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ネタ元はこちら。ここで紹介されている25個の名言から、特に自分に響いた2つを取り上げます。 Before you speak, listen. Before you write, think. Before you spend, earn. Before you invest, investigate. Before you criticize, wait. Before you pray, forgive. Before you quit, try. Before you retire, save. Before you die, give.
「mean」は、とても便利で口語でも文語でも頻繁に使用される言葉なんですけれど、文脈によって意味が大きく変わるために、気をつけないとならないものでもあります。こういう多義語を理解したいときは、ルーツとなっている語源の意味を知るのが良いと思います。
意味1: 「運ぶ意図」 まず、ゲルマン語源の「mean」は、古い意味に「intend to convey = 運ぶ意図」があります。「頭の中にあるものを、運び伝える」ということから派生して、「意味する、意図する」という「mean」の代表的な意味が出来上がっています。 「意味する」からさらに発展して「mean」は、「重要性を持つ」とか「~という運命である(神がそう意図している)」といった意味にもなります。「何らかの意味がある」ということからか、「He plays a mean guitar = 彼はギターの演奏が上手い」といったポジティブな用法もあります。 意味2: 「一般的な」 古いラテン語源の「mean」には「common = 一般的な」という意味があります。これから「平均の、平均的な」という意味が出ています。この意味には、時代を経るにしたがって「取るに足らない、しみったれた」というネガティブなものも付加されました。平均程度では満足しないのが人間というものなのですね。 ここから意味がさらに発展して、「mean」には「mean streets = 治安の悪い地域」のように「平凡な」というレベルを超えて「卑しい、下劣な」という、よりネガティブな用法もあります。 意味3: 「媒介、手段」 これに対して「means」は、もちろん「mean」の複数形(または三人称単数現在形)である場合もあるのですが、これが「手段」という意味で使用されるときは、単数でも「means」で、それ単独で固有の意味をもつ言葉です。 これはラテン語の「中間的な、間にある、媒介する」という意味の「medium(メディア)」から派生しているようで、現代でも「means = medium」という意味上の関係があります。ここらへんは「中間の、平均の」という意味にもつながっていて、厳密には先の「一般的な」という意味と区別しない場合もあるようです。 用例としては「a means for solving the problem = その問題を解決する手段」という感じです。この手段を表す「means」は、技術文献などに頻出する単語でもあります。この「means」は単複同形で、それが「複数の手段」を意味するときもやはり「means」のままです。熟語としては「by means of ~ = ~(手段)でもって」や「by any means = いかなる手段をもってしても」という表現が頻出しますので、これらは暗記してしまっても良いでしょう。 まとめ 「mean」ぐらいの多義語になると、微妙な意味上のニュアンスについてはネイティブの世界でも混乱があり、文脈次第で柔軟に理解する必要があります。とはいえ、ルーツを考えれば大きく3つぐらいの意味しかないので、状況に応じて、このルーツから意味を推測することはそれほど難しくない・・・かもしれません(笑)。 (おしまい) ヒラメのムニエル ![]() 「英会話の勉強法(案)」 2007-01-25 「重要度を増すinformationとintelligenceの違いに関して」 2007-10-15 ▲
by NED-WLT
| 2008-03-24 22:55
| ビジネス英語カユイ所
支払いは「payment」ですが、これが分割払いとなると「installment(s)」と言う表現になります。インストールというと、普通はソフトのインストールや、取り付け、据付などを意味するので、それと混乱しないように注意が必要です(注1)。特に分割払いでの購入を強調したいときは「payment by (in) installments」とか「installment plan」という具合になります(注2)。
