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今月読んだ本の中で最も感銘を受けたのが本書『シュルレアリスムとは何か
美術に関するバックグラウンドが全く無くとも、いきなりツルツルと読める敷居の低さは、本書が講義の録音をベースにした口語調の文体で書かれているということもあるのでしょうが、その本当の理由は、本書が美術という枠を超えて、人間にとってより本質的な「何か」を語っているからなのだと思います。だいたい、「シュール」という語彙が意味するところすら、僕は正しくは知りませんでした。 僕は、本書によって自分がいかに世界のエッジを真剣に観察してこなかったのかということに気づかされ、大きなショックを受けました。目が覚めていると変だと感じるようなことも、夢の中では少しも不思議だとは思わずに受け止めていたりしますよね。その理由が本書のおかげで今は少しだけわかります。それに良い写真には「何が写っていなければならないか」ということにも確信がもてた気がします。自分がそんな写真を撮れるかどうかは別の話ですけどね(笑)。 現実と超現実に境界は無く、それは連続しています。どこか日本神道にも通じるような気づきは清々しく、次に美術館を訪れるときには、作品の中にある超現実をより深く楽しむことができそうです。本書は、擬似ユートピア化しつつある近代日本について警鐘を鳴らしつつ終わるのですが、その指摘するところには別役実の芝居にある怖さを連想させます。 文庫なのに1,260円もするのですが、内容はもちろん、本書の充実した脚注と図版を考えるとむしろ安すぎるぐらいです。本の厚さも手に持った感触が丁度良いようにデザインされているように感じました。ちなみに古本を買う場合は、文庫版の元になっている単行本 美術もまた「私」がつくるんじゃないということですね。むしろ、「私」を通じて何ものかがつくるんです。(p82)アマゾンでも残りの在庫が少ないみたいですから、売り切れの場合は、とにかくせめて図書館ででも本書を手に取ってみることをオススメします。 (おわり) ![]()
by NED-WLT
| 2007-09-29 01:45
| 書評&映画評
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