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なんとなく中国の故事のようですが、この「脱皮できない蛇は滅びる」というのは、あのニーチェの言葉だそうです。現代思想に多大なる影響を与えたニーチェによる格言ともなれば、悩み多きときに、やりすごすこともできますまい(注1)。
脱皮にはタイミングというものがあって、それは脱皮を試みる本人にしか解らないものです。誰かが外から脱皮を助けてやるということも可能かもしれませんが、それには本人に「脱皮したい」という強い意思があることが前提となるでしょう。 脱皮には恐怖がついてまわります。それは新しい自分になるということであり、その新しさを得るために、これまで築いてきた愛着のある「ヌクヌクとした衣」を捨てるという行為だからです。 しかも新しい自分のほうが、これまでの自分よりも良いかどうかは、実際に変わってみるまで誰にも解らないという高リスクのオマケまで付いてきます。脱皮し続けたニーチェが、精神病院での死を迎えているというのは、ある意味で偶然ではないのです。 しかし、自らこれと決めて変化することは誰にとっても怖いことだからこそ(そしてマジョリティーはそんな変化を選ばないからこそ)、変化の結果として得られるモノに「希少性」が生まれる可能性があるのでしょう。 誰にでも手に入る希少性の無いものは、特に「コモディティー」と呼ばれ、その価値はどこまでも下落する運命にあるのです。企業としても人材としても、変化よりも恐れるべきなのは、自らのコモディティー化なのです(注2)。 生命というシステムは、そのグランド・デザインからして、イノベーションに価値を置くように出来ているのかもしれません。 履きなれたジーンズのウエストが最近どうもきついというのは、今回の脱皮の話とは全然関係がありませんからね(笑)。 (おしまい) (注1)脱皮する動物や昆虫は他にも多くいますが、蛇がこの格言に選ばれているのは偶然ではないと思われます。手足がない独特の姿と毒をも持つ蛇は、古来より世界中で人々の信仰の対象となっており、その脱皮は特に「死と再生」を連想させてきたという背景があるからです。ニーチェの有名な「神は死んだ」という言葉も、この「蛇」のストーリーと無縁ではないのかもしれません。そういえば、蛇の抜け殻を財布に入れておくとお金持ちになる、なんていう風習も日本に残っていますね。 (注2)BCGの元日本代表で、ドリームインキュベータ会長の堀紘一氏には、変われないままに人員ばかりを抱えている大企業への警鐘の意味を込めていると思われる、この格言と同名の著作『脱皮できない蛇は死ぬ』(プレジデント社、1988年)があります。だから?うーん。 うーん、困ったな 「日蘭交差点(1): 西周が見たオランダ」 2007-01-12 「ニューヨークに無いもの」 2006-09-05
by NED-WLT
| 2008-02-19 03:06
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