単複同形で、それが「複数の手段」を意味するときもやはり「means」のままです。熟語としては「by means of  ～ = ～（手段）でもって」や「by any means = いかなる手段をもってしても」という表現が頻出しますので、これらは暗記してしまっても良いでしょう。<br />
<br />
まとめ<br />
<br />
「mean」ぐらいの多義語になると、微妙な意味上のニュアンスについてはネイティブの世界でも混乱があり、文脈次第で柔軟に理解する必要があります。とはいえ、ルーツを考えれば大きく3つぐらいの意味しかないので、状況に応じて、このルーツから意味を推測することはそれほど難しくない・・・かもしれません（笑）。<br />
<br />
（おしまい）<br />
ヒラメのムニエル<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/200803/24/05/c0071305_22534537.jpg" alt="_c0071305_22534537.jpg" class="IMAGE_MID" height="332" width="500" /></center>関連記事<br />
「英会話の勉強法（案）」 2007-01-25<br />
「重要度を増すinformationとintelligenceの違いに関して」 2007-10-15]]></content>
  </entry>
  <entry>
    <title>分割払いと夢の国</title>
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    <issued>2008-01-24T03:00:00+09:00</issued>
    <modified>2011-01-24T10:40:31+09:00</modified>
    <created>2008-01-24T03:00:04+09:00</created>
    <author><name>NED-WLT</name></author>
    <dc:subject>ビジネス英語カユイ所</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[支払いは「payment」ですが、これが分割払いとなると「installment(s)」と言う表現になります。インストールというと、普通はソフトのインストールや、取り付け、据付などを意味するので、それと混乱しないように注意が必要です（注１）。特に分割払いでの購入を強調したいときは「payment by (in) installments」とか「installment plan」という具合になります（注２）。<br />
<br />
分割払いでの購入を、もう少し上品な感じで表現したいときは「hire-purchase（HP）」という表現（イギリス英語っぽい）が使われます。ここらへんの表現が使えるようになると、「おっ、コイツ英語解ってるな」というイメージを読み手に与えることができるようになる・・・かもしれません（笑）。<br />
<br />
ピーターパンで「夢の国」を意味する「never-never land」が語源だと思うのですが、「on the never-never」も、分割払いを意味する、ややスラングっぽい表現です。「I bought a car on the never-never.（私は車を分割払いで買った）」というふうに使います。<br />
<br />
ネバネバということで脱線しますが、海外在住者にとっては「never-never」というと思い出されるのは、やはり伝説のホームページ「Never-Never-Land」でしょう。トルコに駐在されていた管理人の方が、納豆恋しさに、ついに納豆を自分で作ってしまうのですが、このホームページでは、そのときに得た納豆製造のノウハウが惜しげもなく公開されています。我が家では「まだ」納豆の製造には手を染めておりませんが、可能性は否めません（笑）。<br />
<br />
（おしまい）<br />
<br />
（注１）日本語でインストールを意味する名詞は「installation」で、「installment」とは異なります。混乱しないように注意する必要があります。<br />
<br />
（注２）このスペルは、Lを重ねたり（installment）、重ねなかったり（instalment）します。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/200801/24/05/c0071305_255588.jpg" alt="_c0071305_255588.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>関連記事<br />
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「お金の時間的価値 （Time Value of Money）」 2007-04-25]]></content>
  </entry>
  <entry>
    <title>差し押さえ？それとも飾り？garnishment</title>
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    <issued>2008-01-19T01:02:00+09:00</issued>
    <modified>2011-01-24T10:40:31+09:00</modified>
    <created>2008-01-19T01:02:32+09:00</created>
    <author><name>NED-WLT</name></author>
    <dc:subject>ビジネス英語カユイ所</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[日常会話では、「garnish」は「garnish with」という用法で「～を・・・で飾る」という意味で使います。特に料理などの盛り付けに関する表現として頻繁に見かけるように思います。名詞「garnishment」には、飾りという意味以外にも、「美辞麗句」なんていう意味もあります。<br />
<br />
ところがこの単語は、ビジネスの現場では一転して「（債権などを）差し押さえる」という意味で使われることが多くなります。基本的に、この「差し押さえ」という意味での「garnishment」は、court order（裁判所の命令）があってはじめて発生するイベントです。<br />
<br />
「差し押さえる」と聞くと、なんとなく不動産や宝石などの嗜好品がその対象となるイメージがありますが、「wage garnishment」といって、日本語でいうところの「給与天引き」に近い感覚の差し押さえもあります。一般的には、離婚後の子供の養育費や、その他の賠償金などがこの「wage garnishment」の対象になります。<br />
