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キャリア開発において、「素直さ」というのは、とても大事な能力として語られることが多いものです。個人的にも、「素直さ」のあるなしが、特定の人材の成長限界を決めてしまうケースを見てきたように思います。
この「素直さ」というのは、別の言葉で表現すれば「自分が良さそうだと思ったことを、実行に移す力」と言えそうです。これは、自らの成長限界を突破するための重要な手段であると同時に、想像以上に獲得するのが難しいものだと考えています。 長く、そんなことをモヤモヤとやってきたのですが、昨晩の浅田選手の演技を観て、感動し、考えが少しまとまったように思うので、以下、記事にしてみることにしました。 ●子供の「素直さ」は失われていくべき 大事なのは、「素直さ」という特性は、才能ではなくて、獲得すべき能力であるということです。そして「素直さ」という究極の能力は、後天的に、いくつかのステップを超えていくことでしか、得られないものなのだと思います。 まず、子供の頃から一環して「素直さ」を発揮しつつ大人になるようなケースは、決してほめられたものではありません。なぜか。 子供の「素直さ」というのは、要するに、大人(コーチ)の言うことをよく聞くという性質にすぎないからです。その背景となっているのは、大人への恐怖と、大人からほめられたいという欲求にすぎません。子供の「素直さ」からは「自分」がどうしたいのかというものが見えてこないのです。 子供の「素直さ」とは「大人が言うことを、実行に移す力」であって、「自分が良いと思ったことを、実行に移す力」ではないという点がポイントです。 このように「大人が言うことを、実行に移す力」を持ったまま大人になってしまえば、ただ周囲の価値観に流され、上司から言われることを「こなす」だけのロボットのような人間ができてしまいます。なにせ「自分」がないのですから、なにかを「良さそうだ」と感じる「自分」もいないわけです。 ●反抗期と自分の獲得、あるいは「素直さ」の喪失 「自分」の獲得に必要になるのが、反抗期です。大人の価値観に違和感を感じ、その違和感と向き合う中で、「自分」が見えてきます。 これは、大人の価値観に対抗するための、自分の価値観を生み出すということでもあります。それは、自分はどう生きていきたいのか、どのようなことを成し遂げたいのかといったことを(たとえそれが間違っていたとしても)自分で決めるということです。 しかし、この反抗することで「自分」をつくりあげるというプロセスによって、僕たちはいちど「素直さ」を失っているわけです。この代償は、あまり意識されることがないように思います。 ●自分の目標へのロイヤリティーと、新たな「素直さ」の獲得 守るべきものは「自分のプライド」なのか、それとも「自分の目標」なのか。ここの判断が、運命の分かれ道のように思います。 「自分のプライド」を守ろうとすることは、鏡の裏側から見れば、「自分」の弱さを隠し、強がり、「自分」を変化させることから逃げるということです。当然、大舞台で転ぶようなリスクのある選択はできないでしょう。この状態は、「良さそうだと思ったことを、実行に移す力」の発揮を妨げます。 これに対して「自分の目標」を達成しようとすることは、基本的に、現在の「自分」を否定することでもあります。もし、現在の「自分」が正しいのであれば、既にその目標は達成されているはずだからです。 大舞台で転ぶような恥ずかしい失敗もして、打ちのめされ、現在の「自分」なんてたいしたことがないという事実と向き合ってはじめて、「自分が良さそうだと思ったことを、実行に移す力」が獲得されるのではないでしょうか。 スケート選手を対象とした研究で、一流選手ではない人たちは自分がすでに「できる」ジャンプに多くの時間をつぎ込んでいることがわかった。一方、トップレベルの選手は自分が「できない」ジャンプにより多くの時間を費やしていた。(中略)荒川静香は、金メダルをとるまでに少なくとも二万回も容赦なく冷たい氷面にお尻を打ち付けていたことになる。「目線は高いのに、腰の低い人材」というのは、このようなステップを通してしか、生まれないのではないかと思うのです。荒川選手にせよ、浅田選手にせよ、イチロー選手にせよ、本当に突き抜けた存在に共通しているのは、結局のところ「素直さ」なのではないかと、そんなことを考えたのでした。 ●まとめ+ 以上の話をまとめると、成長限界を突破していく人々の背後には、以下のようなステップが共通するものとして見えてきます。 Step 1. 大人が言うことを、実行に移す力を発露させる Step 2. 大人が言うことに反抗することで、自分を獲得する Step 3. 自分で目標を掲げ、失敗し、自分の至らなさに打ちのめされる Step 4. 自分の目標を実現するために、「素直さ」を発揮させる Step 5. 自分の目標を実現し、より高い目標を立てる(Step 3に戻る) 僕のブログの過去の関連記事としては、以下のあたりでしょうか。この問題について、結構長いこと考えてきた軌跡が(自分には)面白いです。よろしければ、これらも読んでいただけたら嬉しいです。 『吸収力に関する理論―2』 2006-02-19 『経験から学ぶ力を高めたい』 2011-12-10 『動機づけとは、教育の手段ではなく、目的である。』 2011-12-23 ■追記:長く僕のブログを読んでくれている友達から、このエントリに関連するのはむしろ、以下の記事であるという指摘を受けました。なるほど、「素直さ」があるからチャレンジするのではなくて、チャレンジするから「素直さ」が獲得されるのだと、そういう視点もありますね。 『誠実だから学のではなくて、学ぶから誠実になるのかも。』 2010-02-09
by ned-wlt
| 2014-02-21 13:47
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