オランダの高校生、その後

「自分を開発し、発展していくためには、他人と同じ考え、同じ行動をしてはならない。」
盛田昭夫

先の７月末に、僕が勤める会社の地域貢献活動の一環として出会った、聡明なオランダの高校生、シモン君。先週末の日曜日に、お父さんと一緒に我が家に遊びに来てもらいました。お父さんを呼んだのは、僕がシモン君に何をインプットしようとしているのか、保護者にきちんと理解してもらうためです。

某企業でIT部門担当のマネージャーをしているというお父さんは、子育てに熱心なとても気持ちの良い方でした。今回は会うことができませんでしたが、シモン君のお兄さん（大学院生）は、なんと今、僕が勤務している企業に就職するのことを目標に勉強しているそうで、お父さんと一緒に4年も前から企業研究をしているとのことでした。学生が企業研究に4年を費やしていることには驚きましたが、それをサポートしている親にも驚きました。いずれ、シモン君のお兄さんにも会わないといけなくなるでしょう（笑）。

そんなわけで、シモン君の家庭とは、少しずつですが、これから家族ぐるみで長期的な付き合いが出来そうです。楽しみー。

優等生シモン君は、前回、僕が紹介した本のうちの数冊を図書館で見つけ、実際に読むことにトライしているようです。今は「西欧の植民地喪失と日本」（ルディ・カウスブルック）を興味深く読んでいるということです。

すでに平仮名とカタカナは覚えているシモン君、日本語をもっと勉強したいというので、今回は、うちから絵本、邦楽のCD数枚と日本映画のDVDを数本、貸してあげました。

日本な本： 「甘えの構造」 土居 健郎
日本な音楽： 「無罪モラトリアム」 椎名 林檎