<br />
さて「差し押さえる」と「飾る」というのは、ずいぶんと違う意味のように思われます。しかし「garnish」の語源となっているフランスの古語「garnir」（元をたどればラテン語）には、広義に「守る」という意味があり、そこから派生して、「債権者の権利を守る」ということが「差し押さえる」となり、防具などの装飾から「飾る」という意味が生まれたと考えられます。<br />
<br />
（おしまい）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/200801/19/05/c0071305_114015.jpg" alt="_c0071305_114015.jpg" class="IMAGE_MID" height="325" width="490" /></center>関連記事<br />
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「起業とアイディアの不幸な関係」 2007-06-05]]></content>
  </entry>
  <entry>
    <title>権利や財産などを放棄するabandonとwaive</title>
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    <issued>2007-12-09T01:59:00+09:00</issued>
    <modified>2011-01-24T10:40:31+09:00</modified>
    <created>2007-12-09T01:59:44+09:00</created>
    <author><name>NED-WLT</name></author>
    <dc:subject>ビジネス英語カユイ所</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[本来は「自らの意思を放棄する」という意味を持つabandonは、受験英語では「abandon = give up」などという覚え方をするものです。が、ビジネスの文脈においてabandonを使用するときには、もうすこし権利や財産を放棄するというニュアンスが強調されることが多いようです。<br />
<br />
たしかに広義にには、「abandon = 捨てる」で問題ありません。しかし「I abandoned a magazine. = 私は雑誌を捨てた」というような場合は、雑誌はゴミ箱に捨てられている必要はなく、その財産権が放棄されていれば十分なので、電車の網棚にポイッとやるようなイメージに近くなります。この点でabandonは、もっと捨てるという動作そのものが強調されている「throw away = 捨てる」、「litter = （くずを）捨てる」や「dump = （不法投棄的に）捨てる」などとは微妙ですが意味の異なる言葉なのです。<br />
<br />
例えば「a dumped car」というと、不法投棄されて完全に壊れた車というイメージですが、「an abandoned car」の場合は、所有権が放棄されているだけなので、「もしかしたら、まだ乗れるかもね」という期待が少しあります（笑）。もちろん、こういうのはあくまで文脈次第ですけどね。<br />
<br />
ビジネス上のやりとりで、より法的な意味で権利を放棄することを強調したいときには、abandonよりも「waive = 放棄する」や「waiver = 権利放棄（証書）」がよく使用されます。例えば「The company waived the right to claim the credit. = その会社は、その債権の請求権を放棄した」という感じです。<br />
<br />
ただ、このwaiveとwaiverは「権利を放棄する」という意味にとどまらず、「免除」という意味で用いられることもあるので（例えば、「visa waiver program = ビザ免除プログラム」とか）、文脈によってその意味を正しく理解する必要のある、ちょっと難しい単語です。<br />
<br />
（おしまい）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/200712/09/05/c0071305_1552636.jpg" alt="_c0071305_1552636.jpg" class="IMAGE_MID" height="332" width="500" /></center>関連記事<br />
「英会話の勉強法（案）」 2007-01-25]]></content>
  </entry>
  <entry>
    <title>あまり聞きたくない言葉ですが・・・Chapter 11</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://nedwlt.exblog.jp/7580595/" />
    <id>http://nedwlt.exblog.jp/7580595/</id>
    <issued>2007-11-30T03:11:00+09:00</issued>
    <modified>2011-01-24T10:40:31+09:00</modified>
    <created>2007-11-30T03:11:25+09:00</created>
    <author><name>NED-WLT</name></author>
    <dc:subject>ビジネス英語カユイ所</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[直訳すると「第11章」のことです。ですがビジネスの文脈で「Chapter 11」という英語がネガティブな暗示として使われる場合、普通はChapter 11とはアメリカ連邦破産法11章のことを意味しています。アメリカ連邦破産法には、日本でいうところの破産法と会社更生法の両方が含まれており、特にChapter 11は、会社の再生を意図したものです（注）。<br />
<br />
「The company cannot avoid Chapter 11 filing. = その会社は、会社更生法の申請を免れることはできない（要するに経営危機に陥っているということ）。」<br />
<br />
という具合に使用します。ここで、Chapter 11を「第11章」と直訳してしまうと、何のことだかさっぱり解りませんね（笑）。Chapter 11に対して、同アメリカ連邦破産法のChapter 7は再建を断念し、会社の資産を清算して会社を閉じてしまうことを意図しています。そのため、会社の業績が悪化すれば、Chapter 7か、またはChapter 11の申請ということになるので、「セブン・イレブン」という日本人の生活にとても馴染みの深い語句には、業界によっては意外と悪い意味で使われていたりもします。<br />
