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僕の評価(夏): ★★★★★
僕の評価(冬): ★★★☆☆ アルコール度数: 4.9% 300ml価格: 0.74ユーロ 250mlグラス@カフェ価格: 2.5ユーロ ホワイトビアは正式な名前ですが、フーハルデン(ヒューガルデン)と言うだけでも通常、この白ビールのことを指すようです。このベルギービールの魅力をどう形容してよいか、ちょっぴり迷います。それほど僕にとって大切なベルギービールなのです。非常にメジャーなビールなので、入手が困難ということもなく、ベルギー国内でなくとも、そこらじゅうで売っているビールです。こっちでは価格も恐ろしく安く、セールだと一本50セント以下で購入できます。さらに、瓶を返却すると10セント戻ってくることも付け加えておきましょう。 さて、このベルギービールを飲んだ経験がある方は多いと思われます。ですが、この飲み方はご存知でしょうか。「Hoegaarden met citroen (蘭) = Hoegaarden with lemon (英)」、レモンを入れて飲むのです。この飲み方がどの程度広く受け入れられているのかは定かではありませんが、少なくとも僕の住むオランダ南部の街では、よくレモンを入れてフーハルデンを飲んでいる人々を見かけます。フーハルデンとレモン・・・もし叶うのなら、皆様に以下のような状況をプレゼントしたいと思うのです。 例えばそれは、晴れた夏の日、連休の初めのことでした。悪友と言ってよい、古い友人と共にオランダの歴史深い街を歩いていると、雰囲気のあるオープンカフェの特等席が空いています。オランダ人らしい、長身で飾らないウエイトレスがあなたを見て“暑いね”いうジェスチャーをしておどけて見せました。あなたと古い友人は、このウエイトレスのジェスチャーは高度な客引きの技であることを知りながら、そのフランクな間合いの詰め方にしてやられ、特等席に吸い込まれていきます。クッションのやや硬めの椅子に深く腰を下ろすと、西暦1300年前後に建てられたという教会の尖塔の向こうをカモメのような鳥が飛んで行くのが見えました。ウエイトレスが、メモを持って何も言わずにあなたの横に立ちます。ウエイトレスの真新しいエプロンから、プンと麻の匂いがしました。そこであなたは、自身の声の強さに驚きながら、こう告げるのです。 「Hoegaarden met citroen, alstublieft.」 あ、柑橘系の香り・・・、酸っぱい?ちょっと粘り気があって、タプタプする感じがする、タプタプ!タプタプ!ご、ご、ごーっ! ブリュッセルの東、車でおよそ1時間ほどの所にフーハルデン村はあります。そこでは1300年の初頭にはビールが造られ始め、1500年代には村に醸造家ギルドが結成されています。当時から、いわゆる白ビールはありました。1800年代にはその村には30以上もの醸造所があったそうです。ところが20世紀に入り、小さな醸造所は大量生産の波に押され、フーハルデン村の醸造所ものきなみビールの生産を中止して行きました。 村がほとんどビールを生産しなくなってしばらくしたある日、フーハルデン村の会合では昔の白ビールを懐かしむ声に、ついにある決心をした若者がいたのです。ピエール・セリス氏です。氏は、稼動を止めた醸造所の近所に住んでおり、ビールづくりの知識を持っていました。1966年、氏は廃業した醸造所の設備一式を買い取り、ついに白ビールの生産に乗り出します。1400年代にビールを醸造していたこの街の修道院に敬意を表し、醸造所には「デ・クライス(=修道院)」という名前をつけました。その後、順調にデ・クライスの白ビールは名声を獲得して行きました。1985年に火災によって醸造所の危機を迎え、レフやベレビュー・クリークも扱う大手INTERBREWの傘下に入った今でも、フーハルデン村の修道院の設立された年号はラベルに残されています。 さて、フーハルデンの生みの親であるピエール・セリス氏、1966年に白ビールを生産する以前は何をしていたと思いますか?同じ白い飲み物を扱う人、牛乳屋さんだったそうです。牛乳屋さんが復活させた伝説の白ビール・・・。ベルギービール、やっぱり奥が深いです(笑)。 本稿記事の情報は、主に「マイケル・ジャクソンの地ビールの世界」及びHoegaardenのウェブサイトを参考にしています。サイトは英語をサポートしており、火災時の写真まで見ることができます。フーハルデンのファンは是非一度のぞいてみてください。タプタプ。
by NED-WLT
| 2005-05-11 05:15
| ベルギービール
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