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僕と家内で、オランダの永住権を取得しました。外国の永住権を取得するということは、一般には、選挙権や一部の公職(例えば軍関連の組織など)につくこと以外の、殆どの権利、特に社会保障等の恩恵の多くは、そこの国民と同様に受けられるようになるということです。また、そこで暮らそうと考えている外国人にとっては、ある日突然、国外に強制的に退去させられるというリスクが非常に小さくなることを意味しています。具体的には、例えば、永住権があると、僕が事故による後遺症で働けなくなったりした場合などでも、その後の居住許可の審査などを心配する必要がなくなります。
実務的には、煩雑で費用のかかる居住許可申請をしなくて済むようになることも永住権のメリットです。そうそう、オランダでは昨年、永住権の申請にかかる費用が、これまで800ユーロ以上であったものが、201ユーロと大幅に下げられたことも大きなポイントでした。一時的な居住申請でも、就業目的で250ユーロ(就学目的だと400ユーロ以上)もかかるので、オランダで仕事をしている人にとっては、永住権のほうが、一時的な居住申請よりも安いことになります。 心理的な面では、永住権を持つと、よりその社会の一員としての義務を意識するようになります。もちろん、永住権を取得したからといって、僕たちは日本人のままですし、日本国籍そのものに変化はありません。ただ、日本人として、外国の社会から、そこの国民と、ほぼ同様の権利を与えられるというレベルで受け入れられてみると、「結局、国家とは何なのだろう」と改めて考えさせられます。そんな訳で、先に「日本の競争力」でちょっぴり触れた文献などをきっかけとしつつ、最近は政府関連に興味の方向が向いています。昨夜からは、ソフト・パワーの提唱者としても有名なジョセフ・ナイ教授の『なぜ政府は信頼されないのか』(ISBN: 4901234188)を読んでいます。 さて、EUのメンバー国の国籍を持たない外国人が、オランダの永住権を取得するための条件は、移民法で定められており、2006年4月現在では、大きく以下の4つがあります。 条件1.期限付きの居住権を取得することで、連続して5年以上オランダに住んでいること。条件1があるために、我が娘は5歳にならないとオランダの永住権を取得することはできません。上記の条件を証明するために、申請書以外にも、いくつかの文書を準備しないとならないのですが、その中でも、どうすれば「連続して5年以上、合法的にオランダに住んでいるという証拠」を得られるのか、という部分で少し迷いました。僕の場合は、市役所で相談したら、この証明書を出してくれましたが、この経験に、どこまで一般性があるのかは定かではありません。 きちんと比べたことはないのですが、おそらくオランダは、比較的、日本人にとって永住権を取得しやすい国ではないかと思います。特に、今のところは、オランダ語が永住権取得の条件に入っていないこともあって、何かと信用度が高い日本人は、条件3,4のあたりが問題となることも少ないでしょう。ただ、遠くない将来、オランダの永住権取得には、オランダ語のテストが条件として加わるという噂はずっとあります。 英語がどこでも通じて、差別も少なく、福祉が行き届いた成熟国家オランダ。人口減少が始まるのも、2040年以降であると言われています。マイナー国家で、旨い寿司もありませんが、検討してみる価値はあると思いますよ(笑)。 注意: 移民法、すなわち居住許可や永住権などの条件は、かなり頻繁に変更されることが普通で、先人の経験談がかなり当てにならないものです。また、僕のブログは、あくまで私的なもので、情報の裏取りなども弱いので、内容には間違いが含まれることもあると思われます。オランダの居住権に関して正確な情報が必要な場合は、オランダ移民局(IND: Immigratie – en Naturalisatiedienst)や法律事務所などの専門の機関に当たって下さい。 追伸: 先に少し触れた「動き」のせいで、コメントへの返答が遅れております。コメントはブログを続ける励みになりますし、きちんと読んでおります。必ず返答したいと思っています。申し訳ありませんが、いましばらくお待ち下さい。 ■追記(2006年4月19日) ちょっと誤解されやすい表現を使ってしまいましたが、僕たちが取得した永住権(permanent residence right)は、市民権(citizenship)とは異なります。通常、市民権が国籍のことを意味しており、永住権というのはあくまで外国人のための権利です。 つまり、僕たちは、オランダ人になった訳ではなく、持っている国籍は日本だけであって、二重国籍の状態ではありません。当然、パスポートも日本人用のものだけで、オランダ人用のパスポートはもらえません。また、国政レベルの選挙権、被選挙権もありません。この場合の永住権とは、「外国人として、いつまでもオランダに住んで良いですよ」という意味であって、在蘭外国人であるということに変わりはありません。 ちなみに、日本国は二重国籍を認めていないので、仮に、日本以外の国の国籍を取得した場合は、日本国籍は基本的に失われてしまいます。また、逆にオランダでも二重国籍は認められておらず、オランダ人になる場合は、たとえ母国が二重国籍を認めていたとしても、それまでの国籍を失うことになります。 余談ですが、有名なアメリカのグリーンカードも永住権のことで、市民権(すなわち国籍)のことではありません。グリーンカードを取得することと、アメリカ人になることは別のことです。 繰り返しますが、僕たちは今も日本人です。オランダ人ではありません。
by NED-WLT
| 2006-04-18 06:50
| 日々の暮らし
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