<br />
でも、Chapter 11に代表されるような会社更生法が適用されれば、会社は即お終いというわけではありません。会社更生法が適用されてから復活を遂げた日本の企業としては、牛丼の吉野家、バッテラで有名な京樽、辞書や書店の三省堂、すばらしい本作りを手がける筑摩書房など、意外と多くの有名どころがあったりもします。<br />
<br />
世界の例では、実際にChapter 11を過去に2度も適用され、すわ3度目か？という状態から不死鳥のようなすばらしい復活を果たしたコンチネンタル航空の話がとても勉強になります。<br />
<br />
　原著： 『From Worst to First』<br />
　日本語版： 『大逆転!―コンチネンタル航空 奇跡の復活』<br />
<br />
この度、日本版Chapter 11の適用となってしまったNOVAの再建に携わる方々も、過去の先輩の成功例に倣って、是非とも頑張ってもらいたいです。<br />
<br />
（おしまい）<br />
<br />
（注）僕の手元にある法律用語辞典では、Chapter 11は会社更生法に近いとなっていますが、Wikipediaによると、これはむしろ民事再生法により近いとされています。より詳しい情報に関しては、専門の弁護士さんに相談するようにして下さい。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/200711/30/05/c0071305_383593.jpg" alt="_c0071305_383593.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>関連記事<br />
「英会話の勉強法（案）」 2007-01-25]]></content>
  </entry>
  <entry>
    <title>重要度を増すinformationとintelligenceの違いに関して</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://nedwlt.exblog.jp/7184498/" />
    <id>http://nedwlt.exblog.jp/7184498/</id>
    <issued>2007-10-15T04:54:00+09:00</issued>
    <modified>2011-01-24T10:40:31+09:00</modified>
    <created>2007-10-15T04:51:22+09:00</created>
    <author><name>NED-WLT</name></author>
    <dc:subject>ビジネス英語カユイ所</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[日本語の辞書を引くと、informationとintelligenceは、どちらにも「情報」という訳語が与えられています。実際に日本語の「情報」には、informationの意味も、intelligenceの意味も含まれていますから、この訳は間違いであるとは言えません。しかしinformationとintelligenceという言葉の意味は大きく異なり、その違いを正しく意識することは、近年ますます重要になってきていると思います。<br />
<br />
＊＊＊<br />
<br />
アメリカ人の上司に市場調査（market analysis）を命じられて、結果のレポートを提出したところ、<br />
<br />
「こんなのは、informationに過ぎない。intelligenceを持って来い！」<br />
<br />
なんて言われることも、いつかあるかもしれません。その上司に「今どき、コイツはinformationとintelligenceの違いもわからないのか・・・」と思われないようにしておくことは、色々な意味で無駄にはならないと思うのです。<br />
<br />
さて、intelligence。普段、英語に接する機会の多い方であれば、このintelligenceはざっくり言って「知能（的）」というポジティブな意味があり、現実には「諜報」というニュアンスで軍事関係の用語として用いられることが多く、米CIAや英MI6の真ん中のIが、このintelligenceを現している（CIA = Central Intelligence Agency / MI6 = Military Intelligence 6）ということはご存知かもしれません。<br />
<br />
では、intelligenceという単語は、それ単独で軍事的な情報のことだけを指すのかというと、必ずしもそうではありません。実際に欧米のビジネスの現場では「market intelligence」とか「business intelligence」、「competitive intelligence」という言葉が頻出しますが、それらの中身は、政府機関によるスパイ活動（military intelligence）とは仮に似ているところがあったとしても、根本的にその目的とするところが異なります。<br />
<br />
言葉ですからもちろん曖昧な部分もあるのですが、簡単に言ってしまえば、informationというのは加工されていない生データか、それに近いものです。これに対してintelligenceとは、数あるinformationを必要性や信頼性に応じて取捨選択し、その内容を分析し、さらには分析をする人間の解釈まで加えられているような、informationからは何歩もプロセスが進んだ結果として得られるもののことを指しています。残念ながら、このintelligenceに正しく対応するような日本語の語彙は存在しないので、日本でintelligenceに関する議論をするときは、そのままインテリジェンスというカタカナ語を利用するしかないでしょう。<br />
<br />
もう一歩だけ話を突っ込んでおきます。自然にどこからか生まれてくるinformationとは違って、intelligenceは「何らかの決断を助ける」ためにアナリストによって能動的に生み出されます。informationはそこらへんを漂っているものですが、intelligenceにはdecision makerを助けるという明確な存在の目的があるのです。そんなintelligenceには、良いintelligenceと悪いintelligenceを分けるための4つの評価軸が存在すると考えられています（注１）。<br />
<br />
評価軸１．timely<br />
