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今年の夏、英レイセスター大学(University of Leicester)の社会心理学者が、世界178ヶ国を対象とし、100を超える過去の研究と8万人もの人へのインタビューをベースにした『幸福の世界地図』を作成し、発表しました(pdf版はこちら)。もちろん、こうした調査の信頼性には大きな疑問がありますし、そもそも「幸福とは何か」という定義の部分からして非常に曖昧です。
でも・・・こういうのって面白いですよね(笑)。内容は十分に割り引いて理解すべしという点を強調しつつ、この発表内容をベースにして、日蘭データ比較カテゴリの1つとして、もう少し分析を進めてみることにしました。 レイセスター大学の調査によると、人間の幸福にとって最も重要となる要素は大きく3つあって、それらは順に(1)健康(2)富(3)教育ということでした。ホントかなーって思います(笑)。そこで、この点に関して他からデータを引っ張ってきて見てみます。 健康に関しては、平均寿命との関連があると考えました。また、富を示す値としては、ここでは国民一人当たりのGDP(ドル換算)を使用しました。教育という曖昧なものを測るのはかなり難しいですが、とりあえずここでは識字率で代用してみました(注1)。結果を、オランダと日本の比較を中心とし、またリンクさせていただいている方々や、過去にコメントを頂戴した方々の在住している国をいくらか配慮しつつ(注2)、以下一覧表にしてみます(注3)。 ![]() これを、この幸福度調査が信用ならない証拠としても良いのですが、仮にこの幸福度調査に少しでも信頼を置くとした場合、導き出される考えがあります。それは、この英国の社会心理学者によって幸福の条件とされた健康、富、教育だけでは、現代の日本人は幸福にはなれないのかもしれないということです。ここで抜け落ちてしまった可能性のある、現代の日本人を幸福にする条件とはいったい何なのでしょうか。 日本はとても便利だし、食べ物も美味しく、平均寿命だって世界最長。国民一人当たりの資産額も多いし、大学の数だって十分にあります。こうして離れてみて益々想う、僕の大好きな母国です。世界的に見ても、すばらしい国家だと思います。しかし・・・だからこそ何故、日本人はインタビューやアンケートに対してよりネガティブに答えたのか、研究者達にネガティブに観察されてしまったのかという部分が気になるのです。 ここらへんがいわゆる「閉塞感」や「失われた希望」が影響している部分なのでしょうか・・・。 この疑問に対して、むりやりマズローの欲求段階説から仮説を立てると、現代の日本では、将来の経済的な不安や治安などを含めた「安全の欲求」と、仲間はずれにならず、どこかの集団に属したいという「帰属の欲求」の、この2つの欲求が他国よりも深刻なレベルで脅かされているのではないかと推測されるのです。 こんな仮説はヘボ仮説でしかありませんが、それでも僕には、現代の日本人は、安心感を広く社会レベルで共有することを切に願い、かつその実現に絶望しつつあるのではないかと思われてしまいます。 (おしまい) (注1)使用した資料は、平均寿命とGDPに関してはWHOの「Core Health Indicators」を、識字率に関しては米CIAの「World Fact Book」使いました。これらのサイトはちょっとマクロっぽい分析をするときには激しく便利です。 (注2)レイセスター大学の発表した資料は、幸福度が高い国トップ20と、世界の主要国、及び最も幸福度が低い3国にフォーカスしたものであったため、いくつかの国のデータ(例えばベルギー)は残念ながら今回の比較には含まれていません。 (注3)ここで、括弧内の順位は、今回取り上げた国家間での相対順位であり、基になっている178カ国間での順位ではありません。また、平均寿命は、基にしたデータは男女別になっていたので、ここでは単純に男女の構成比率を半々と仮定し、男女平均を取っています。 ![]()
by NED-WLT
| 2006-12-13 03:02
| 日蘭データ比較
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