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ハーバード大学の戦略の大御所マイケル・ポーター先生による国家の競争力に関する論文を読んで思ったことをまとめています。3回目の今回が最終回です。
ある国家の価値観が世界中に広く受け入れられているとき、その国の産業は一般的に追い風を受けることになる。アメリカのファーストフード産業とクレジットカード産業の成功は、アメリカ的な価値観が様々な手法で宣伝され、それが世界で広く受け入れられたことと密接に関係している。これは向こう百年の世界を考えるとき非常に大切な概念だと思います。この概念は「ソフトパワー」という言葉で認知されるようになってきました。ソフトパワーとは、軍事的・経済的な強制や報酬によってではなくて、国の文化や理想といった非強制的な国家の魅力によって、自国にとって望ましい行動を他国に採らせる力のことです。 こうしたソフトパワーに優れていれば、日本企業の多くが強い追い風を受けるということですから、国家の大戦略としては最も重要な課題の一つのはずです。ソフトパワーに優れるということは、平和的な手段によって計り知れない国益を受けることができるということです。 日本の文化は、アニメ、映画、ドラマ、文学(最近では、村上春樹が広く世界でウケているようです)、日本食、柔道、剣道、空手、相撲などの幅広い分野で広く世界に受け入れられています。NYのアパレル関連企業で働く悪友いわく、こうした分野に加えて、さらに日本のファッションの質も相当ハイレベルなものだそうです。そういえば昨年は日本の「数独」も世界的なブームになりましたね。 これからはこうした日本のソフトパワーをそれぞれの分野単体で売り込むのではなく、各種分野のコラボ(共同作業)で世界に提案して行くべきでしょう。これに関しては、アニメとコラボすることで売れに売れたパフィーのアメリカでの大成功が非常に良いモデルを提供できるのではないかと思います。 個人的にはホンダと士郎正宗のコラボこそ絶対に「来る」組み合わせだと信じています。コラボということで暴走しますが、富士重工業 (スバル) を中心としてGHQによって解体されてしまった中島飛行機を復活させ、是非、量産型ザクを・・・(笑)。 国家の競争力を高めるための政府の役割は、変革を促し、国内での企業間競争を奨励し、イノベーションを刺激するための「触媒」として作用することである。日本のビジネスマンに今足りないと思うのは、勉強をしたり自らの興味を広げたりするための時間です。日本国内でより高いレベルの企業間競争が行われるためには、出来る限り多くのビジネスマンが経営学や先端技術の基礎などを学ぶ機会が必要だと思います。実際に少なからぬビジネスマンは、危機感をもって勉強する機会を求めていると感じます。 消費税に上乗せの目的税を徴収することで、国内のMBA、MOTなどのビジネススクール、ロースクールなどの社会人大学院に補助金を与え、生徒が支払う授業料は無料、さらにフルタイムの授業に参加する社会人学生には生活のための奨励金を出すぐらいのことは早急に対応しても良いのではないでしょうか。生徒間の異業種交流による幅広い知の創造と共有にも大いに期待できます。 イノベーションに強い国造りをするためには、知の循環を広く国家レベルで促進するような教育システムが是非とも必要だと思います。定年退職された経営の経験者や、先の「ポスドク等1万人支援計画」で余剰となってしまった研究者などをこうした社会人教育に上手に活用することで、日本は全体としてより高い知を目指すべきだと考えます。ある意味「30歳からの義務教育」のようなものが求められているのだと思います。 終わりに オランダでは計算機のことを、その驚異的な技術に敬意を込めて「ポケットサイズの日本製品(zak Japanner)」と呼びます。僕の娘は、いつかこの名称を初めて聞いたとき、自分が日本人であることに大きな誇りを感じることと思います。これからの日本を考えるとき、僕は愛用するカシオの関数電卓を手にして、日本の底力を強く確信するのです。まだまだ日本はこれからです。 (おしまい)
by NED-WLT
| 2006-02-01 07:00
| ちょっぴり経営学
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