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せっかくの休日、子供をどこかに連れて行ってやりたいと思うのは親心です。ですが休みのたびに子供をテーマパークや遊園地に連れて行ったり、イベントや映画を観にいったりすることにはある種の危険性が含まれていると思います。
テーマパークなどは、様々な「刺激」に溢れています。しかし人間にとって刺激とは、常に「中毒」と表裏一体の関係にあるものです。刺激の強すぎるものを子供に与えてしまうと、刺激への耐性がまだ鍛えられていない子供は簡単に中毒になってしまうと思います。よく取り上げられるこうした中毒の好例はテレビ番組やテレビゲームですが、テーマパークなども子供が自ら「遊んで」いるのではなく「遊ばされている」という文脈においてテレビゲームと本質的には変わらないと僕は思います。 何かを好きになることはとても素敵なことです。しかし好きになることと中毒になることは違います。中毒状態というのは自らが主体的に何かを好きなのではなくて、強い刺激によって好きに「させられてしまっている」状態です。こうした状態に慣れてしまうと、子供の中で「好き」という本来は内発的であるはずの概念が、「強い刺激」という外発的な概念に一体化してしまい、常に強い刺激を求めて彷徨うようになってしまうかもしれません。 自分を中毒にさせてくれるような強い刺激を求めて生きるという態度は、極端に言えば、自分の内側には自分の好きなことが何も無く、いつだって他人がプロデュースした刺激を探して生きるということです。いわゆる「自分探し」が流行るというのも結局ここらへんに原因があるのではないかと思います。世間で言う「自分探し」はどこか刺激的な世界旅行を連想させますね。でも自分探しというのは本来、地味で内向きな図書館での読書や自宅での瞑想のようなものではないかと思うのです。 鍵となるのは、その遊びをプロデュースしているのが子供自身かどうかという視点ではないでしょうか。さらに遊びをプロデュースすること自体の喜びを知ることも大切だと思います。大上段に構えれば、自分の遊びを自分でプロデュースするということは、そのまま自らの人生をプロデュースすることに直結していると思います。 もちろん、あまりに子供を世間の刺激から遠ざけて育てるというのも結果として刺激に弱すぎる大人が出来てしまう可能性があり問題だと思います。また程度の差はあれ、人間が楽しいと感じることには何らかの刺激があるものです。刺激というのは人間が生きてゆくためには必要なもので、刺激そのものがイケナイというのではありません。現実にはテーマパークやテレビゲームが問題となるのも、それらを利用する頻度であって、その存在自体ではありません。僕自身もゲーム好きです。 要するに刺激というのは人が生きてゆくために使いこなして行かねばならない刃物のようなもので、小さな子供にいきなり鋭利な刺身包丁を与えることが間違いであるのと同様に、その程度と頻度を子供の成長度合いに合わせて親がコントロールしてやる必要があるというのが今回のエントリの主旨です。例によってバラバラな構成でしたが(笑)。 子供にとって世界とは完全に未知の場所であり、大人にとっては小さな物事に過ぎないものも、その一つ一つが子供には十分に刺激的な発見なのです。巣穴から砂を運び出すアリを見て1日過ごすこともあるのが子供です。ムリヤリ「楽しい場所」に子供を連れ出すのではなく、子供がその内的な成長に合った「楽しさ」を自分で発見できるような場を提供することが親の役割だと思うのです。 ■我が家の教育戦略: 第9条 人生の本質である「退屈」と向き合い、自ら「楽しさ」を発見して行く機会を子供から奪わない。子供が何かへの熱中を示したとき、それが中毒ではないかを気にかける。子供がある程度の年齢になったら、刺激との付き合い方に関して、きちんと親子で話せるようになりたい。 「取扱注意」 2005-10-22 「余暇に感じる罪悪感」 2007-05-22 「ひとりでいられる能力 (ability to be alone)」 2005-08-21
by NED-WLT
| 2007-06-19 02:03
| 我が家の教育論
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