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今回の日本滞在中は、偶然予定が空いた日を利用して、しばらく会っていなかった新潟に住む友人の所に行きました。あまり更新されないブログ、weekend ramblingの管理人でもある友人は、僕の中学時代からの悪友で、僕がブログを始めるきっかけを作ってくれた人でもあります。
ところで僕は新潟に行ったのはこれが初めてのことなのですが、東京から新潟というのは、新幹線があるため、2時間程度と想像以上に近いのですね。新潟は、やはりあの田中角栄元首相の力なのでしょう。地方としては早めに開通した新幹線はもちろん、公共の建造物がどれもとても立派でビックリしました。 新潟では、短い時間ではありましたが新潟歴史博物館、新潟市美術館、護国神社、白山神社などを巡る観光もしました。備忘録として、新潟歴史博物館や友達の話から学んだ新潟の歴史について、一部Wikipediaを参照しつつ、以下簡単にまとめます。 人々が移り住んでくるずっと以前、日本で一番長い川である信濃川や、阿賀野川などが運んでくる大量の土砂が新潟の大地を形成しました。新潟の歴史を考えるとき、これら河川の存在を忘れることはできません。古来より新潟の土地は低く、古くは多くの潟(砂州などによって海と切り離されてできた湖や沼のこと)や河川の水面が広がる低湿地でした。 新潟の河川には、太古の昔より遡上する鮭をはじめとして魚影が濃く、また水鳥や小動物が集まる水に恵まれた土地であったので、狩猟生活を営む人々にとってはまたとない土地だったはずです。縄文時代には、人々は、新潟の砂丘や自然堤防などのわずかな高まりに集落を構えていました。これまでに見つかっている、砂丘に残された最古の生活の跡は、今からおよそ6,000年前のものです。新潟県で発見された約6,000年前の土器、深鉢形土器(新潟県指定文化財)の写真を以下にアップします。 信濃川の河口に近い砂丘で発見された、東日本ではあまり見られない葺石を伴った古墳は、新潟とヤマト王権の関係を裏付けています。これは、新潟が当時から交易における最重要の地方都市としての地位を確立していたことを示していると考えられています。6世紀までには、新潟の河口部にいた首長(豪族)は、ヤマト王権のもと、当時のヤマト王権下にあって地方の支配を任されたという国造(くにのみやつこ)に任命されています。 日本の夜明けとともに、物流のハブとしての地位の重要性は勢いを増して行くことになります。それと平行して、新潟は鮭の漁場としても発展して行きます。平安時代の記録からは、鮭が新潟の納税品であったことが解っています。当時は既に、鮭を加工するための施設などもフル稼動していました。 鎌倉、室町時代には、中国からの交易船も新潟にやってくるようになります。多くの船が行き交う新潟では、船乗りを相手にした商業も発展しました。商店に取扱商品の独占権を与えたりすることで、新潟の商店間における過度の競争を抑制し、上手に物品の価格コントロールなどもしていたようです。その後、戦国時代には、新潟は経済的にも軍事的にも非常に重要な拠点として認知されて行くことになります。 明治維新後の新潟は、日本の全国的な物流の発達によって、交易のハブとしての独占的な地位が急速に失われ、貿易不振に悩まされるようになります。そのため、開国後の日本の発展に重要な役割を果たした外国人は、あまり新潟にはやって来なかったのです。明治時代に、どれほど多くの外国人が住んだ土地であるのかということは、地方都市の近代化にとっては非常にクリティカルな要素だったのです。このあたりから新潟は、日本の大都市に見られたような近代化からは、少しずつ遅れて行くことになります。 それでも新潟は、その後一度だけ、また物流の拠点として息を吹き返す場面があります。新潟は、太平洋戦争中、自らが満州国と東京を結ぶ最短航路上にあることを発見するのです。満州国との輸出入によって、新潟は潤います。しかしこの戦時中の発展によって、終戦間際にあった新潟は、原子爆弾の投下予定地に選ばれてしまいました。広島と長崎に原爆が落とされた後、自分達が次のターゲットになっていると悟った新潟県は、市民に疎開命令を出します。このため新潟は、市内にほとんど人がいない状態で終戦を迎えました。戦後の新潟は、強力な物流拠点としての地位を再確保することはなく、米所としての地位を揺ぎ無いものとして行きます。 さて、歴史的に新潟に富をもたらしてきた水には二面性がありました。新潟は、昔から今まで、ずっと水害に悩まされている土地でもあります。江戸時代以降、新潟では数年に1回は、どこかで堤防が切れたり、堰が壊れたりして来たのです。水路が複雑に入り組んでいた新潟では、ある場所をせき止めると、別の場所が洪水になったりします。こうした状況は、上流と下流の村の対立などを深刻化させてきました。昭和初期を迎え、治水工事が成熟してからは、大規模な水害はなくなりましたが、それでも2004年夏には、発生した豪雨によって、信濃川水系の堤防が11箇所に渡り決壊し、16人もの死者を出すほどの災害が起こっています。 新潟。日本人のほとんどが農業従事者であった明治時代中頃には、日本で最も人口の多い県であったこともあるそうです。現在では、米や日本酒は有名なのですが、なんでもチューリップの栽培も盛んとか。 *** 料理はもちろん、やはり日本酒が非常に美味しかったです。それと忘れられないのが、日本海側の魚では最高の味とも言われる高級魚「のど黒」(のどの奥が黒いからこう呼ばれるのだそうで、正式名は「赤ムツ」)を食べたことです。日本海側の魚としてはハタハタが思い浮かびますが、のど黒はハタハタ以上に美味しかったです。 友達とは本当に良いお酒を(多量に)飲むことができました。塩銀一筋の友人からお土産にもらったものは、なんとアサヒ・ペンタックスのマニュアル・カメラだったのです。とても嬉しいプレゼントなのですが・・・はまってしまいそうで怖いです(笑)。 最後に当日撮影した、日本海に沈む夕日でこのエントリはおしまい。
by NED-WLT
| 2006-11-17 05:05
| 旅行と観光
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