良いintelligenceは、何らかの決断のためにこそ求められるのですから、決断にとって常にタイミングが重要である以上、そうしたintelligenceの創出もタイミングが命となります。より多くのinformationを集めることに集中してしまって、タイミングを犠牲にしてしまうのは、intelligenceの創出においては時に「collectionの罠」とも呼ばれ、気をつけて避けねばならないこととされています。informationを完全に収集することは不可能であるとして、あるところでcollectionはスパッと止めて、分析に移らないとならないのです。<br />
<br />
評価軸２．tailored<br />
良いintelligenceは、ある決断にとって必要となる深さと幅を持っていることが重要で、冗長だったり、または足りなかったりすることはintelligenceの質に問題があるとされます。逆にいうなら、informationのcollectionをはじめる前に、そもそもどういったintelligenceが求められているのかを明確にしないとならないということです。テーラー・メードの服を作るのに、まず身体の寸法を測らずに、サイズの異なる布を探しに行くことはナンセンスなのです。<br />
<br />
評価軸３．digestible (easy to digest)<br />
良いintelligenceは、簡単に理解できるフォーマットになっていないとなりません。社長と偶然同じエレベータに乗り合わせたとき、エレベータ内にいる1分間の間に、新事業の提案をするようなことを、特に「エレベータ・ピッチ（elevator pitch）」と言うことがありますが、まさにこれが最高のintelligenceの形態です。ストーリーが「何をするべきか」という提案に関して明確であることが、intelligenceをdigestibleにするための秘訣です。<br />
<br />
評価軸４．clear regarding the know and the unknown<br />
intelligenceは限られた時間内に創出されます。無限の時間がかけられない以上、intelligenceのベースとなるinformationのcollectionが不完全なものであることは不可避なのです。よって、優れたintelligenceは必ず探したけれど、見つからなかったinformationに関する言及があります。何を知っているかではなく、何を知らないのかを理解することは容易ではありません。だからこそこれが、intelligenceの質を分けるけるポイントになるのです。<br />
<br />
＊＊＊<br />
<br />
ネット環境が今ほど整備される以前の社会においては、informationを多く持っているものが競争を優位に戦うことができました。そんな時代には、informationを得ることができるソース（情報源）をどれぐらいたくさん持っているかが勝敗を分ける鍵となりました。<br />
<br />
ところが、ネットで検索さえすれば、読みきれないほどのinformationが入手できる現代社会においては、ソースを多く持つことではなくて、まず検索にヒットするinformationを上手に「捨てる」技術を身につけることが求められます。そして手元に残ったinformationを分析し、自分なりの解釈を加えることで自らの中にintelligenceを蓄積して行くことが重要ではないでしょうか。<br />
<br />
今回取り上げたintelligenceに関する勉強を進めたい場合は、特にビジネスの文脈からintelligenceを広く研究している学会、Society of Competitive Intelligence Professionals （SCIP）（＝「スキップ」と発音します）をゲートウェイにすることをオススメします。<br />
<br />
（おしまい）<br />
<br />
（注１）ここでは『Intelligence: From Secrets to Policy』（Mark M. Lowenthal著）のp108を参照しています。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/200710/15/05/c0071305_449285.jpg" alt="_c0071305_449285.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>関連記事<br />
「戦略とは何か」 2005-11-10<br />
「「議論を尽くす」という停滞」 2007-07-02]]></content>
  </entry>
  <entry>
    <title>外国人の名前から性別を判断する3つの方法</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://nedwlt.exblog.jp/7164325/" />
    <id>http://nedwlt.exblog.jp/7164325/</id>
    <issued>2007-10-12T01:13:00+09:00</issued>
    <modified>2011-02-07T23:06:12+09:00</modified>
    <created>2007-10-12T01:13:25+09:00</created>
    <author><name>NED-WLT</name></author>
    <dc:subject>ビジネス英語カユイ所</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[海外に関係するビジネスをしていると、直接会ったことはもちろん、電話で話したこともない外国人からメールをもらうことがあります。そんなとき、相手のファースト・ネームが、NancyやDanielだったりすれば、まあ性別の予測が付いて、返事に「Dear Ms.～」と書くか「Dear Mr.」と書くかで悩むこともありません。<br />
<br />
でも現実には、外国人の名前には日本人にとって馴染みの少ないものが多いものです。特に、アジア系や中東系、ロシア系の名前だったりすると、こうした性別の推測はときに随分と難しいものに感じられます。<br />
<br />
性別を間違えるのは、やはりどこの国でも失礼なことです。第一印象はできるかぎり大切にするべきなのに、メールの先頭からしてMs.とMr.で間違えてしまってはどうにもよくありません。仮に間違えてしまうとしても、礼儀の正しさを美徳とする日本人として、できる限りのことはしてから間違えたい。<br />
<br />
実はこの問題、かなり簡単な解決策があるんです。まずは、頼りになる名前検索サイトを参照するのが「第1の方法」です。僕が知っている名前検索サイトで特に優秀なものは、以下の2つ。検索も比較的簡単で、対象となっている名前がFeminine（女性的）かMasculine（男性的）かを瞬時に判定してくれます。不完全ではありますが、名前の持つ意味やルーツなどに関する知識も得られます。<br />
<br />
