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僕は、宮崎アニメの中でも『紅の豚
とはいえ、ポルコ・ロッソのように、世間の枠組みから距離を置いて、自らの命を飛ぶような「強さ」を身につけることは容易ではありません。しかし現代社会は、全ての人間に、ポルコ・ロッソのように「飛ぶ」ことを強要していることに、僕たちはもっと自覚的になるべきだと思います。 ●Facebookという現象 Facebook、IPO(株式上場)後にいろいろあって株価が安定しませんが、それでも時価総額は4~5兆円前後という、堂々たる世界企業です。日本でこの規模の世界企業として思い浮かぶのは、時価総額が10兆円前後のトヨタでしょうか。 あらためて、トヨタのすごさが解ります。日本の誇りです。同時に、すこし憂鬱に思えることがあります。それは、トヨタの従業員数が32万人(連結)なのに対して、Facebookの従業員数は3,200人というところです。偶然ですが、枕の「32」という数字が一致しています。 ●従業員数の差が持つ意味 連結やアウトソーシングの割合などを考慮に入れないで、単純に従業員数を比較することはできないものの、それでも、従業員数で100倍もの差があるということがいったい何を意味するのか。これは、何か考えるべきところでしょう。 言うまでもなく、膨大な設備投資が必要なメーカーと、一般に少ない設備投資で経営できるIT企業を横一線で比較することには慎重になるべきです。ただ、同規模の時価総額を持つ世界企業の間に、100倍という従業員数の「格差」があるという事実に、僕は興味を持ちます。 結論から先に言うと、興味の対象は、Facebookのような新時代の企業は、これまで僕たちが常識的に「夢」見てきた企業に比べて、雇用の吸収力が圧倒的に弱いというところです。今後も多くの新興企業が世界各地で生まれるとして、結果としていくつもの新産業が発達しても、その時価総額の割には、僕たちの雇用は増えないと覚悟をする必要があると思います。 ●なぜ、雇用が増えないのか 18〜19世紀に起こったとされる産業革命では、蒸気機関に代表される技術革新によって、ブルーカラーの仕事がなくなりました。そして今、僕たちが目にしているIT革命は、おそらく、ホワイトカラーの仕事を減らしてしまうのです。それによってブルーカラーの仕事が増えるわけでもなく、多くの仕事がコンピューターに巻き取られていくというのが現実です。 そうした中で、人間ができる仕事というのは「コンピューターが苦手とする仕事」に限られると指摘したのが『コンピュータが仕事を奪う ●人間は、引き裂かれない 僕たち人間は、多くの矛盾を抱えていて、時にそうした状況を「引き裂かれる」と表現します。たとえばそれは、父としての自分、夫としての自分、男としての自分といった立場のそれぞれが独自に価値判断を行い、それぞれが反発しあうということでしょう。それを「引き裂かれる」と言うことが多いと思います。 でも、現実にはなにも引き裂かれていません(苦しみはしますが)。誰もがこうした矛盾を抱えながら、一人の人間として統合されています。この統合こそが、コンピュータと人間の違いであり、矛盾に悩むことが、人間らしいことではないでしょうか。そこからコンピュータには到達できない「創作」が生まれるのだと思います。 ところで、人間の持つ、こうした「強みとしてのジレンマ」を見事に表現したのが、エヴァンゲリオンに登場する、マギ・システムでした。マギ・システムは、合議制を前提とした3台のコンピュータで構成されている、異なる人格移植OSを搭載したコンピュータの集合です。仮に、人間がいかなる物事においてもコンピュータに勝てない時代が来るとしたら、それは、このマギ・システムが実現したときだと思います。 ●何が言いたいの? かつてポルコ・ロッソは「飛べない豚は、ただの豚だ」と発言したようです。これは「飛べない人間は、ただの人間だ」といってしまうと野暮だからであって、中身が豚でも人間でも同じことです。 では「飛ぶ」というのは、どういうことなのか。それは、様々な矛盾を飲み込んでなお、前向きでいられる完成されたマギ・システムとしての人間ではないかと、そんな風に感じます。コンピューターが仕事を奪いつつある現代、そしてそれが明らかなこととして顕在化する近未来、僕たち人間は、誰もが飛ばなければならないのだと、確信した夜でした。 (なんのこっちゃ・・・) ![]() ●無料メルマガ『人材育成を考える』もよろしくお願いします。 ●twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai
by ned-wlt
| 2012-06-05 01:27
| 時事評論のまね
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