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本当に楽しみながら、一気に読んだ。本格的な生物学の学術書として、これだけエンターテインメント性に溢れているものも珍しい。そもそも生物学自体が面白く、個人的には結構な数の類書を読んできたつもりだが、本書『孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生』は、頭一つ抜けていると感じた。
まず、30代前半の研究者に、書籍執筆の機会が与えられること自体が珍しい。著者を発掘した編集者の眼力もすばらしいが、この機会をとらえて、これだけの本を書いてしまう著者の力量には、ただならぬものがある。著者はこれから、研究者としてはもちろん、ウェブ時代のタレントとして注目されていくことだろう。 本書が学術書であると同時に、高度なエンターテインメント性の実現に成功しているのは、そこに主人公である著者の苦難と成長のドラマが描かれているからだ。本書にはところどころ、いかにもウェブっぽい面白表現があり、学術書の堅苦しさを緩和する効果を発揮しているものの、本書を上質なエンターテインメントにしているのは、こうした小技ではないと思う。 主人公が苦難を乗り越えて成長していくというのは、人間の世界における(ほぼ)全ての物語に共通する黄金則である。この厳しい時代に、バッタという専門領域において博士号をとり、研究者として生きていくことは、それ自体が苦難だろう。そして、それをギリギリの高度で乗り越えていく筆者の姿が本書にはストレートに描かれている。ここに、本書のすばらしさがあるのだと思う。 自分の人生と向き合い、たとえそれが自らの生存にとって過酷な環境になる可能性が高いとわかっていても、人は自らの人生を生きるべきだ。本書は、バッタ研究という題材を通して、先の見えない時代における幸福追求のロールモデルを提供している。バッタに興味のない人であっても、本書を読めば、自分もなんらかの研究に没頭したくなるはず。 追伸:本書の執筆が終えられたときは、モーリタニア建国以来の大干ばつとなり、筆者の研究対象となるバッタが激減するという(筆者にとっては)不運の最中にあったことが書かれている。しかし、筆者のブログ『砂漠のリアルムシキング』によると、2013年3月の今は、存分に研究・活躍できる環境が整っているようだ。 (これから、少し仕事をします) ある日、ある場所、ある生物 ●無料メルマガ『人材育成を考える』もよろしくお願いします。 ●twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai
by ned-wlt
| 2013-03-10 22:23
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