昨日は、寒いながらも天候に恵まれたので、家族で庭掃除をしました。もちろん、娘は『魔女の宅急便』(宮崎駿)のキキになります(笑)。秋に一度掃除をしたはずなのに、想像以上に多くの落ち葉が集まり、なかなかの充実感を味わうことができました。

ところで、我が家にもたくさん、宮崎駿のDVDがあります。今日は、庭掃除をした後、『千と千尋の神隠し』を観ました。僕は、この『千と千尋の神隠し』が、彼の作品の中で一番好きな映画です。特に、千尋が、水の上を電車に乗って走りぬけるシーンは、どこかタルコフスキーの映画を観ているようで、心の深い部分が揺さぶられます。
宮崎駿といえば、独得のメカ、特に、少しバランスを崩すだけで、すぐにも落ちそうな飛行機、飛行船を描くことにかけては、神がかったものを感じます。こうした飛行機に関して、彼は、新潮文庫の『人間の土地』(サン=テグジュペリ)のあとがきに、「空のいけにえ」という短いエッセイを寄せています。短いので、もしまだ読まれていない場合は、是非、図書館などで探して読むことをオススメします。