分割払いでの購入を、もう少し上品な感じで表現したいときは「hire-purchase(HP)」という表現(イギリス英語っぽい)が使われます。ここらへんの表現が使えるようになると、「おっ、コイツ英語解ってるな」というイメージを読み手に与えることができるようになる・・・かもしれません(笑)。 ピーターパンで「夢の国」を意味する「never-never land」が語源だと思うのですが、「on the never-never」も、分割払いを意味する、ややスラングっぽい表現です。「I bought a car on the never-never.(私は車を分割払いで買った)」というふうに使います。 ネバネバということで脱線しますが、海外在住者にとっては「never-never」というと思い出されるのは、やはり伝説のホームページ「Never-Never-Land」でしょう。トルコに駐在されていた管理人の方が、納豆恋しさに、ついに納豆を自分で作ってしまうのですが、このホームページでは、そのときに得た納豆製造のノウハウが惜しげもなく公開されています。我が家では「まだ」納豆の製造には手を染めておりませんが、可能性は否めません(笑)。 (おしまい) (注1)日本語でインストールを意味する名詞は「installation」で、「installment」とは異なります。混乱しないように注意する必要があります。 (注2)このスペルは、Lを重ねたり(installment)、重ねなかったり(instalment)します。 ![]() 「英会話の勉強法(案)」 2007-01-25 「お金の時間的価値 (Time Value of Money)」 2007-04-25 ▲
by NED-WLT
| 2008-01-24 03:00
| ビジネス英語カユイ所
日常会話では、「garnish」は「garnish with」という用法で「~を・・・で飾る」という意味で使います。特に料理などの盛り付けに関する表現として頻繁に見かけるように思います。名詞「garnishment」には、飾りという意味以外にも、「美辞麗句」なんていう意味もあります。
ところがこの単語は、ビジネスの現場では一転して「(債権などを)差し押さえる」という意味で使われることが多くなります。基本的に、この「差し押さえ」という意味での「garnishment」は、court order(裁判所の命令)があってはじめて発生するイベントです。 「差し押さえる」と聞くと、なんとなく不動産や宝石などの嗜好品がその対象となるイメージがありますが、「wage garnishment」といって、日本語でいうところの「給与天引き」に近い感覚の差し押さえもあります。一般的には、離婚後の子供の養育費や、その他の賠償金などがこの「wage garnishment」の対象になります。 さて「差し押さえる」と「飾る」というのは、ずいぶんと違う意味のように思われます。しかし「garnish」の語源となっているフランスの古語「garnir」(元をたどればラテン語)には、広義に「守る」という意味があり、そこから派生して、「債権者の権利を守る」ということが「差し押さえる」となり、防具などの装飾から「飾る」という意味が生まれたと考えられます。 (おしまい) ![]() 「英会話の勉強法(案)」 2007-01-25 「起業とアイディアの不幸な関係」 2007-06-05 ▲
by NED-WLT
| 2008-01-19 01:02
| ビジネス英語カユイ所
本来は「自らの意思を放棄する」という意味を持つabandonは、受験英語では「abandon = give up」などという覚え方をするものです。が、ビジネスの文脈においてabandonを使用するときには、もうすこし権利や財産を放棄するというニュアンスが強調されることが多いようです。
たしかに広義にには、「abandon = 捨てる」で問題ありません。しかし「I abandoned a magazine. = 私は雑誌を捨てた」というような場合は、雑誌はゴミ箱に捨てられている必要はなく、その財産権が放棄されていれば十分なので、電車の網棚にポイッとやるようなイメージに近くなります。この点でabandonは、もっと捨てるという動作そのものが強調されている「throw away = 捨てる」、「litter = (くずを)捨てる」や「dump = (不法投棄的に)捨てる」などとは微妙ですが意味の異なる言葉なのです。 例えば「a dumped car」というと、不法投棄されて完全に壊れた車というイメージですが、「an abandoned car」の場合は、所有権が放棄されているだけなので、「もしかしたら、まだ乗れるかもね」という期待が少しあります(笑)。もちろん、こういうのはあくまで文脈次第ですけどね。 