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消費者は商品が安くないと買わないからさ、経営者としては、その商品を作る労働者の人件費を抑えるしかないじゃない。それで、その人件費に関して言えば、日本人1人の給与で、驚くほど優秀なインド人とか中国人が5人も雇えるんだよ。しかも、インド人って寝ないで、それこそ土日だって働くんだ。最近は外国との通信費も、Skypeとかメールでほとんど無料だしさ。 えっ?英語が出来ないからお前のところは外国にアウトソースすることはできないって?じゃあ、大連だね。日本から飛行機で2時間だし、理工系の大学とかソフトウェア関連企業が集中している中国のシリコンバレーみたいなところなんだけどさ、中国の中でも政策的に日本語教育をしている都市でね、日本語が話せる中国人がたくさんいるんだよ。大連は学生だけで20万人、その半分が理工系だってさ。文系でも1人残らず1年はみっちりプログラム言語とか勉強するんだって。反日感情?いや、大連の辺りは民族的に漢民族じゃないんだよ。むしろ中央に対してライバル意識みたいのがあって、日本とか韓国のレバレッジで中央と競争してやろうってぐらいの雰囲気があるらしいよ。まあでも、英語できたほうがインド人も使えるから有利だと思うよ。 インフォシスって会社知ってる?インドにあるIT関連の仕事を請け負ってくれる会社なんだけどさ、日本からも仕事がたくさん行ってるみたいだよ。で、そこがインドで9,000人のエンジニアの募集かけたんだって。そしたらね、応募してきたの100万人の若者だってよ。しかも、インドって日本以上の受験戦争があって、大学でも週7日、休み無く勉強するんだってさ。100万人って言ってもさ、1人1人が俺たちの5倍ぐらい優秀だったりするわけ。 インド、ITだけじゃないよー。ファイナンスの数理計算とか驚くほど皆得意でさ、コンサルの1年生が作るような客向けプレゼンとか、外銀のアナリストにもらう投資レポートみたいなのとか、もー本気でインドに外注したほうが安いし早いし、良いって。インドのビジネス・スクール卒業するMBAって毎年何人いると思う?9万人。それとなんかね、レントゲン撮影した患者のデータとか解析してくれるサービスもあるらしいよ。日本の医療費の問題とかも、上手にインドと連携することで改善できないものかなって思うよ。 あ、インドといえばさ、お前のところの息子さん、英会話学校のおかげでもう英語しゃべれるらしいじゃない。そしたらね、もう米系のオンライン家庭教師はじめたほうが良いよ。米系なんだけど家庭教師はインドにいるインド人なんだってさ。だから激安で、しかも教師も激頭の切れるバリバリのプロだからね。ついでに英語の勉強にもなる。 あ、興味ある?えっとね、米系のオンライン家庭教師、たくさんあるみたいなんだけど、俺が知ってるのは、TutorVistaとGrowing Starsかな。TutorVista は24時間体制だから、完全に日本からでも問題ないでしょ。驚くなよ、TutorVistaは月額99.99ドルで・・・教わり放題だ!毎日1時間ずつスーパー家庭教師をつけたとすれば、1回当たり3ドルちょっとだよ。幼稚園から大学生までだってさ。大学生を教えられる家庭教師ってどういうことか解る? ところで大人にもとっておきの裏技があるんだけどさ、TutorVistaって英語も教えてくれるんだよ。これってさ・・・事実上のマンツーマン英会話学校ってことだろ?マンツーマンの英会話学校が月額99.99ドルで使い放題だったら・・・いや駅前留学とかエンドじゃない?まあ使ったこと無いから使い勝手とか解らんし、インド人の発音とかやや心配だが、ちょっと待てば掲示板とかに情報出るよ、きっと。でも24時間対応だからなー。帰りが遅くてもOKでしょ、便利だよね。 どうしても子供が英会話きつかったら、HeyMathの教材オンラインで取り寄せて英語で数学と科学の勉強するってのも俺としてはアリだよ。HeyMathはね、元クレディ・スイスのインド人バンカーが始めたオンラインで教師用の教材を提供するサイトなんだけど、自宅で子供の教育を考えている親も教材が買えるの。ケンブリッジが品質管理をしてて、もー最高に解り易い。俺もこれで勉強しておけば数学もっと好きになれたかもって真剣に思うよ。うんとね、HeyMathは年間の利用料が99.99ドル。月額じゃないよ、年額。サンプルの教材が無料でアップされてるから見てごらんよ。 俺たち子供の親が焦らないといけないのはさ、こういう激しい競争を勝ち抜くような超一流の家庭教師とか教材とかが英語できる子供たちには冗談みたいな低価格で入手できるのに、英語が出来ないってだけで、国内で高い値段で質の低い教員とか教材を使わされるってことだよ。