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拙著、『はじめての課長の教科書』の草稿段階では、最終版として本になった原稿よりもたくさんのコラムが挿入されていました。こうしたコラムを、最終版に向かうにつれて、次々とカットをしなければならなくなったのは、僕が必要以上に原稿の分量を書きすぎていて、ページ数が増えすぎたためです(汗)。
でもそこはブログ時代。せっかくだからということで、そんな具合でカットしたところを、これまでにも『課長の教科書』カテゴリで、何度かご紹介してきました。要するに、映画のDVDによくある「特典映像」のようなものです。本を購入しなくても読めてしまうので、厳密には特典とは言えないのですが・・・(笑)。今回のエントリも、そんなカットされたコラムの1つです。 *** 権威が間違うとき 人間社会における権威のシステムは社会に多くの進歩をもたらしてきました。権威が無ければ法律も生まれませんし、警察だって活動できません。建築でも、漁業でも、貿易でも、医療でも、製造業でも、どんな分野においても専門家たちの意見を信じて社会が運営されたほうが、素人の「思いつき」でもって社会が運営されるよりも「通常は」良い結果が期待できるでしょう。 実際、権威に盲目的に従ったほうが「ほとんどの場合」適切な行動を取ることになるからこそ、権威のシステムというのはずっと存在してきたのです。我々は事実、子供に対して、親の権威、教師の権威、医者の権威、歯医者の権威など、多くの権威に盲目的に服従することを強制します。世界中の国歌や校歌、宗教や童話などの多くは、権威への服従を盛り込んでいます。 しかし、このようにして盲目的な服従を教えられてきたからこそ、権威が間違っていると感じた場合にも、権威のほうが正しいと信じたい気持ちが誰にでも生じる危険性があるのです。具体的な例としては、医者の判断が明らかに間違っていても指摘すらできない看護婦のケースや、パイロットの判断が明らかに間違っていても墜落するまで自分の意見を決して言わないフライト・アテンダントのケースなどきりがありません(注1)。 ところで、このようにして権威が間違うのは、その多くはルーティンワークではなくて、特に例外的に発生した問題の処理においてであるという点は注目に値します。例外的に発生する問題というのは、どうしてもデータの蓄積などが不十分なので、誰の決断であっても、間違う可能性がルーティンワークの場合よりも高くなるのは当然でしょう。 ですから、課長として例外処理をしたりするときは、自分から進んで部下、同僚や上司の反論を求める態度がとても重要になってきます。特に部下は、もともと上司という「権威」に逆らうようには教育されてはいないのですから、例外処理においては、課長は意識して部下からの反論を求める必要があります。 マズローの欲求段階説で特に有名な心理学者のマズローも、「専門家が見見過ごしているものを、駆け出しの人間が見出すということが、しばしばある」と警告しています。部下が経験不足であるからといって、彼らの意見が意味のないものであるとは限らないのです。 確かに例外処理は、課長の仕事です(注2)。しかし、それは課長一人でこなすべき仕事であるという意味ではないことには、十分に注意する必要があるでしょう。 (おしまい) (注1)ここまでの記述は、主に名著『影響力の武器』を参考にして書かれています。ここらへんの内容をより深く知りたい方は、この本を参照してみて下さい。名著なので、正直、図書館に無ければイキナリ買ってしまっても、まず間違いないと思います。 (注2)例外的に発生する問題と課長の関係については、詳しく拙著の中で説明されています。気になる場合は、拙著(第1章の第8項、「ピラミッド型組織での課長の役割」)を当たってみてください。拙著は、立ち読みでも・・・とりあえずは可です(笑)。 ある日の夕暮れ
by NED-WLT
| 2008-03-05 03:05
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