ビジネス上のやりとりで、より法的な意味で権利を放棄することを強調したいときには、abandonよりも「waive = 放棄する」や「waiver = 権利放棄(証書)」がよく使用されます。例えば「The company waived the right to claim the credit. = その会社は、その債権の請求権を放棄した」という感じです。 ただ、このwaiveとwaiverは「権利を放棄する」という意味にとどまらず、「免除」という意味で用いられることもあるので(例えば、「visa waiver program = ビザ免除プログラム」とか)、文脈によってその意味を正しく理解する必要のある、ちょっと難しい単語です。 (おしまい) ![]() 「英会話の勉強法(案)」 2007-01-25 ▲
by NED-WLT
| 2007-12-09 01:59
| ビジネス英語カユイ所
直訳すると「第11章」のことです。ですがビジネスの文脈で「Chapter 11」という英語がネガティブな暗示として使われる場合、普通はChapter 11とはアメリカ連邦破産法11章のことを意味しています。アメリカ連邦破産法には、日本でいうところの破産法と会社更生法の両方が含まれており、特にChapter 11は、会社の再生を意図したものです(注)。
「The company cannot avoid Chapter 11 filing. = その会社は、会社更生法の申請を免れることはできない(要するに経営危機に陥っているということ)。」 という具合に使用します。ここで、Chapter 11を「第11章」と直訳してしまうと、何のことだかさっぱり解りませんね(笑)。Chapter 11に対して、同アメリカ連邦破産法のChapter 7は再建を断念し、会社の資産を清算して会社を閉じてしまうことを意図しています。そのため、会社の業績が悪化すれば、Chapter 7か、またはChapter 11の申請ということになるので、「セブン・イレブン」という日本人の生活にとても馴染みの深い語句には、業界によっては意外と悪い意味で使われていたりもします。 でも、Chapter 11に代表されるような会社更生法が適用されれば、会社は即お終いというわけではありません。会社更生法が適用されてから復活を遂げた日本の企業としては、牛丼の吉野家、バッテラで有名な京樽、辞書や書店の三省堂、すばらしい本作りを手がける筑摩書房など、意外と多くの有名どころがあったりもします。 世界の例では、実際にChapter 11を過去に2度も適用され、すわ3度目か?という状態から不死鳥のようなすばらしい復活を果たしたコンチネンタル航空の話がとても勉強になります。 原著: 『From Worst to First 日本語版: 『大逆転!―コンチネンタル航空 奇跡の復活 この度、日本版Chapter 11の適用となってしまったNOVAの再建に携わる方々も、過去の先輩の成功例に倣って、是非とも頑張ってもらいたいです。 (おしまい) (注)僕の手元にある法律用語辞典では、Chapter 11は会社更生法に近いとなっていますが、Wikipediaによると、これはむしろ民事再生法により近いとされています。より詳しい情報に関しては、専門の弁護士さんに相談するようにして下さい。 ![]() 「英会話の勉強法(案)」 2007-01-25 ▲
by NED-WLT
| 2007-11-30 03:11
| ビジネス英語カユイ所
日本語の辞書を引くと、informationとintelligenceは、どちらにも「情報」という訳語が与えられています。実際に日本語の「情報」には、informationの意味も、intelligenceの意味も含まれていますから、この訳は間違いであるとは言えません。しかしinformationとintelligenceという言葉の意味は大きく異なり、その違いを正しく意識することは、近年ますます重要になってきていると思います。
*** アメリカ人の上司に市場調査(market analysis)を命じられて、結果のレポートを提出したところ、 「こんなのは、informationに過ぎない。intelligenceを持って来い!」 なんて言われることも、いつかあるかもしれません。その上司に「今どき、コイツはinformationとintelligenceの違いもわからないのか・・・」と思われないようにしておくことは、色々な意味で無駄にはならないと思うのです。 さて、intelligence。