秋、初めての北海道、やっぱりグルメ観光

北海道、実は今回の出張で訪れたのが初めてでした。北海道は、食事ばかりでなく、空気までもがとても美味しく感じられるすばらしいところでした。時間に制約があったため、主に札幌近郊しか楽しめなかったのが残念でしたが、また必ず訪れたいと思います。

まず、札幌で印象に残ったレストランや飲食物を忘れないうちにピックアップしておきます。ホテルのコンシェルジュや、タクシーの運転手さんなどと相談しつつ、ホテルの朝食はスキップして、1日に少なくとも4、5食は札幌の味をトライしました。ほとんど、外食産業のマーケティング担当のようです（笑）。

夜空のジンギスカン
生でも食べられるという新鮮な生ラムが売りのレストランです。そんな生ラムは、表面だけ軽く焼いてレアで楽しみました。生ラムはもちろん美味しかったのですが、それ以上にすばらしかったのが、日高産エゾジカ（写真）でした。今年の春にドイツで食べた鹿の肉とはまた、全く違った味わいでした。お店が朝の3時まで開いているというのも、遅くまで飲むのが好きな人にはうれしいポイントです。夜中で眠いはずなのに、店員さんの対応も気持ちよくて、すっかりファンになりました。


炙屋（あぶりや）
ちょっと値の張る料理が多いのですが、広い店内の雰囲気は落ち着いていて、リラックスできる空間が演出されています。予約があいていれば是非、個室（別料金）で楽しみたいお店です。ちなみに僕が行ったのは、札幌市内に4店舗あるお店の中の総本店。特に印象的だったのが、北海道、鵡川（むかわ）で今朝獲れたばかりだという「ししゃも（写真）」でした。


若駒
観光客レベルで、札幌で海鮮を楽しむのであれば、やはり中央卸売市場のすぐ外にある場外市場でしょう。そんな場外市場の複数のお店で、ウニ・イクラ丼（2色丼）を食べましたが、個人的に一番美味しかったのが、この若駒のウニ・イクラ丼（写真）でした。朝の７時から出してくれる朝食メニューを見ているだけでも、ため息が出ます（笑）。


かま栄
カマボコ屋さんなので、レストランではないのですが、別名「揚げはんぺん」とも呼ばれる、ここの「ひら天」だけは食べておいたほうが良いです。本店は小樽にあるのですが、札幌市内にはもちろん千歳空港内にも出店があり、そこでも揚げたての「ひら天」を食べることができます。僕は、この「ひら天」を買って、その場でむしゃむしゃとやりました。写真は、「ひら天」ではなくて、このお店で売っていた“本当の”蟹カマボコです（笑）。


味の時計台
千歳空港内にも店舗を出している札幌がルーツのラーメン屋チェーン、味の時計台。ここの味噌ラーメン（写真）がとても美味しかったです。何の情報も持たず、オランダから関空経由で千歳空港に降り立ったその足で、いきなり空港内の店で味噌ラーメンを注文した自分は、きっと北海道の神様に愛されていたのだと思います（笑）。


じゃがポックル
極端な品薄常態が続いており、かなり入手が困難と言われる北海道限定スナック「じゃがポックル」。帰りの千歳空港であっさり3箱ゲットするあたりは、まあ幸運だったとしか言いようがありません。結局、2箱は出版でお世話になる出版社の皆様にお分けし、オランダには1箱だけ持って帰ってきました。食べてびっくり、これはこれまでに無かった食感です。でもカルビーのマーケティング戦略に乗って、大騒ぎするのは悔しい（笑）。カルビーにとっては、この製品はトヨタのレクサスのようなものなのだと思います。


サッポロクラシック
北海道限定ビールであるサッポロクラシックは、今年で販売23年目とか。北海道で生まれたサッポロビールが、地元への感謝の気持ちにこだわって、このビールを北海道限定としているところに感動します。このサッポロクラシックのすっきりとした味は、北海道のすばらしい食べ物の味を引き立てているように感じました。北極星をイメージしたという星のマークは、北海道に夢を託すサッポロビールの気持ちだとか。

念のために最後に付け加えておきますが、僕は北海道に仕事で行ったのです。仕事ですよ、仕事（笑）。北海道の秋の味覚、最高でした。

（おしまい）