電信柱のある宇宙

現在、一時帰国中で、日本を堪能しているところです。金曜日には、大学時代に共にバンドを組んでいた友達と、中野の隠れ家的な寿司屋で、最高に旨い寿司を食べました。ちなみに、この日飲んだ友達は、自分たちでCDも出していますが、今では作曲家として、メジャーどころでは、柴崎コウやジャニーズ系の芸能人にも曲を提供しています。さて、日本で気がついたことをまた、簡単に列挙してみます。

生卵に醤油かけて食べたよ
日本以外のほとんどの国では、卵の生食はご法度です（サルモネラ菌による食中毒の危険性があるため）。そんなわけで、僕はそれこそ、オランダに移住してからというもの、６年ぐらい生卵を食べていなかったのですが、ホテルの朝食で和食を注文し・・・食べましたよ！醤油を垂らして、まぜまぜして・・・ご飯にかけましたよ！ううーん、こんな美味しいものがあるだろうか・・・。
では何故、日本では、こうして生卵を食べることができるのでしょうか。これは、日本の鶏卵農家が鶏に抗生物質を含んだ飼料を与えたり、次亜塩素酸ナトリウムで卵を殺菌したりしているからなのですが、詳しくは、Wikipediaの「卵かけご飯」の項が面白いので、お時間があるかたは、そちらも参照してみてください。

電信柱と日本の空
とにかく日本では、電信柱と電線をたくさん見かけます。これらは、オランダではほとんど見かけません。日本には、空を切り取るようにして電線があるので、おっ、と思ってデジカメを構えても、電線が邪魔で、撮影をあきらめたりします。そうした意味で、山も電線も無いオランダの空は、とても広く感じられます。
でも、逆に電信柱と電線のある風景が、とても美しく感じられる瞬間があることも確かです。都会には、電線によるアートがあるように思います。とはいえ、やはり一般に、電信柱や電線は、美しい日本の景観を悪くするものだと思います。時間はかかるでしょうが、日本も観光大国を目指すなら、徐々にでも電信柱とむき出しの電線はなんとかするべきだと思いました。

メガネ屋の店員さん
メガネは日本のほうがオランダよりもずっと安い（と思う）ので、この一時帰国中にと思い、メガネを買いました。そこで、女性の店員さんの態度が・・・もう最高に良くて、思わず感激してしまいました。一般に、日本の接客態度というのは、どこもすばらしいと感じます。日本では、お客様を神様のようにして扱ってくれますからね。でもオランダでは、売り手と顧客との間柄はほとんど対等なのです。これは、どちらが正しいということは言えない話だと、頭では理解しているつもりでしたが・・・やっぱり日本の接客は良いなぁ、としみじみ感じました。