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まだ、所々で柳沢大臣の現時点での辞任を求める声があるようなので、政治的にそれが正しくないばかりでなく、あるべき論点がずれているということを、これまでとは別の視点から簡単にまとめておきたいと思います。柳沢発言問題は、なんとなく収束しつつあるようにも思われますが、飽きたからといって「なんとなく」流していては、結局、日本の政治は変わりません。
*** 日本には女狐という言葉があります。女性を「キツネ」に例えた言葉です。これは比喩です。ですから、この言葉を持って、日本人は、女性の事を、本気で「キツネ」であると考えていると糾弾するのは的外れです。こういうのを言葉狩りと言います。 柳沢大臣は、女性を例えて「産む機械」と言ってしまいました。非常に悪い例えで、明らかに失言ですが、これは比喩です。ですから、この言葉を持って、大臣は、女性の事を、本気で「産む機械」であると考えていると糾弾することは的外れです。こういうのを言葉狩りと言います。 さて、一部マスコミは、大臣のオリジナル発言を曲げ、大臣があたかも「女性は産む機械」と発言したかのような報道をしました。「女性は産む機械」という表現からは、「女性はキツネ」という表現と同様に、そもそも言い回しが間違っているような印象を受けます。もしかしたら、これは例えたのではなくて、本気でそんなこと考えているのかと勘ぐりたくなるわけです。ちょっとオカシイぞ、と思わされます。 一つ目のスリカエは、誰かが、この比喩を、あたかも比喩ではないかのように扱ったということでした。最もチカラを持っていた捏造は、オリジナルの発言には無かった、「女性は」という主語を付け足すという、一見、ごくごく小さなものです。しかし、この捏造によって、大臣の人格までもが疑われるという強い流れが意図的に作られたのです。 *** 一つ目のスリカエを受けて、大臣の発言を「女性は産む機械」として利用したのは、当然、野党です。政治的には、敵方のミスをチャンスとして利用することは、戦術としてあたりまえのことですから、この点での非難はあまり出来ません。 しかし野党にも、子供に関連して人を傷つける失言があることがバレてしまいました。昨年8月付けの新聞や、今年の2月の新聞でも取り上げられていたのですが、TVタックルが失言のビデオを放映しました。あまり品が良いとは思えませんが、とにかく、それが閲覧可能となっているようですので、ご覧下さい。 「実は愛知も、そして私の住む東京も、生産性が1位2位を争うぐらい低いんですよね。何の生産性が低いか。それは子供を産むという生産性が最も低いんですよね皆さん。」子供を産まないことは悪いことであると言っているように聞こえます。例えば、不妊治療を続けている方々のなかには、この発言をかなり不快なものと感じる人もいらっしゃると思います。この発言について記者に問われた政治家は、記事によると、よく覚えていないということを述べただけで、傷つけたかもしれない人々への明確な謝罪は一切無かったようです。ちなみに上のビデオは、柳沢大臣の問題発言からおよそ10日前、今年の1月18日のものだそうです。よく覚えていないとは・・・。 2月7日の答弁で、柳沢大臣を一番手に糾弾した民主党議員は、記事によると、不妊治療に取り組んで苦労した自らの経験をあえてご説明になり、「(厚労相発言は)子どものいないカップル、女性への配慮のなさを感じざるを得ない」と言葉に実感を込めた、とのことです。確かに大臣の発言は大変な失言だと思いますが、こういうのは・・・どうなんでしょうか。 二つ目のスリカエは、審議拒否までして、柳沢大臣の辞任を強く求めていた野党が一気にトーンダウンしたのは、あたかも野党が政策の議論を重視しているから、としたことでした。本当は、自分たちにも失言があることがバレたからです。 *** ■結論 柳沢大臣も、謝りもしない野党も、どっちもどっちです。どちらも悪い。しかし我々日本国民は、完全に潔癖なスーパーヒーローの登場を待つのではなく、現在ある人材の能力を最大限に活かして行くという発想を持つ必要があると思います。与党、野党共に反省し、失言や過去の失敗によって双方を攻撃しあうことを止め、政策の議論に集中するべきです。双方、今の時点での辞任は必要ないと思います。 悪いのは政治家だと考えるのは、本当はあまり正しくありません。責任は、こうしたスリカエを見抜けない国民の側にもあると思います。日本の政治を変えるためには、国民が、「失言や失敗は許す(もちろん規模による)が、スリカエは絶対に許さない」という態度を貫くことが必要ではないでしょうか。 「捏造の見抜き方」シリーズをアップしているのは、特定のマスコミや政治家を憎んでのことではなく、こうしたスリカエを憎んでのことです。 (おしまい)
by NED-WLT
| 2007-02-14 13:41
| 時事評論のまね
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