普段、英語に接する機会の多い方であれば、このintelligenceはざっくり言って「知能(的)」というポジティブな意味があり、現実には「諜報」というニュアンスで軍事関係の用語として用いられることが多く、米CIAや英MI6の真ん中のIが、このintelligenceを現している(CIA = Central Intelligence Agency / MI6 = Military Intelligence 6)ということはご存知かもしれません。 では、intelligenceという単語は、それ単独で軍事的な情報のことだけを指すのかというと、必ずしもそうではありません。実際に欧米のビジネスの現場では「market intelligence」とか「business intelligence」、「competitive intelligence」という言葉が頻出しますが、それらの中身は、政府機関によるスパイ活動(military intelligence)とは仮に似ているところがあったとしても、根本的にその目的とするところが異なります。 言葉ですからもちろん曖昧な部分もあるのですが、簡単に言ってしまえば、informationというのは加工されていない生データか、それに近いものです。これに対してintelligenceとは、数あるinformationを必要性や信頼性に応じて取捨選択し、その内容を分析し、さらには分析をする人間の解釈まで加えられているような、informationからは何歩もプロセスが進んだ結果として得られるもののことを指しています。残念ながら、このintelligenceに正しく対応するような日本語の語彙は存在しないので、日本でintelligenceに関する議論をするときは、そのままインテリジェンスというカタカナ語を利用するしかないでしょう。 もう一歩だけ話を突っ込んでおきます。自然にどこからか生まれてくるinformationとは違って、intelligenceは「何らかの決断を助ける」ためにアナリストによって能動的に生み出されます。informationはそこらへんを漂っているものですが、intelligenceにはdecision makerを助けるという明確な存在の目的があるのです。そんなintelligenceには、良いintelligenceと悪いintelligenceを分けるための4つの評価軸が存在すると考えられています(注1)。 評価軸1.timely 良いintelligenceは、何らかの決断のためにこそ求められるのですから、決断にとって常にタイミングが重要である以上、そうしたintelligenceの創出もタイミングが命となります。より多くのinformationを集めることに集中してしまって、タイミングを犠牲にしてしまうのは、intelligenceの創出においては時に「collectionの罠」とも呼ばれ、気をつけて避けねばならないこととされています。informationを完全に収集することは不可能であるとして、あるところでcollectionはスパッと止めて、分析に移らないとならないのです。 評価軸2.tailored 良いintelligenceは、ある決断にとって必要となる深さと幅を持っていることが重要で、冗長だったり、または足りなかったりすることはintelligenceの質に問題があるとされます。逆にいうなら、informationのcollectionをはじめる前に、そもそもどういったintelligenceが求められているのかを明確にしないとならないということです。テーラー・メードの服を作るのに、まず身体の寸法を測らずに、サイズの異なる布を探しに行くことはナンセンスなのです。 評価軸3.digestible (easy to digest) 良いintelligenceは、簡単に理解できるフォーマットになっていないとなりません。社長と偶然同じエレベータに乗り合わせたとき、エレベータ内にいる1分間の間に、新事業の提案をするようなことを、特に「エレベータ・ピッチ(elevator pitch)」と言うことがありますが、まさにこれが最高のintelligenceの形態です。ストーリーが「何をするべきか」という提案に関して明確であることが、intelligenceをdigestibleにするための秘訣です。 評価軸4.clear regarding the know and the unknown intelligenceは限られた時間内に創出されます。無限の時間がかけられない以上、intelligenceのベースとなるinformationのcollectionが不完全なものであることは不可避なのです。よって、優れたintelligenceは必ず探したけれど、見つからなかったinformationに関する言及があります。何を知っているかではなく、何を知らないのかを理解することは容易ではありません。だからこそこれが、intelligenceの質を分けるけるポイントになるのです。 *** ネット環境が今ほど整備される以前の社会においては、informationを多く持っているものが競争を優位に戦うことができました。そんな時代には、informationを得ることができるソース(情報源)をどれぐらいたくさん持っているかが勝敗を分ける鍵となりました。 ところが、ネットで検索さえすれば、読みきれないほどのinformationが入手できる現代社会においては、ソースを多く持つことではなくて、まず検索にヒットするinformationを上手に「捨てる」技術を身につけることが求められます。そして手元に残ったinformationを分析し、自分なりの解釈を加えることで自らの中にintelligenceを蓄積して行くことが重要ではないでしょうか。 今回取り上げたintelligenceに関する勉強を進めたい場合は、特にビジネスの文脈からintelligenceを広く研究している学会、Society of Competitive Intelligence Professionals (SCIP)(=「スキップ」と発音します)をゲートウェイにすることをオススメします。 (おしまい) (注1)ここでは『Intelligence: From Secrets to Policy ![]() 「戦略とは何か」 2005-11-10 「「議論を尽くす」という停滞」 2007-07-02 ▲
by NED-WLT
| 2007-10-15 04:54
| ビジネス英語カユイ所
海外に関係するビジネスをしていると、直接会ったことはもちろん、電話で話したこともない外国人からメールをもらうことがあります。そんなとき、相手のファースト・ネームが、NancyやDanielだったりすれば、まあ性別の予測が付いて、返事に「Dear Ms.~」と書くか「Dear Mr.」と書くかで悩むこともありません。
でも現実には、外国人の名前には日本人にとって馴染みの少ないものが多いものです。特に、アジア系や中東系、ロシア系の名前だったりすると、こうした性別の推測はときに随分と難しいものに感じられます。 性別を間違えるのは、やはりどこの国でも失礼なことです。第一印象はできるかぎり大切にするべきなのに、メールの先頭からしてMs.とMr.で間違えてしまってはどうにもよくありません。仮に間違えてしまうとしても、礼儀の正しさを美徳とする日本人として、できる限りのことはしてから間違えたい。 実はこの問題、かなり簡単な解決策があるんです。まずは、頼りになる名前検索サイトを参照するのが「第1の方法」です。僕が知っている名前検索サイトで特に優秀なものは、以下の2つ。検索も比較的簡単で、対象となっている名前がFeminine(女性的)かMasculine(男性的)かを瞬時に判定してくれます。不完全ではありますが、名前の持つ意味やルーツなどに関する知識も得られます。 これらの名前検索サイトはとても使い勝手が良いのですが、僕の経験上、これらのサイトにも載っていない名前に出会うこともあります。そんな場合には、「第2の方法」が使えます。相手のファースト・ネームでGoogleの画像検索をかけるのです。画像検索では、そのファースト・ネームを持つ人物の顔写真がヒットすることが多いので、これだけで大体の性別は予測できます。 それでも、見つからないことがあるのがインド系の人の名前。そもそもファースト・ネームの位置が宗教やカースト、先祖の功績などによって変則的に変わるので、どの名前で検索すればよいのかすらつかめないこともあります。 名前検索を駆使しても、どうしても相手の性別が解らなかったときは、僕の場合は多少面倒でも「第3の方法」、すなわち直接電話をかけて相手の声で性別を確かめることが多いです。電話をする前に予測していた性別は、意外と間違っていたりするものです(笑)。 (おしまい) ![]() 「英会話の勉強法(案)」 2007-01-25 「本を書き、出版するということ」 2010-07-24 ●メルマガ『人材育成を考える』もよろしくお願いします。 ●twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai ▲
by NED-WLT
| 2007-10-12 01:13
| ビジネス英語カユイ所
企業買収(M&A)に関する報道などでは、「デュー・ディリジェンス」という単語が頻出します。日本語の口語では格好を付けて「デューデリ」なんて短縮されたりもします。この単語を直訳すると、「当然なされるべき注意」とか「注意義務」といった感じになり、具体的には何のことだか実はよく解りません。英語の辞書を引いても、意外と載っていなかったりします。実際には、文脈から「企業の調査」ぐらいの意味に理解している方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなdue diligenceについてです。
