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「最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。沈黙は、暴力の陰に隠れた同罪者である。」
マーティン・ルーサー・キング 今回のエントリは、いつにも増して、根拠の乏しい、多数の決めつけに立脚しています。あくまで、僕の個人的な暴言、ひとりごと、ということで、ご容赦ください。 *** 日本というところは、とにかく、家庭を大切にしないところだと思う。仕事が家庭に優先することは、先の高度成長期にできた悪習などではなく、日本ではおそらく、ずっと昔からあるものなのだという気がする。 会社では、死ぬほど働かされる。それを強要するのは、経営者というよりはむしろ同僚だから怖い。自分のやるべきことをやって帰る、ということが出来ない。それは、日本ではチームワークを乱すことだとみなされる。そもそも、責任範囲が不明確なので、どこまでが自分の仕事なのかが解らない。すると、ある社員のやる気というのは、どれだけ自分の責任範囲を拡大解釈して、どこまで献身的に仕事をするかによって測定される。やる気が無いと判断されると、陰湿なイジメによって自主退社に追い込まれる。退社すると、人材の流動性が極端に小さい日本社会においては、天才はともかく、凡人のチャンスは失われる。 時に、ある社員に過労死をすら強要するのは、実は、経営者なんかじゃなくて、自分自身をも含めた、日本の「世間」なのだ。そこには、強烈な同調圧力があって、切ないほどの「健気さ」が要求される。経営者が、従業員に家庭を犠牲にすることを強要していることが問題の本質ならば、その解決は簡単なのだ。絶望的に思えてくるのは、これがおそらく文化的なものに根ざしたものだからだ。日本の経済的な強さは、一面では、こうした同調圧力が強要する、サービス残業という名の、労働力のダンピングによって支えられて来たのではないだろうか。 僕は、オランダに来て初めて、家庭というものを発見したように思う。ここには、世間への同調圧力のようなものは少なく、皆が他人の迷惑にならない範囲で、好き勝手に生きている。オランダのほうが、日本よりも優れているということではなくて、単純に、オランダ人は家庭を大切にする人々だと思う。 世間というものが、急速に崩壊しているように思える今日、いよいよ全ての日本人は、家庭を発見するべきではないか。そのために必要なのは、日本人の皆が、世間というものを格下げし、最終的にはほとんど無視することだ。学歴やブランド、メディアの権威を真剣に疑い、自分の頭で考える癖をつけることだ。自分の頭で考えるということは、間違えて恥をかくかもしれないリスクを取って、発言をするということだ。 世間は、人々が発言をし、自ら思考する力を獲得することを恐れている。「自分が、どんな発言をしても、何も変わらない」という発想は、世間が、その力を保持するために、繰り返し日本人に刷り込んできた典型的な幻想だ。そんな幻想から解き放たれ、テレビや新聞とは違った発言をしたい。そして、ついに日本人は家庭を発見するのだ。 (おしまい) ■追記(2007年9月27日) アンカテ(Uncategorizable Blog)で、「世間」に関する素晴らしい考察「世界観について自己責任でセーフティネットがない国」がアップされました。リンクを残しておきます。
by NED-WLT
| 2005-11-25 07:18
| 時事評論のまね
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