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これから日本の将来を考える人は、きっと岩瀬大輔(いわせ ・だいすけ)という名前に何度も触れることになるでしょう。まだ直接お会いしたことは無いのですが、共通の知り合いが何人かあり、伝聞からの想像ですが、僕は岩瀬さんに、これ以上アップ・サイドで尖っている人材もないという印象を持っています。
開成から東大、在学中に司法試験に受かるも弁護士にはならず、ボストン・コンサルティングやリップル・ウッドを経て、ハーバードMBAにて、日本人としては4人目となる上位5%の優秀な成績(べイカー・スカラー)を取得。 まあ、嫌味を通り越して、あきれるぐらい輝かしいキャリアなわけです(笑)。そんな岩瀬さんは、金銭的には、おそらく他のオプションとは比較にならないほど高額だったであろう、ウォールストリートのヘッジファンドからのオファーも断ったりしています。 僕らの両親が育ったような時代はまだしも、これだけ価値観やオポチュニティが多様化した、成熟化した資本主義の時代において、一度しかないワイルドでかけがえのない自分の人生を、大きくて有名な組織で安定を求めてあくせく働いて過ごすことの意味は、もはやなくなった。とにかくワクワクする毎日を送れる職場を、全力で追い求めるべきだ。岩瀬さんが、多くのビジネスマンが憧れるようなポジションを次々と蹴り、自らの明確な価値観の軸をもって、ついに練り上げたのが生命保険ベンチャー、ライフネット生命保険株式会社です。実は岩瀬さんが生命保険をやるということが話題になったとき、少なからぬ人が「何故、生命保険なのか?」という問いを立てました。 僕はそれを受けて、「起業とアイディアの不幸な関係」という拙著『はじめての課長の教科書』にも編集・収録されたエントリを上げ、ベンチャーにおいて本当に大事なのは、何をやるか(what)ではなくて、誰がやるのか(who)であるという点を指摘しました。 ビジネスマンとしての能力がワールドクラスになると、普通は他流試合が出来るようになります。他流試合が出来る人材にとっては、もちろん得意・不得意はあっても、大きな枠組みとして何をやるかというのは、実は副次的な質問にすぎません。 「自分の恋人や友人など、親しい人に、自信を持って薦められる保険しか作らない、売らない」嫌味でも意地悪でもなくて、岩瀬さんクラスであれば、この言葉の「保険」という部分は、いかなる「商品」とも言い換えることが可能なのです。そんな岩瀬さんが、信頼できる仲間と一緒に本気で取り掛かるのですから、日本の生命保険は、これから良い方向に変わると思います。 意外と忘れられていることですが、保険というのは銀行などと競合する金融機関であり、生命保険というのは立派な金融商品だということです。日本人のお金に対する考え方も少しずつ変化してきており、今後は保障部分の保険料を少なめにして、老後の資産形成へのシフトを考える動きが顕在化するはずです。 そんな中で、他社と比較して、同じ条件であれば圧倒的に安く、同じ価格であれば圧倒的に条件の良い生命保険を提供することの価値は際立っていると言えるでしょう。 これまでの日本の生命保険というのは、かなり悪く言えば「消費者の無知」にあぐらをかいてきたわけです。その意味で、ライフネットがフォーカスするべきなのは、消費者の金融教育だと僕は思います。 言うまでもないことですが、念のため。僕は、これまで日本の生命保険を支えてきた人々が間違っているとか、そういうことを主張しているのではありません。実際に生保レディーの力で救われた人は数え切れないはずです。僕の亡き祖母も、生保レディーでした。 僕が言いたいのは、現代はついに高度な知識を瞬時にシェアできるネット時代に突入し、金融の世界にも、大きな変化の波がすぐそこまで来ているということです。ネット生保は、ライフネットがやらなければ、他の誰かがいずれやることです。それが正しいか間違っているかという議論は、蒸気機関が正しいか間違っているかという議論と同じで、全く無意味です。 業界再編には多くの涙が流されます。組織としての経験不足からくるトラブルもあるでしょう。しかし僕は、日本の将来のために、このベンチャーを心より応援しています。 (お祝いに代えて) 炎
by NED-WLT
| 2008-05-20 03:27
| 時事評論のまね
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