Befind the Name<br />
さらに怪しい人名辞典<br />
これらの名前検索サイトはとても使い勝手が良いのですが、僕の経験上、これらのサイトにも載っていない名前に出会うこともあります。そんな場合には、「第2の方法」が使えます。相手のファースト・ネームでGoogleの画像検索をかけるのです。画像検索では、そのファースト・ネームを持つ人物の顔写真がヒットすることが多いので、これだけで大体の性別は予測できます。<br />
<br />
Googleの画像検索<br />
それでも、見つからないことがあるのがインド系の人の名前。そもそもファースト・ネームの位置が宗教やカースト、先祖の功績などによって変則的に変わるので、どの名前で検索すればよいのかすらつかめないこともあります。<br />
<br />
名前検索を駆使しても、どうしても相手の性別が解らなかったときは、僕の場合は多少面倒でも「第3の方法」、すなわち直接電話をかけて相手の声で性別を確かめることが多いです。電話をする前に予測していた性別は、意外と間違っていたりするものです（笑）。<br />
<br />
（おしまい）<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/200710/12/05/c0071305_0441787.jpg" alt="_c0071305_0441787.jpg" class="IMAGE_MID" height="569" width="427" /></center>関連記事<br />
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「本を書き、出版するということ」 2010-07-24<br />
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  </entry>
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    <title>意外と辞書に載っていない、due diligence</title>
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    <issued>2007-09-26T06:23:00+09:00</issued>
    <modified>2011-01-24T10:40:48+09:00</modified>
    <created>2007-09-26T06:23:37+09:00</created>
    <author><name>NED-WLT</name></author>
    <dc:subject>ビジネス英語カユイ所</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[企業買収（M&A）に関する報道などでは、「デュー・ディリジェンス」という単語が頻出します。日本語の口語では格好を付けて「デューデリ」なんて短縮されたりもします。この単語を直訳すると、「当然なされるべき注意」とか「注意義務」といった感じになり、具体的には何のことだか実はよく解りません。英語の辞書を引いても、意外と載っていなかったりします。実際には、文脈から「企業の調査」ぐらいの意味に理解している方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなdue diligenceについてです。<br />
<br />
ある企業を買うということは、簡単に言ってしまえば、貸借対照表上の資産と負債を共に手に入れるということです。そんな企業買収においては、資産や負債を洗い出して、企業の価値をお金という単位で算出することはとても重要なことです（注１）。<br />
<br />
企業の売り手は、なるべく高くその企業を買ってもらいたいのですから、在庫の残存評価額を高く見積もったり、売掛金の回収を楽観的に考えたり、特許やブランドなどの無形資産を高く評価したりします。特に不良債権の評価は、売り手と買い手の間で散々もめるのが普通です。現実には、売りに出ている企業には粉飾まがいの財務操作までもが隠されているケースも少なくないと聞きます。<br />
<br />
買い手である企業の経営陣は、こうした売り手の意図にコロッと騙されて、不用意に高い買い物をしてしまうと「経営陣は買収先となる企業価値の評価において、適正な評価をしなかった」ということで、株主から損害賠償の訴訟を起こされることになります。こうした背景があって、企業買収においては、買い手の経営陣のdiligence（注意）はdue（当然なされるべき）と呼ばれるのです。<br />
<br />
多少高く買ってしまっても、結果として企業グループ全体の業容が拡大すれば良いじゃないか、という考えはとっても甘いです。実は、企業買収の結果として買い手企業の価値が期待通りに高まるという成功ケースは決して多くなく、調査によっては買収の半数以上が事実上の失敗に終わるとも言われているのです（注２）。<br />
<br />
ビジネスマンがdue diligenceという言葉を使うときは、買収の失敗確率が高いという事実と合わせて、その言葉の裏に隠れた訴訟の緊張感（訴訟リスク回避）が感じられないと、実務的にはちょっと嘘っぽいと思うのです。そんなわけで、due diligenceという単語から連想されるイメージには、スマートな投資銀行家ばかりでなく、会計士と弁護士が出てくるのは自然なことなのです。<br />
<br />
（おしまい）<br />
<br />
（注１）企業価値というものを、資産の評価額ではなくて、企業の将来のキャッシュ・フローを現在価値で評価し（DCF法）、そこから現在の負債を引くという方法で評価するやりかたも広く使われています。実際の企業買収では、企業年金の積み立て状況や抱えている訴訟などの精査なども含めて、企業価値というのは複数の方法でかなり多角的に評価されます。<br />
<br />
（注２）企業買収の難しさに関しては、FTCが2003年にまとめた「The Effect of Mergers and Post-Merger Integration: A Review of Business Consulting Literature (pdf)」がよくまとまっていて秀逸だと思います。<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/200709/26/05/c0071305_6141296.jpg" alt="_c0071305_6141296.jpg" class="IMAGE_MID" height="374" width="500" /></center>関連記事<br />
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  <entry>
    <title>ネゴの基本、horse-trading</title>