これからの時代、格差は教育にかけられるお金の大小で生まれるんじゃないんだよ。だからこそ、これまで貧しい国で教育を受けられなかった層が一気に世界の人材市場に流れて来るんだしさ。これから知的産業の競争は恐ろしいレベルで激化するよ。 なんかさ、日本では「ゆとり教育」やっと見直しだと思ったら、「人間力の向上」とかって言いはじめてるみたいじゃない。なんだかなー、って思うよ。うちは真剣にインドの家庭教師考えてるよ。まー、英語はまだこれからなんだけどさ(笑)。 ゆとり教育見直しに異論続出=「知識より人間力向上を」-与党こういうこと言う人ってさ、お城の中でずっと暮らしてきて、毎日茶道ばっかりやって来た人たちなんだよ。でもね、今は、外堀埋まってインド人の精鋭部隊凄い勢いで攻めてきてて、子供に必要なのは武術の訓練なの。それなのに、「茶道は剣の道」とかわけわからんこと言ってんだね。そんな人には、『日本はなぜ敗れるのか』(山本七平)を1,000回読めと言いたい。 そういえば、日本の教育再生会議で塾禁止って話もあったけど、あれはかなり惨いな。これこそ、いかに時代の変化とか、リアルな現場が見えていない人によって日本の国策が決まっているかが良く解って、泣けてくるケース。 「塾は禁止」 教育再生会議で野依座長が強調まあでも是非、塾、禁止にして下さいってもんよ。そしたら、俺が大連で24時間オンライン家庭教師ビジネスを始めますよ。国内の塾が軒並み禁止になっているんだから、もー大連オフィスはウハウハでしょ。でもすぐに、俺なんかよりもずっと頭の良い人が、広告主を見つけてきて、YouTubeに無料で見られる、広告入りの超人気講師の授業ビデオをアップロードするね。だから大連オフィスの寿命は短いな。年単位契約にすれば、まあ少しだけ稼げるかな。 あんまり追い討ちかけるのも可愛そうだけどさ、塾禁止ってさ、持病で毎日薬を飲んでいる人に、薬やめれば病気が治るって言ってるのと・・・おんなじだよ。何よりも病気をまず治せって(笑)。「人間力の向上」はさ、迫り来る屈強なインド人戦士を前にして「茶道は剣なり」っていうやつだけどさ、塾禁止は「剣の自主練禁止」でしょ、これ。公立の剣術授業では、せいぜい竹刀、現実シャモジぐらいしか使わせてくれないわけだから・・・素手と茶道で行けと? まさにナウシカで言うなら、そもそも土が汚染されてんのに、それを浄化しようとこれまで必死に頑張ってきた腐海の木々を伐採するような愚行だな。愚かだ・・・。 「汚れているのは土なんです。このものたちのせいではないのです。」っていうかさ、失礼だけど文部科学省の偉い役人の子供って塾はもちろん、中・高一貫の私立行ってるわけでしょ?それで「ゆとり教育」見直しに異論とか、いかがなものかと思うよ。自分たちの子供だけ「ゆとり」でも「人間力」でもどうぞって感じだ。いいかげん、日本の子供たちを使った壮大な実験するのやめてもらいたいよ。死屍累々だよ。「ゆとり教育」を支持しない人が75%を超えるっていう日経BPの調査結果とか、ちゃんと見てんのかね? でもさ、「ゆとり教育」見直しになって、このまま授業の時間だけが増えちゃうのって実は日本のためには良くないでしょう。どうせ厳しい査定を受けない先生が、これまでどおりの画一的な内容をレベルの全然異なる子供に教えたって、偏差値の高い子には無駄な授業が増えて塾の時間が減るだけだし、偏差値の低い子は屈辱感を味わう時間が長くなるだけでしょう。子供の視点に立ってない公教育が、授業の時間と教科書のボリュームだけいじろうとするから返って性質が悪いよ。偉い人、そのうち授業時間だけでなんとかなると踏んで「皆でスパルタ合宿教育」とか言いはじめる気がするよ・・・。あの人たちが、Demand Pullって発想さえ持ってくれれば日本も良くなるのにな。 先生の査定と言えばさ、RateMyTeachersって知ってる?アメリカ、イギリス、インド、オーストラリア、カナダとか英語圏の国の先生を皆まとめてランキング付けするって企画なんだけどさ、このランキングにアクセス禁止をかけてる学校のリストも載せてんの。「Wall of Shame」って欄があってさ。アク禁にするってことは、なにか隠したいことがあるんだろうって親は思うよね。だから結構多くの学校が参加してるみたい。全米とカナダの85%以上、90万人の教師に関するデータだとよ。いずれ、トップ・ランカーの先生は自分でウェブ講義をするようになるだろうね。上手に広告を入れれば、たぶんトップ・ランカーの先生の授業もYouTube経由とかで無料になると思うよ。 インドが既にランキングに入ってるってのがちょっと怖いだろ?でも、日本の公立では、RateMyTeachersは無理だろうね。せいぜい自信のある私立とか塾講師とかが参加して、ますます私立とか塾への流れが加速するだけかも。