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柳沢厚労大臣のいわゆる「産む機械」発言と、それに続く子供2人以上「健全」発言が問題になっています。
しかし、相変わらず発言の一部だけを切り抜いて、あたかも大臣の真意が女性蔑視にあるかのように報道している一部マスコミは大臣よりもずっと罪深く、子供だましの言葉狩りでもって審議拒否を続ける野党は、野党に投票した有権者を愚弄する実に低レベルな行動を取っています。 日本の将来を考えると、一部マスコミによって意図的に引き起こされた言葉狩りでもって大臣を辞めさせることは決して出来ません。マスコミはもはや世論ではないのです。同時に、審議拒否などという卑劣な政治手法を認めるわけにもいかないので、日本国を愛するならば、柳沢大臣を今のタイミングで辞めさせては絶対にいけません。これは本当に、政治の未来のためです。 しかし真意が偏向報道されたとはいえ、大臣が選び取った言葉が下品で、あまりに配慮に欠けるということは事実です。「がんばってもらうしかない」だなんて、子供が心底欲しくてもなかなか恵まれない夫婦や、流産や死産を経験した夫婦には面と向かって言えるものではないでしょう。少子化対策は社会的に非常にデリケートな問題なのに、なんとも政治センスの無い人が大臣として権力を持っていることは、日本国にとって非常に不幸なことだと思います。 とにかく言葉狩りに終始している野党はあまりにもお粗末なので、野党が審議拒否などせずに、しっかりと国会でしかけるべき正しい論点がどこなのか、以下、僕の考えをまとめてみます。 まず、人間をあたかも機械として扱うこと自体は、近代科学、特に西洋医学では何を今更という実にあたりまえのことであって、女性を「産む機械」、男性を「産ませる機械」と仮定し、政策決定に際して、男女の置かれている環境を広く医学的、社会学的に考察し研究することは絶対に必要です。また、個人がどのような状態を「健全」だと考えるかは個人の自由です。政府は出生率の目標を持つべきでしょう。ここらへんで論戦を張っても、所詮は本音と建前の議論になってしまいます。しかし今、忘れられてしまっている本質は、 子供を産むということは、人間の心の問題である ということです(注1)。「年金が破綻するから」とか、「経済規模が縮小して失業者が増えるから」とか、「政府が2人以上子供を産むことを望んでいるから」という理由で子供を産む人なんて、まずどこにもいないのです。 子供のことを無条件に愛してくれる社会を作らないと、子供は産まれて来ない という根源的なことを、是非、再確認してもらいたいです。日本の電車内では、小さな子供を抱えた母親に誰も席を譲らないような光景を目にすることは珍しくありませんね。女性社員が妊娠すれば、会社からはとても嫌がられます。子供が居るというだけで、団地の上のほうの階には入りにくかったりします。教師による児童性犯罪がたくさん報告されています。世界中で流通している小児性愛関連のビデオやゲームの多くが日本製だそうです。そんな日本では、子供を四六時中監視していないと、悪い親と言うレッテルが貼られます。 こんな日本社会には、子供は生まれて来なくて当然じゃないですか? 本当の少子化対策は、こういう心の部分から始まるはずです。「たくさん公園があるから」とか、「たくさん託児所があるから」とか、「たくさん児童福祉センターがあるから」とか、「手当てが増えるから」とか、「なんとか研究所という天下り機関があるから」とか、「いらない新幹線があるから」と言って、子供は生まれて来ないのです。もうこれまでに何度言われてきたのでしょう・・・ 心が入っていない箱だけ作っても駄目 それなのに、未だに政府からは、 「ウァーン、グリーンピアとか無駄遣いしすぎて、年金破綻しちゃうよー。マジやばいって!もっと子供産めよ、愚民ども!でないと破綻だよ!あ、マッサージ機壊れたから新しくするよ。え?子供省?イイネー、新規予算、新規予算、新規予算、ウヘヘ。