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    <issued>2007-09-17T02:14:00+09:00</issued>
    <modified>2011-01-24T10:40:48+09:00</modified>
    <created>2007-09-17T02:14:44+09:00</created>
    <author><name>NED-WLT</name></author>
    <dc:subject>ビジネス英語カユイ所</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[horse-trading、直訳すれば馬の売買のことですが、ビジネスや政治の文脈でhorse-tradingというときは普通、細かな条件を１つずつ慎重にギブ＆テイクで交換し合うような、抜け目の無い交渉の駆引きのことを指します。交渉が上手な人のことをhorse-traderということもあります。昔の馬のトレーダーたちの交渉力が、いかに凄いものであったかが伺えますね。<br />
<br />
現代のビジネスにおいては、特に契約の細かい条件を交渉するときに、このhorse-tradingが大切な基本となります。契約交渉におけるhorse-tradingとは、まず（１）自分達がどうしても譲れない条項と（２）相手が望めば譲歩しても良いと思われる条項の２つを明確に区別し、相手の欲しがる条件に可能な譲歩を示しつつ、自分達の譲れない条項だけはしっかりと通してゆくという流れを持っています。<br />
<br />
日本人が交渉下手だという意見は良く聞きますね。そもそも日本人は交渉するということに対して「潔くない」とか「がめつい」といったネガティブな印象を持っているからかもしれません。日本人同士の国内取引であれば、長期的な付き合いを前提に、お互いに条件を譲り合うような交渉スタイルもあり得るかもしれませんが、国外の相手と交渉をするときはやはりhorse-traderにならないといけないでしょう。<br />
<br />
（おしまい）<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/200709/17/05/c0071305_21489.jpg" alt="_c0071305_21489.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="399" /></center>関連記事<br />
「英会話の勉強法（案）」 2007-01-25]]></content>
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    <title>契約文書におけるshallとmay</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://nedwlt.exblog.jp/6912479/" />
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    <issued>2007-09-08T03:14:00+09:00</issued>
    <modified>2011-01-24T10:40:48+09:00</modified>
    <created>2007-09-08T03:14:23+09:00</created>
    <author><name>NED-WLT</name></author>
    <dc:subject>ビジネス英語カユイ所</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[助動詞（注１）のshallは、日常会話では「Shall we dance?（＝踊りませんか？）」や「Shall we go?（＝行きましょうか？）」というように相手への提案を表すことが多いものです。ところがこの助動詞shallは、契約文書や法律文書などの中では、ほぼmustと同じ意味の義務や約束を表す言葉として頻出します。この点、日常会話とはニュアンスが大分異なるので、注意が必要です。<br />
<br />
例えばモーセの十戒というのも契約ですから、これを英語で表すようなときは「You shall not murder.（＝汝、殺すなかれ）」という具合にshallの表現が使われます。また『ロード・オブ・ザ・リング』で、ガンダルフがバルログを前にして戦うときにも「おまえは、ここを通れない」という強い否定の意味で「you shall not pass !!!」という台詞が出てきます。このときのshallは当然、提案などという弱いものではありません。shallを使用することで、この台詞の前に続く呪文の延長として、口語的な一般表現ではなくて、どこか契約的な表現、法律家が使うような近寄りがたい知的な表現を使っているのだと思われます。<br />
<br />
I am a servant of the Secret Fire, wielder of the flame of Arnor. <br />
The dark fire will not avail you, flame of Udun.<br />
Go back to the shadow, you shall not pass !!!<br />
『ロード・オブ・ザ・リング』より<br />
同じく助動詞のmayは、日常会話の平叙文では「He may be right.（＝彼はおそらく正しい）」という形で推量を表すことが多いものです。このmayが疑問文で用いられると「May I have your attention please?（＝ちょっと注目していただけますか？）」のように許可を求める意味で使われるのが普通です。<br />
<br />
ところがこの助動詞mayが契約文書や法律文書で用いられるときは、平叙文であっても、推量ではなくて、ほぼcanと同じ意味の許可を表す言葉として使われることが殆どです。これも知識が無いと、契約や法律を誤読してしまいますので注意です。「The board of directors may be altered by a vote of the shareholders.（＝役員会のメンバーは、株主の投票によって変えることが出来る）」といった具合です。<br />
<br />
このような、法曹の門外漢にはちょっと理解しにくい契約や法律に独特な英語表現の仕方というのは、英語では特に「legalese（＝法律用語）」と呼ばれ、普通は嫌われます（笑）。<br />
<br />
（おしまい）<br />
<br />
