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先のCSFとKPIで「次はBSCだな」とピンと来る人もいたと思うのですが、今回はそんなバランス・スコアカード(BSC)についてです。企業の経営におけるCSFとKPIは、言うなればエンジンと車輪のようなもので、お互いに切っても切れないペアとも言える概念です。
そんなCSFとKPIにとって、このBSCと呼ばれるツールは、必ずしもセットである必要はないものの、「とても相性が良い」存在なのです。CSFとKPIに関して、まだエントリを読んでいただいていない方は、下のリンクよりどうぞ。 あっ、今ここまで読んで、「めんどくさい」と思った方、ここで一度理解しておかないと、とても大きなものを失いますよ(笑)。おそらく、この重要な3つの概念(CSF、KPI、BSC)について、僕のブログ以上に簡素にまとめてあるサイトは、日本では非常に少ないと思います。とにかく我慢して、ほんとは少しも難しくないので、業務改善のための踏ん張りどころとしてもらいたいです。 さて、企業の業績評価というと、どこの会社でも、最低でも「財務的な視点」からの評価はするでしょう。いくら儲かったかとか、従業員一人当たりの売り上げはいくらだとか、昨年と比較して何%成長したかとか、そういうことは、もうずっと昔から実施されてきたわけです。 しかし財務状態だけを測定していたのでは、現代の経営は成り立ちません。競合との差別化もできません。会社の健康状態を測定し、より高い業績を目指すために、なんとしても財務以外の視点が欲しい・・・。そんな背景から90年代頭に登場したのが、このBSCという概念なのです。 BSCとは「財務の視点」に「顧客の視点(顧客満足度など)」、「業務プロセスの視点(基幹業務システムなど)」と「学習と成長の視点(従業員のトレーニングなど)」を加えて、4つの視点において、それぞれにCSFとKPIを設定し、会社の将来をコントロールして行くためのツールです(注1)。 注意したいのは、このBSCというのは、非常に便利ではあっても、あくまでもKPIの測定結果を表示するディスプレーのようなものに過ぎず、戦略の肝となる部分は、CSFの数をいかにして最小限とし(選択と集中の戦略をとるため)、それぞれについて、どれぐらい優れたKPIを設定するのかにかかっています。BSC自体は決して戦略ではなくて、あくまでもモニタリング・ツールです。 特にITシステムによって洗練されたBSCは、自動車の各種メーターが表示されるダッシュボードにちなんで「経営ダッシュボード」とも呼ばれ、多くの先進的な企業で採用されています。KPIが期待に反して達成されていないようなときなどは、自動で経営者の携帯電話にメールでその旨のアラートをくれたりもします。 しかし再度注意を喚起しておきますが、BSCも、こうした経営ダッシュボードも所詮はツールにすぎず、それは戦略ではないということを忘れてしまってはならないのです。それは自動車を前に進めるのは、スピード・メーターではなくてエンジンと車輪であるというのと同じことです。 要するにこのBSCという概念が企業にもたらした最も重要なものは「財務以外のこともきちんと管理して行こうという態度」なのであって、BSCはCSFやKPIの上位概念ではありません。 ネットで見かけるBSCは、時にCSFとKPIの上位概念であるかのように書かれていたりするので、そこらへんは気をつけたほうが良いと思います。実際、ある意味でBSCというのは、CSFの一種であるとも言えるぐらいで、むしろCSFの下位概念として理解しておくぐらいがちょうどよいと思います。 とはいえ・・・一度BSCの魅力にはまると、経営者にとっては、それはとても使い心地の良いツールであるということは、ここでも述べておきたいと思います。よろしければ、BSCの御社への導入、某戦略コンサルよりもずっと格安で、僕がお手伝いしますよ(笑)。 (おしまい) (注1)これに「製品開発の視点」や「知的財産権の視点」などをさらに加えたりすることもあります。実際には、むしろ組織ごとに特色のあるBSCを持つべきでしょう。 ゆで野菜のあえもの ![]() 「戦略とは何か」 2005-11-10 「ラベリング効果 (labeling effect)」 2008-01-11 「ホーソン効果 (Hawthorne effect)」 2007-07-08 ![]() ■ 拙著の出版キャンペーン、やってます。お時間があれば、是非、よろしくお願いします。
by NED-WLT
| 2008-02-17 07:17
| ちょっぴり経営学
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