あと天下り先候補として保育問題研究所とか設立!おろろ、残業代不払い法案も、少子化問題に絡めて密かに通しちゃおうよ!イェー!」という思いが気持ち悪いぐらいにハッキリと聞こえて来るのです。個人的にキャリア官僚の方にも知り合いがあるので、官僚の中にも素晴らしい人格者がいて、そうした方が、いかに国民のために誠心誠意仕事をしているかということは、僕なりに存じ上げているつもりです。個人的に、官僚叩きはとても嫌いです。しかし、現実として外からはこう見えるのです。何故なら、政府の政策は相変わらずどれも箱ばかりで、大臣の発言からして、心への配慮が全く無いからです。いわく、 「年金問題(中略)子供産んでくれ。」と(苦笑)。なんて質のパフォーマンスでしょう・・・。 繰り返しますが、このくだらない子供じみた騒動で柳沢大臣を辞めさせてはなりません。捏造マスコミに、政治家を辞めさせる権限など与えるべきではありません。さもないと今後も言葉狩りに終始する野党と、言葉狩りにビクビクして本音を語らない議会が続きます。それはおそらく某国政府の狙うところであり、ゆっくりとした日本の死に確実に直結しています。 しかし大臣を筆頭に、政府には国民の心への配慮があまりに足りないのだという事実はよくよく反省し、改善していただきたいです。こういう点を、是非、野党には指摘してもらいたい。野党・・・とにかく審議をサボるのはやめなさい。自分に投票してくれた有権者に対して、恥ずかしくないんですか?僕なら、審議を拒否した議員には二度と投票しません。 (おわり) (注1)先進国において、と付け加えておくべきでしょう。発展途上国においては、子供とは家計を助ける働き手に他ならず、子供の数は収入と直結しています。よって発展途上国において子供の出生率が高くなることはほぼ自明です。逆に先進国では、子供を持つことは、事実上、絶え間なき出費に他ならず、金銭的には贅沢な選択であると考えられます。 ■追記(2007年2月7日) ものすごい勢いで柳沢大臣の辞任を求めている民主党も、過去に菅直人代表代行が、 「少子化問題でも、生産性が高い東京が、子どもの生産性は一番低い。」とおっしゃってます。ライブドア・ニュース(2007年02月07日版)によると、代表代行はこの「生産性が低い」発言を、今年になってからも党大会で何度かなさっているようです。少なくとも昨年8月以降、党大会などで「生産性が低い」と複数回発言されても、民主党内では問題にならなかったということですね?僕が知る限り、「生産性が低い」というのは、一般に機械に使う言葉だと思います。この「生産性が低い」って言葉、それこそ子供が欲しくてもできない人が聞いたら、いったいどう思われるのでしょうか・・・。 失言ゼロの人なんて世の中にはほとんど居ないわけで、さらにそれが要人の発言であれば、インターネット時代にはまず隠せないんです。それでも野党は、言葉狩りでもって柳沢大臣の辞任要求を続けるのですか?というよりも逆に「生産性が低い」という発言が見つかってしまったから辞任を求めないというのも筋が通りませんね(苦笑)。マスコミも、少しでもフェアであろうとするなら、この「生産性が低い」発言も記事として大々的に取り上げるべきではないですか? もう、日本では言葉狩りは終わりにしましょう。いちいち失言をとらえて審議拒否や辞任要求に走ることが、いかに日本のためにならないかということを我々はもう一度よく考えるべきです。マスコミも、アクセス数が稼げるからといって失言に食いつかないで、きちんと議論の要点や中身を問うべきだと思います。あ、念のために付け加えておきますが、「定年延長(今は)反対。」でも触れた通り、僕は自民党をひいきしているわけでも、現政権を支持しているわけでもなく、現時点では完全にニュートラルです。 皆で、日本を良い国にしましょう。 ![]()
by NED-WLT
| 2007-02-07 04:37
| 時事評論のまね
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