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教育基本法や、子どもの権利条約など、様々なところで教育の目的は語られています。しかし、どれもいわゆる美辞麗句の類で、そのまま家庭での教育の目的として有用であるとは思えません。各学校がそれぞれ独自の教育の目的を掲げているように、ここに僕としては、我が家の教育の目的を自ら設定する必要があると感じ、エントリとしてまとめることにしました。
言うまでもありませんが、教育に関する方針は各家庭で異なるものであり、この僕の考えを我が家の外において、そのまま誰かに押し付けるつもりは全くありません。そして、現実の我が家は親子共々全く至らないレベルであることは鼻息荒く付け加えておきたいです。 ■我が家における子供の教育目的(常に暫定版) 飽くなき好奇心を持って世界に挑み、万巻の書から先人の知恵を体系的に学び、困難にあっても生ある限りそれを乗り越え、社会にあっては社交的で独立心に富み、家族と友人を大切にし、ウィットとユーモアを解し、気品と質素倹約を重んじる日本人を育てる。 始めのセンテンスは、明代の文人、董其昌(とうきしょう)の「万巻の書を読み、万里の路を往く」という言葉に影響されています。現代という時代は、世界の距離が縮まっていると聞きますが「道近しといえども、行かざれば至らず」と筍子の言うとおり。地理的な意味での世界だけでなく、人間社会としての世界、理科系の学問から見た世界に対して、ひるむことなくチャレンジしていって欲しいという希望をこめています。また、僕はどんなにマルチメディアな世界になろうとも、紙でできている本を読むことをとても重視し大切に思います。 困難があっても、それを乗り越えて欲しいという思いは、人生が常に困難と共にあることを前提としています。例えば、いじめられたり、嫌がらせを受けたり、差別されたりすることは人間社会においては年齢や文化を超えてデフォルトです。人間のそういう負の部分は絶対に無くならない。だから、子供にはそういうものを現実に乗り越える強さ、もっと具体的に言うなら、体力(武力)と精神力を身につけて欲しいと思います。ナイーブであるぐらいなら、多少ズルくても、したたかであってほしいと思います。 社会生活を上手に営むことは、人生を楽しく、かつ有利に生きてゆく上で大切な能力です。社交的であることで、人との出会いの機会が多くなり、他人から大いに刺激を受けることができます。本ばかり読んでいてはいけないという思いも入っています。独立心を養うことは、自尊心を持って生きてゆくための基礎となります。自尊心が高まってはじめて倫理を重んじ、弱きを助ける人になれると思います。 家族と友人を大切にするということは、なんとなく自然に出来ることではありません。人を思いやるということは、面倒くさく、手間と時間がかかる、細やかなケアをすることです。人のお祝い事、不幸にあってきちんとした対応ができること、年賀(クリスマス)、暑中にあって正しく挨拶のできること、そういう一見形式ばったことも、ないがしろにしないことが肝要です。 気品と質素倹約は同居しているものだと僕は思います。むやみに着飾るぐらいなら、ケチと言われているほうが良いという価値観を身に着けてもらいたいです。気品はまた、センスの良さでもあります。センスを磨くためには、あらゆる芸術の上質なものに、早くから触れておくことが大切です。質素倹約を旨としつつも、センスの良い美しい生活を営めるようになってもらいたいです。 最後に日本人であるということ。僕は世界人というナイーブな発想をこれっぽっちも信じません。僕の家族は海外に暮らすからこそ、よりいっそう日本を意識して子供を教育する必要があります。シオランが言うとおり、祖国とは国語であると信じます。広い意味での日本語をしっかりと身につけてもらいたいです。 目的が定まれば、今度はいかにして、限られたリソース(お金と時間)を使ってその目的を達成するのかという戦略論になって行きます。白状しますが、僕は、子育てに経営学の発想を応用しようとしています。これ以降、我が家の教育論のカテゴリは、基本的に我が家の教育戦略となって行きます。暫定と打ったとおり、状況に応じて、教育の目的が変化することもあるでしょう。いやー、偉そうですね(汗)。
by NED-WLT
| 2005-08-18 05:30
| 我が家の教育論
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