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テネリフェ島旅行記その5は、旅行記-2の「カナリア諸島の歴史」で少しだけ触れた、グイマールのピラミッドに関するエントリです。
いかだ船「コンチキ号」を用いた冒険で有名なノルウェーの冒険家、トール・ヘイエルダール博士(Thor Heyerdahl)は、数々の考古学的な発見はもちろん、生涯一貫して大航海時代よりもはるかに以前、有史以前の古代人にも当時の技術で作られた船によって長距離の海上を移動する能力があったことを証明しようとした人です。こうした活動の中には「ラー号、ラー2号」という葦舟を使って、アフリカのモロッコからカナリア海流に乗り、有史以前の古代人にも大西洋横断が可能だったことを証明したものがあります。 ![]() テネリフェ島を訪れた僕たちは、当然このグイマールのピラミッドを見に行きました。 ![]() 大西洋の両岸で文明の交流があり、かつシチリアのあたりでもテネリフェ島と同様な階段ピラミッドが見つかっているとすれば・・・考古学的なロマンは、エジプトのピラミッドと中南米のピラミッドとの直接の関連性に向かいます。ピラミッドはエジプトから中南米に直接伝えられたのではないか、という仮説です。ところがご存知のとおり、エジプトのピラミッドと中南米のピラミッドとの直接の関連性は、学問的にはこれまでのところ否定されております。事実、ヘイエルダール博士自身も、様々な理由からこの関連性は信じていなかったようです。 そもそも現代のような建築技術が存在しなかった時代は、高い建造物を建設しようとすれば自ずとピラミッド形状になるというのは、否定の理由として実にもっともです。しかし、例えば歴史的には否定の強力な理由の一つとされてきた「エジプトのピラミッドは王墓であり、中南米のピラミッドは神殿である」という理屈は、中南米のピラミッドにも墓として建設されたものがあることが証明されたことで崩れています。もちろん僕は学者ではないので、あくまで素人のお遊びとしてのロマンですけど、こういうことを想像するのは、実に楽しいですね。 ![]() ところでテネリフェ島のピラミッドには、夏至、冬至における日の出の方角を、非常に正確に示した天文観測的な側面があり、かつ大航海時代以前よりカナリア諸島に住みついていたグアンチェ族の間では、このピラミッドは王墓であるという伝承が残っていたそうです。ただし、14世紀にカナリア諸島にたどり着いたヨーロッパ人による記述では、グアンチェ族は、旧石器時代的な生活を営んでおり、どうも天文学の知識を操れるほどの文明レベルには達していなかったようだと考えられています。ということは、このテネリフェ島のピラミッドは、グアンチェ族がカナリア諸島に住みつく以前よりあったということになりそうです。しかし結局、ヘイエルダール博士にもテネリフェ島の階段ピラミッドがいつ頃作られたものであるかまでは解明できませんでした。グイマールのピラミッドの起源は、現在でも謎のままのようです。 ロマンは感じられましたが・・・グイマールの太陽のピラミッド、想像していたよりも規模が小さくちょっぴりがっかりしました(笑)。それでも、高台となっていた現地からの眺めはとても良く、気持ちのよい一日を過ごすことができました。余談ですが、ヘイエルダール博士は最晩年をテネリフェ島で過ごし、2002年4月18日にイタリアにて他界されています(87歳)。 ![]() (つづく) 追伸 サマー・バカンスな雰囲気の漂うエントリをアップしておいてなんですが、本日、オランダ南部では少し雪が降りました。明日、明後日はさらに冷え込むとの予測です。暗いヨーロッパの冬、嫌だなぁ・・・。
by ned-wlt
| 2006-11-02 04:23
| 旅行と観光
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