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昨年に引き続きイギリスのBBCが、世界27カ国の2万8000人を対象に特定の12カ国(注1)と欧州連合(EU)それぞれについて「世界情勢に与えている影響が良いか悪いか」という質問を実施しました。その調査結果が昨日3月5日(月)に発表されました。
さて、日本の世界情勢への対応は世界で最も好意的に見られているのですが、それを国別で比較してみると興味深い事実が浮かび上がってきます。 一部マスコミに言わせれば、中国や韓国からこのような反日的な解答がなされるのは先の戦争のせいだということになるのでしょう。しかし同じように先の戦争で日本が進軍したアジアでも、インドネシア(84%の人が好意的)やフィリピン(70%の人が好意的)では多くの人々が日本のことを高く評価してくれているという事実を踏まえると、事は一部マスコミが伝えるほど単純ではないことが理解できます。本来はこういうことはよっぽど政治的な問題なのに、妙に問題を単純化して伝える報道にも疑問が湧いてきます。 さらに、もう少し突っ込んでレポートを読んでみると、韓国は日本(58%の人が否定的)だけでなく、中国(48%の人が否定的)や北朝鮮(78%の人が否定的)、ロシア(56%の人が否定的)など、実は韓国の周辺諸国全てに関して、あまり好意的には考えていないことが解ります。日韓関係を考えるときは日韓という枠を超えて、韓国とその周辺国という視点も必要なのではないかと考えます。 ところでこの調査結果の元になるアンケートが日本では行われなかったという点は少し気になります。例えば中国を最も高く評価しているのは中国人自身(81%の人が自国に好意的)であるように、日本でアンケートが実施されれば日本の地位はもっと高くなった可能性があります。しかしそうした日本に不利な点があっても日本が好感度でトップになるということは、他の国々は、むしろ日本以上に多くの外交問題を抱えているということを示しているように思われます。 よく一部マスコミから聞く言葉に「日本が孤立する」というものがあります。次にそうした意見を目にするときは、現在世界で最も高く評価されている日本が、そうした世界から「孤立する」とは、具体的にいったい何のことを指しているのかを問う姿勢が必要でしょう。 もちろんBBCの信頼性(注3)は相当高いとはいえ、これらはたった1つの調査結果から導かれた意見に過ぎず、この調査結果だけを持ってして何かを結論づけることは危険です。また何故日本は高い評価を得ているのかという部分に関しては、より突っ込んだ調査・研究が必要だと思います。おそらく『ソフト・パワー』と密接に関連する話題だと思われますが、日本のシンクタンクなどには、是非この点に関する調査・研究をしていただき、広く国内で啓蒙活動を実施していただきたいものです。 (おしまい) (注1)質問の対象となった12カ国は、イギリス、カナダ、中国、フランス、インド、イラン、イスラエル、日本、北朝鮮、ロシア、アメリカ、ベネズエラでした。残念ながらオランダはこの調査対象からも質問対象からも漏れていますので、日蘭データ比較としては扱えませんでした。 (注2)昨年は世界で最も多くの国から好意的に評価されたという意味でトップだったのですが、全体平均では、わずかに欧州連合に遅れを取っていました。しかし今年は数字の上でもトップに輝いています。 (注3)戦争中にイギリスの敵方からすら「BBCの放送であれば信じる」と言われるほどに、圧力に屈しない公正な報道機関として有名です。しかしそんなBBCでも、先のイラクの大量破壊兵器に関する報道では戦争を煽るような報道が為され、大変な問題になったことは記憶に新しいですね。
by NED-WLT
| 2007-03-07 15:43
| 時事評論のまね
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