（注１）助動詞とは動詞の意味を助ける働きをする品詞です。本動詞に可能、必然、義務などの意味を付け加えたりします。助動詞の後に続く動詞は原形となります。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/200709/08/05/c0071305_38548.jpg" alt="_c0071305_38548.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>関連記事<br />
「英会話の勉強法（案）」 2007-01-25]]></content>
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    <title>英会話の勉強法（案）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://nedwlt.exblog.jp/5362106/" />
    <id>http://nedwlt.exblog.jp/5362106/</id>
    <issued>2007-01-25T07:29:00+09:00</issued>
    <modified>2011-01-24T10:40:48+09:00</modified>
    <created>2007-01-25T07:29:28+09:00</created>
    <author><name>NED-WLT</name></author>
    <dc:subject>ビジネス英語カユイ所</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[ビジネス・スクールへの留学を考えている友人に、英会話（スピーキングとリスニング）の勉強法について聞かれたので、その友人への解答をそのままエントリにしてしまおうと思います。この偉そうな内容は、あくまで僕の勝手な思いつき（案）であって、万人に通用するものだとは考えておりません。エントリが対象としているのは、英文読解力にはそれなりに自信があるのだけれど、どうにも聞き取れないし、しゃべれないという人です。<br />
<br />
さて、スピーキングについて考える前に、英会話はまずリスニングからです。これには色々な理由が考えられるのですが、しゃべれるだけで聞き取れない人というのは、他人にとって非常に迷惑だというだけでも十分でしょう（笑）。実際、リスニングの力が上がれば、自然とスピーキングの力も上がります。そこらへんのことは、後に具体的な学習法として詳しく述べます。<br />
<br />
リスニングには、１つとても大切な悟りがあります。それは、英語に限らず、他人の話を理解するためには、音だけでは情報が足りない場合が多いということです。<br />
<br />
「こーあ、ぜんぜん」<br /><br />我々は、例えそれが日本語でも、全ての会話を音だけでは理解していません。天気予報を見ている時に、この「こーあ、ぜんぜん」という音が聞こえたら、それは「高気圧前線」ですね。でもこれが鉄塔の映像と共に聞こえたら「高圧電線」でしょう。<br />
<br />
試しに、良く意識してテレビで誰かがしゃべっている日本語を聞いてみて下さい。アナウンサーの場合は普段から発声練習をしているので、音がそのまま日本語の単語となっていることも多いですが、タレントの会話などは端々でとても聞き取りにくく、我々は音からだけでは、彼らが言っている日本語の意味が理解できないことが感じられるはずです。<br />
<br />
ずばりリスニングとは、①話の流れや状況（天気の話なのか、鉄塔の話なのか）と、②記憶している単語やセンテンス（高気圧前線、高圧電線）を結び付けつつ、聞き取った不完全な音が示す意味を予測し補うことで理解するという行為なのです。<br />
<br />
そもそも、「高気圧前線」や「高圧電線」という単語を知らない人が「こーあ、ぜんぜん」という音を聞いたところで、それが何を意味しているかなどは検討もつかないということです。<br />
<br />
この悟りを英語の聞き取りに適用して考えてみます。例えば、女性が怒りを込めて「ア、ヘイ」と吐き捨てていれば、それは高確率で「I hate it.」です。これがハンカチを道に落とした男性を呼び止めているのであれば「Ah, hey.」のはずです。耳をそばだてている人が「ア、ヘイ」と言えば、おそらくは「I hear it.」です。<br />
<br />
リスニングに強くなるためには、話の流れや状況を理解することに意識を集中させることと、不完全な英語の音に当てはまる可能性のある英文表現を、どれぐらい自分の血肉として記憶できているかが鍵になるということです。これは暗記ではなくて身体に染み込むようなレベルで記憶しているかどうかということです。<br />
<br />
つまり、相当量の英文を身体で記憶していない人にとっては、たとえ状況を理解していたとしても「ア、ヘイ」は、そのまま「ア、ヘイ」にしか聞こえないということです。だって音だけで考えると、本当に「ア、ヘイ」としか言っていないからです。<br />
<br />
ちなみに、話者と面と向かって英会話を聞き取るのと、同じ会話を電話で聞き取るのとでは、面と向かってのほうが数倍簡単です。これは、リスニングには視覚から来る状況判断がとても大切となることの証明でもあります。ここらへんのことを踏まえて、以下が僕が考える効果的な英会話の学習ステップをまとめてみたいと思います。<br />
<br />
ステップ１：リスニングの基礎力練成<br />
まずは相当量の基本英文を身体に染み込ませることから始まります。このためには、基本英文の参考書などでCD付きのものを購入し、出来る限り多くの例文を聞き取り、暗唱できるようになることが第１関門です。このとき、暗唱はブツブツと発音してはいけません。大声で英語っぽく格好をつけて発音するようにしてください。寝言でも基本英文が出てくるほどに、このステップを愚直に行います。通勤の時なども、この基本英文をMP3プレーヤーなどで聞いていると良いでしょうね。<br />
<br />
基本英文集として特に思い浮かぶ良書が無い場合は、個人的にオススメなのが『新・基本英文700選』（駿台文庫）です。本書は受験用のバイブルとして古くから知られている参考書で、重要な表現がとにかく精選されています。数年で廃盤になる怪しいビジネスマン向けの教科書よりも、本書のほうが数倍良いと思います。ちなみに僕がこの英文集を暗記していた頃は、別売りのカセットが7,000円ぐらいしたんですけど、今ではCD付きで1,050円ですよ・・・。ううーん、なんだか悔しい。<br />
<br />
受験勉強ではないので、基本英文を全て完璧に暗唱できるようになる必要は全くありません。それに、そんなに気負ってしまっては、勉強が嫌になってしまいます。基本英文はある程度覚えたな、と思ったら駿台は卒業して（笑）次のステップへ入ります。<br />
<br />
ステップ２：リスニングとスピーキングの橋渡し<br />
好きな映画（もちろん英語モノ）を1本選びます。そして日本語字幕をオフにして映画を観ます。このとき日本語字幕の代わりに英語字幕をオンにしつつ、字幕に出ている英文をしゃべりながら繰り返し観るというのがノウハウです。<br />