ある企業を買うということは、簡単に言ってしまえば、貸借対照表上の資産と負債を共に手に入れるということです。そんな企業買収においては、資産や負債を洗い出して、企業の価値をお金という単位で算出することはとても重要なことです(注1)。 企業の売り手は、なるべく高くその企業を買ってもらいたいのですから、在庫の残存評価額を高く見積もったり、売掛金の回収を楽観的に考えたり、特許やブランドなどの無形資産を高く評価したりします。特に不良債権の評価は、売り手と買い手の間で散々もめるのが普通です。現実には、売りに出ている企業には粉飾まがいの財務操作までもが隠されているケースも少なくないと聞きます。 買い手である企業の経営陣は、こうした売り手の意図にコロッと騙されて、不用意に高い買い物をしてしまうと「経営陣は買収先となる企業価値の評価において、適正な評価をしなかった」ということで、株主から損害賠償の訴訟を起こされることになります。こうした背景があって、企業買収においては、買い手の経営陣のdiligence(注意)はdue(当然なされるべき)と呼ばれるのです。 多少高く買ってしまっても、結果として企業グループ全体の業容が拡大すれば良いじゃないか、という考えはとっても甘いです。実は、企業買収の結果として買い手企業の価値が期待通りに高まるという成功ケースは決して多くなく、調査によっては買収の半数以上が事実上の失敗に終わるとも言われているのです(注2)。 ビジネスマンがdue diligenceという言葉を使うときは、買収の失敗確率が高いという事実と合わせて、その言葉の裏に隠れた訴訟の緊張感(訴訟リスク回避)が感じられないと、実務的にはちょっと嘘っぽいと思うのです。そんなわけで、due diligenceという単語から連想されるイメージには、スマートな投資銀行家ばかりでなく、会計士と弁護士が出てくるのは自然なことなのです。 (おしまい) (注1)企業価値というものを、資産の評価額ではなくて、企業の将来のキャッシュ・フローを現在価値で評価し(DCF法)、そこから現在の負債を引くという方法で評価するやりかたも広く使われています。実際の企業買収では、企業年金の積み立て状況や抱えている訴訟などの精査なども含めて、企業価値というのは複数の方法でかなり多角的に評価されます。 (注2)企業買収の難しさに関しては、FTCが2003年にまとめた「The Effect of Mergers and Post-Merger Integration: A Review of Business Consulting Literature (pdf)」がよくまとまっていて秀逸だと思います。 ![]() 「英会話の勉強法(案)」 2007-01-25 「お金の時間的価値 (Time Value of Money)」 2007-04-25 ▲
by NED-WLT
| 2007-09-26 06:23
| ビジネス英語カユイ所
horse-trading、直訳すれば馬の売買のことですが、ビジネスや政治の文脈でhorse-tradingというときは普通、細かな条件を1つずつ慎重にギブ&テイクで交換し合うような、抜け目の無い交渉の駆引きのことを指します。交渉が上手な人のことをhorse-traderということもあります。昔の馬のトレーダーたちの交渉力が、いかに凄いものであったかが伺えますね。
現代のビジネスにおいては、特に契約の細かい条件を交渉するときに、このhorse-tradingが大切な基本となります。契約交渉におけるhorse-tradingとは、まず(1)自分達がどうしても譲れない条項と(2)相手が望めば譲歩しても良いと思われる条項の2つを明確に区別し、相手の欲しがる条件に可能な譲歩を示しつつ、自分達の譲れない条項だけはしっかりと通してゆくという流れを持っています。 日本人が交渉下手だという意見は良く聞きますね。そもそも日本人は交渉するということに対して「潔くない」とか「がめつい」といったネガティブな印象を持っているからかもしれません。日本人同士の国内取引であれば、長期的な付き合いを前提に、お互いに条件を譲り合うような交渉スタイルもあり得るかもしれませんが、国外の相手と交渉をするときはやはりhorse-traderにならないといけないでしょう。 (おしまい) ![]() 「英会話の勉強法(案)」 2007-01-25 ▲
by NED-WLT
| 2007-09-17 02:14
| ビジネス英語カユイ所
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