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フラット化による課長の、以下の図によるような「中抜き」が起こるのであれば、課長の重要性は事実上減少しつつあるのではないか?
しかし、拙著『はじめての課長の教科書』はまだ予約受付開始2日後にも関わらず、小飼弾さまの書評と、ブログ読者の皆様の援護射撃により、アマゾン書店ベストセラー(総合)ランク入り(現時点で49位)を果たしたことから、「日本は課長に関する考察に飢えている」と判断し、もう少し僕のブログでも課長について考えてきたことを、不確かなままではありますが、オープンにしてみることにします。せっかくのブログですから、異論、反論をお願いします。「こんなデータがあったよ」なんていうのも大歓迎です。 さて、確かに企業組織のフラット化は世界規模で起こっています。でも、フラット化によって「君たちはイラナイよ」という厳しい宣告を受けているのは、実は数字の上では、中間管理職層ではありません。 とりあえず必要無いということが確実だと解っているのは、社長と部長の間にウジャウジャいる(いた)会社役員層です。そうした役員は、現場の情報に疎いばかりか、経営責任についても実に中途半端なものがあるので、社内政治ぐらいしか精を出すことがない・・・と言えば言いすぎでしょうか。 組織のフラット化というのは、何故だか一般に中間管理職がゴッソリと抜けるようなイメージがありますが、現実に「数字の上で」多数抜け落ちているのは、部長と社長の間にある(あった)不可解で政治的なレイヤーです(注1)。つまり、組織のフラット化の構造についての僕の仮説は以下のようなものです。 これに対して、中間管理職の人数は、どうもあまり変化が無いという話です。ちょっと古いデータですが、厚生労働省による平成13年版の「労働経済の分析」から引用してみます。 情報通信技術革新により中間管理職が減少すると指摘されることがあるが、第2節でみたように、情報通信技術革新の先進国であるアメリカでは管理職をはじめとするホワイトカラーの雇用は増加している。また、我が国でも従業員の高齢化が進む中で、部長、課長、係長など何らかの役職に就いている者(役職者)の割合は高まっており、中間管理職が減少するといった傾向はみられない。このように少なくともマクロ的なレベルでは中間管理職の減少は確認されていない。この厚生労働省のデータからすれば、僕の仮説はほぼ証明されたような気分になります。しかし残念ながら、このデータは対外的には中間管理職であっても、現実には「窓際族」であったり、本当は部下のいない「とりあえず長」だったりする人々と、実際の中間管理職を区別してはいないのです。 この意味で、僕のこの仮説は、書籍として外に出すには弱い。 プロの研究者による分析を待ちたいところです。 とはいえ短期的な意味では、もうすぐ中間管理職として働いていた団塊の世代が一斉に定年となりますから、中間管理職たるべきスキルを持った人材が足りなくなるはずで、末端レベルにいた人たちがそこを埋めることになるでしょう。 そうした意味では、今現在、係長級の人にはチャンス到来というわけですね。先にも述べたとおり、係長というのは、課長として仕事ができると周囲に認められない限りは課長に昇進できないのですから、是非とも、図書館ででも良いので(強がりです)拙著『はじめての課長の教科書』を読んでいただきたいです。 実務レベルでは、業務の複雑さが急増している現代社会においては、課単位で扱うべき専門性が増えすぎていて、課のサイズは人数的には小さくなりつつあるのではないでしょうか。そして課毎の人数が少なくなった分だけ、それは「課長」という名前ではないかもしれませんが、いわゆる課長級のポジションは増えていると予想されます。 もちろん、今回参照したデータは最新のものではありませんし、未来がどうなるかなんて確実には解りません。それでも、組織のフラット化によって地位を追われることになるのは、経営者に近い層であって、現場に近い、真の中間管理職層ではないというのが、僕の(現在の)見解です。 (おしまい) (注1)現在、大組織の経営者の給与が跳ね上がっているのは、最少人数で巨大な組織を運営するような人材(それはもう天才でしょう)が足りないというのが背景にあるのではないかと思うのです。 「本を、書きました。」 2008-01-31
by NED-WLT
| 2008-02-02 14:10
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