<br />
これは映画の画面が伝える視覚的な情報と、英語字幕から来る視覚的な情報の双方を贅沢に動員することで、会話が聞き取れる喜びを味わいながら勉強するためです。さっぱり解らんことを繰り返していては、モチベーションが維持できないのが人間です。<br />
<br />
もちろん映画は何でも良いのですが、ビジネス・スクールへの留学を考えているなら『ウォール街』（マイケル・ダグラス）などの、ビジネスに関連する単語が多く出てくる映画が良いんじゃないでしょうか。これがロー・スクールだったら『訴訟』（ジーン・ハックマン）かな。<br />
<br />
ちなみに『訴訟』は、ロー・スクールに限らず、ビジネス・スクールでもコーポレート・ガバナンス関連のケースとして頻繁に使われる有名な「フォード社ピント事件」が基ネタです。僕の場合はガバナンスの授業で、まさにこのピント事件の模擬裁判をやらされましたので、この映画を観ておいて大変助かった記憶があります。<br />
<br />
ステップ２を何度も繰り返して、映画の台詞を覚えましょう。慣れてきたら、英語字幕も切ってしまいましょう。しつこいですが、発声するときは、とにかくボソボソとではなく、恥ずかしがらずに大声でやって下さい。これは、自分の発音を自分の耳できちんと聞くことで、基礎となる英文を確実に身体に染み込ませるためです。ただし、受験勉強ではないので、映画の台詞を完璧に暗唱するようなことは目指さないようにして下さい。<br />
<br />
実は何事もそうなのですが、ある目標を0%から初めて80%完成させるのに必要な労力を80馬力としたとき、最後の20%を完成させるための労力は、20馬力ではありません。ラストの詰めというのは、それこそ120馬力ぐらい、それまでとは比較にならないほどの労力がかかります。ここで無駄な馬力を使ってしまうと、力尽きてしまい、やる気が失われてしまいます。8割も到達すれば十分です。さっさと次に進みましょう。<br />
<br />
ステップ３：スピーキング力の練成<br />
基本英文も結構覚えたし、映画の台詞を寝言でしゃべるようになったら、いよいよスピーキングの練成に取り掛かるときです。効果だけを考えれば、マンツーマンの英会話学校に通ったり、語学留学をするのが一番なのでしょうが、これらはお金も時間もかかります。ここでは英会話学校に行ったり、留学をすること無しに会話力を鍛える方法を考えます。<br />
<br />
スピーキングに強くなるために必要なことは、とにかく場数を踏むということです。発音や正しい文法を気にしすぎて、せっかくしゃべるチャンスがあっても、場数を稼ごうとしないことが日本人の悪い癖です。恥を恐れず「Samurai English」で十分。外国人とのパーティーなどで、少しでも英語をしゃべるチャンスがあったら、積極的にそれを利用しましょう。・・・そうは言っても、外国人とのパーティーに参加する機会なんて、なかなかありません（笑）。<br />
<br />
自分の経験を思い出して最も効果が高かったのが、以前勤務していた会社で同僚と作った英会話の勉強会でした。だいたい同じ英語レベルの同僚が毎朝集まって、日本語禁止、とにかく英語でしゃべります。今晩どこに飲みに行こうかとか、今朝の新聞の記事とか、仕事のこととか、話題は何でも良いので、とにかくしゃべります。実は、居酒屋でもこのグループでは英語オンリーで会話したりもしていました。ウザいですが、それでも周囲は、台湾人と日本人のミックスグループなんだろうな、ぐらいにしか思いませんので、それほど恥ずかしくありません。<br />
<br />
さて、複雑な内容を伝えようとすると、必ず語彙が足りなくなるので、会話は連想ゲーム化します。実は、これが会話力を養うために、とても大切なポイントになります。英会話において自分の言いたいことを表現するのに適切な単語が出てこないということは、実はしょっちゅうあるのです。<br />
<br />
例えば「マグロ」と言いたいのに「tuna」が出てこない。英会話力に優れた人は、こんなとき「What's the word for it…」なんて言って眉をしかめてから「a big fish, silver on the outside, red inside, used in sushi, it can swim at up to 160 kilometers per hour…」という具合に、別の単語を複数並べることで、連想ゲームを始めるのです。<br />
<br />
面白いことに、この連想ゲームでは、相手も「Oh, that fish. I see!」なんて言って「tuna」が出てこないことがあります（笑）。それでも言いたいことは伝わっているのです。会話のエッセンスは、自分の言いたいことを、相手に正しく伝えることですから、この時点で「tuna」は「that fish」として扱われ、話は支障なく次に進みます。<br />
<br />
同じ内容の話を、別の表現方法を用いて言い表す力というのは、英会話の現場においては強調してもしきれないほどに重要な能力です。ところがこの能力は、実際に誰かと話をしてみて単語につまってみないことには、なかなか養うことは出来ません。スピーキングの力を養うためには、対話するための相手がどうしても必要なのです。英会話学校に行けない場合は、友達を見つけて、こうした連想ゲームのトレーニングを積むのがベストでしょう。<br />
<br />
終わりに<br />
英会話のキーポイントは、結局どれだけ多くの英語表現を自分の血肉として身体に記憶させているかということに尽きると思います。ある程度の基本英文を身体に記憶させる前に英会話学校に通ったり語学留学をするのは、個人的には、お金と時間の無駄だと考えています。またくれぐれも、ビジネス・スクールを英会話学校にしてしまわないように注意すべきです。<br />
<br />
英会話の力は、少し休んでいると急速に衰えます。実際に英語だけでなんとかかんとか仕事をしている僕も、週末は英語を話す機会がどうしても少ないので、月曜日の英語力は週の最低となり苦労します。時間が空いているときはCNNを見たり、DVDを観るときは日本語字幕を切ったりすることで、普段から英語のシャワーを浴びるように心がけると良いと思います。それと、英語の歌を覚えてカラオケで歌うというのは、リスニングではなくてスピーキングのトレーニングになり、効果があると思います。<br />
<br />
（おわり）<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/200701/25/05/c0071305_74494.jpg" alt="_c0071305_74494.jpg" class="IMAGE_MID" height="500" width="375" /></center>]]></content>
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