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古典的ないじめの方法に「仲間はずれにする」というものがあります。このいじめのターゲットになりやすいのは、実に、仲間はずれにされるのを極端に嫌う人です。人間は残酷ですよね。そして、僕の個人的な体験からすると、日本人の弱点の1つがこれ。寂しさに耐えることができる能力、ひとりでいられる能力の欠如です。ちょっと仲間はずれにされると、すぐにしおれてしまう人が多いような気がします。同根の問題として、非常に流行に流されやすいのも日本人のちょっぴり恥ずかしい特徴だと思います(僕自身がかなり流されます)。
今日は、我が家の教育目的における困難を乗り越えるための精神力と、独立心を獲得するための戦略として、まず、この「ひとりでいられる能力」の開発を考えてみます。前回と同様、このエントリはすべて僕の勝手な、科学的に立証されているかどうか実に怪しい自論に基づいたものであって、誰かに押し付けようという意図はありません。自分用のまとめのようなものです。 さて、このひとりでいられる能力とは、換言すれば他者とは違う自分をそのまま受け入れ、自分を信じてゆく力です。この能力が開発されていないと、常に他人が自分をどう見ているか、他人に自分が受け入れられているかばかりが気になる人になってしまいます。ついには誰かと同じじゃないと安心できないとか、権威が認めたものじゃないと受け入れないとか、そんな人間社会でいじめられやすい人格を育ててしまいます。 自信を持って自分の主張を内外に展開して行く。議論をして、相手の意見と自分の意見が全く異なっていても、それを自然なこととしてまず飲み込み、感情的にならずに、できるだけ客観的に議論を進めて行く。究極としては、他人を本当の意味で説得することは不可能であることを知り、違うことそのものを受け入れ尊重する。孤独であることをむしろ人間の本質として理解する。 この思考プロセスを自分のものとしないと、人は本当の幸せを獲得することはできないのかもしれないとすら思います。失礼ですが、「他人の目からみて幸せそうに見えること」ばかりを必死になって追いかけている人がいますよね。それは他人の価値観に自分を合わせるということです。そういう人には、残念ながらいつまでたっても本当の幸せは見つからないのではないかと思います。他人とは異なる、自分自身の幸せの定義を力強く持つことこそ、真の独立心の基礎であると、僕は考えます。 では、このひとりでいる能力はどのように開発されるのでしょうか。イギリスの小児科医で児童分析家のウィニコット(Winnicott)が提唱した考え方では、この能力は、乳幼児期(生まれてから5歳ぐらいまで)に開発されるものだそうです。常に親が自分のことを守ってくれているということを体験として理解した乳幼児は、いつしか善意にあふれた心地よい環境に深く安心し、近くにいる親を意識しつつも、親が何をしているかには注意を払わず、ひとり遊びが出来るようになって行きます。 この安心感を伴ったひとり遊びは、孤独に放っておかれる体験とは全く正反対です。それは強いられた苦痛としての孤独ではなく、自ら未知の世界へと向かって行く楽しい孤独なのです。自ら進んで自分自身との対話を楽しむこと、自分だけの幸せの追求を始めること・・・それは、ひとりでいられる能力そのものです。 ただし、このひとり遊びがテレビやビデオを見ることだったり、テレビゲームをすることでは、ひとりでいられる能力の開発にはなりません。それは、自ら能動的に「遊ぶ」という行為ではなく、受動的に「遊ばされる」という行為であって、自分自身との対話には、これっぽっちもならないからです。 ■我が家の教育戦略: 第1条 ひとりでいられる能力を意識して開発する。親は子供が十分に安心してひとり遊びに励めるよう、ついつい過干渉になりがちな自分を抑えつつ、子供とはいつも一緒にいて心地よい環境作りと十分な保護に努める。子供にテレビやビデオを見せる時間はなるべく短くしたい。 ![]()
by NED-WLT
| 2005-08-21 07:25
| 我が家の教育論
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