政府も公教育を本気で見直すつもりなら、正々堂々と公立の教師もランキングに参加させて、トップランクの先生から十分な報酬をつけて順番に公立に配置しろってことだな。そもそも、先生は自分の生徒に学年順位とかつけて喜んでるんだからさ、自分達にも順位を付けれ。下のほうの先生は・・・カワイソウだから非公開で良いからさ。俺は昔さらされたけどな・・・かなり下の順位で(泣)。 はやくランキングやらないと、日本人の子供たちは確実に英語でトップ・ランカーの無料授業とか受けるようになるね。そんでもって、オンラインでアメリカの学位とか取って日本の大学にはもう進まなかったりするよ、多分。塾の先生とかで自信がある人は、はやく英語で授業できる力をつけて、YouTubeで自分を売ったほうが良いな。実際、驚くほど高値が付く先生もいると思うよ。優秀な塾の先生は、子供が減ってゆく日本市場じゃなくて、世界でピンで戦えと。そのためには英会話だと。 日本の大学ってさ、卒業者のほとんどが会社員になる現実があるのに、自分達のこと未だに研究者養成機関だと思ってるでしょ。だから日本の大学、授業が下手な先生とか平気でいられるんだよ。それにひきかえアメリカの大学の人気授業とかホント感動するからね。実はさ、RateMyProfessorsっていって大学教授のランキングも既に始まってるんだよ。これでトップ・ランカーが揃ってるオンライン大学に英語で行けば、日本の大学に行くのと比べて相当実力付くだろうね。トップ・ランカーの教授はさ、どうすれば馬鹿な学生にも理解してもらえるかってことを日夜真剣に考えてるからさ。いや、もちろん変な教授もいるだろうけどさ。 大学の講義と言えばさ、Open Cultureってサイト知ってる?ハーバードとかスタンフォードの名物講義が既に無料で聞けるんだよ。アップされてる大学とか講義の数はものすごいよ。英語さえ聞き取れれば、なんだかお金払って大学行くのが馬鹿馬鹿しくなるぐらい。レポートを読んでもらうためにお金が必要になるかもしれないけど、オンライン格安で学位が取得できるようになるのなんて、すぐでしょ。 日本の子供の学力をギリギリの所で支えてたのって受験戦争だったのに、子供が減って受験もユルくなってるみたいだからね。日本の大学出ても、企業がもう採用しないだろうね。特に外資系。俺なら、時代を読んでトップ・ランカーの無料授業とか、Open Cultureだけで学位取った奴とか採用したいな。そういう奴って、リスク分散としてきちんと公立通ってて、ワケ解らん先生の授業中に、携帯でトップ・ランカーの講座とか聞くんだよ。既に自分で自分のキャリアを考える力があるってことだな。そのための、極小ワイヤレスイヤホンとかバカ売れ。お、台湾のイヤホンメーカーに投資しとくかな。 携帯の料金?ま、定額制サービスにするとか、自宅のパソコンでダウンロードしてそれを携帯のメモリにアップすれば済むでしょ。それに例の詐欺まがいな広告とは違って、グーグルが消費者向けの携帯電話を本当に無料にすることを考えているらしいよ。まあ噂レベルでそれも1年以上先の話らしいけど、グーグルならやると思うよ。このニュースを聞いたSkype(eBay)も黙っていないだろうから、無料ってだけじゃなくて、無料なのにハイ・クオリティーなのが出てくるよ。 Google CEO sees free mobile phone future日本の携帯各社、グーグルと戦うの辛いだろうなー。「安かろう悪かろう」なんて言葉、もう死語だな。なんでも無料だよ。稼ぐの難しい時代だなー。短期でニッチ突いて、敵が無料サービス仕掛けてくるまでの短い期間だけ稼いで逃げるのが王道になるのかな。ヒット・アンド・ランだな。昔はさ、労働者は資本家と対立してたんだけど、今は労働者と消費者が対立してんだな。消費者が無料じゃないと商品使ってくれないなら、労働者の給与ってどこから来るんだろ。広告?うーん、メディアの総数が増えるから単価だってどんどん下がって行くよ。 ね、日本・・・やばいと思わない? (注)本稿は、主に『フラット化する世界』(トーマス・フリードマン)の情報を参照しつつ、会話風エントリとして色々なところから情報を引っ張ってきて肉付けしています。肉付け部分はともかく、含まれている情報としては、オリジナルな部分なんてほとんどないことを告白しておきます。さて、参照した『フラット化する世界』は、一部、歴史認識に首をひねりたくなる記述が見受けられるものの、中身は相当シャープ。まだお読みでなかったらオススメです。
by NED-WLT
| 2007-02-01 06:38
| 時事評論のまね
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