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ヒマラヤ山脈。この地球で最も標高の高い山々の総称です。サンスクリット語で「ヒマ」は「雪」をあらわし「アラヤ」は「根源的な場所」といった意味だそうです。ですから、ヒマラヤとは「雪を生ずる根源的な場所」といった語感を持つ言葉なのでしょう。
この「アラヤ」という言葉は、大乗仏教の軸となる考え方の中にも出てきます。アラヤ識(阿頼耶識)とは、五感を通して感じられる認識や様々な意識のさらに奥底にひそむ、心の深いところを指しているようです。 ●縮小していく人生 多くの人は、程度の差はあれ、入れる中学校に行き、入れる高校・大学に行き、入れる企業に行き、与えられた仕事をこなしていくという人生を送ることになります。子供のころは可能性の大きさに圧倒された人生も、この流れにいるかぎり、いつしか、前にある仕事のなかに埋没していくのです。 自分が好きなことの世界でも、一度は夢見たプロをあきらめ、世界大会や全国大会をあきらめ、県大会ですらあきらめたりして、趣味としてのそれも、やはりこの流れにいるかぎり、いつしか自分がそれを好きだったことさえ忘れてしまったりもするでしょう。 「今の自分にできること」を、ただ現実的に選び取っていく限り、僕たちの人生は確実に縮小していきます。この縮小が進むごとに、僕たちのアラヤ識は「焦り」という形で、ずっと警告音を発してきたと思います。 ●今の自分にできること どうしたって生きていかないとなりません。ですから「今の自分にできること」を現実的に選ぶということは、多くの場面で必要になってくることです。常に理想を追い求め、リスクを取れだなんて、そんなことを言いたいのではありません。リスクを取ることには、いつも慎重であるべきです。 とはいえ、ただ「今の自分にできること」を積み重ねていても、可能性は時間の経過とともに減っていきます。それはまるで、うずまきの中に浮かぶ木の葉のような人生です。30代も中ごろを過ぎたあたりから、大切に守ってきたはずの可能性も、明らかに目減りしてくるのが普通ではないでしょうか。 ●リアリティ・ショックをどう乗り越えるのか あるとき、ふと我に返って、自分が描いてきた理想は、どうやら自分には手に入らないという現実を直視すると、人は「リアリティ・ショック」におちいります。この「リアリティ・ショック」乗り越えるために、理想のダイエットをすることは、たしかに現実的です。 ただし、理想のダイエットは、どこかで踏みとどまらないとなりません。理想のいくつかを削減することは仕方がないかもしれませんが、それが行き過ぎると、自分の人生そのものをあきらめることになってしまうからです。 ●なんのために可能性を守ってきたのか そもそも僕たち人間が、少しでも自分の可能性を広げるような選択をしながら生きるのは、いつか将来、自分の人生を「ココ」と決めるに値する場所を見つけるためだったはずです。様々な誘惑を我慢して受験勉強にいそしんだのも、そんな将来のためではなかったかと思います。 「現実的に考えれば、それしかなかった」ということに、ただ身をゆだねていくような態度は、まだ見ぬ理想のパートナーを待ちながら、年齢を重ねていくことに似ています。出会いの可能性を維持することも重要ですが、どこかで「ココ」を決めないとなりません。 ●「ココ」と決めることの難しさ 「ココ」を決めるということは、それを決めなければあったかもしれない他の可能性を捨てること(=機会費用を支払うこと)です。ですから「ココ」を決めるのには、心理的な抵抗を感じ、いわばマリッジ・ブルーのような状態になります。 ですが「ココ」と決めることは、まさに結婚と同様に、その後の可能性を減らしてしまうかわりに、「ココ」へのコミットメントを強めることです。いつまでも「ココ」を決めないということは、なにもコミットすることのない人生を生きるということで、そのような人生には、人としての成長がないのは自明のように思います。 ●「ココ」はどこにあるのか? これは簡単な質問です。趣味、勉強、仕事、人間関係・・・なんにせよ「ココ」は、いま自分が持っている手持ちのカードの中にしかありません。そしてそれらは、放置しておけば一枚ずつ確実に減っていく運命にあるものです。 要するに、決めの問題なのです。仕事であれば、毎朝、家を出るときに「自分は、今日の仕事でプロになる」と決めている人と「あー、今日も面倒だなー」と考えている人の間に差が生まれて当然でしょう。 しかし、ただ「ココ」と決めて、それに打ち込むだけでは、その分野で成長はできても、可能性が日々漏れ出していく状況は変わりません。決めているだけに、どうしても視野は狭くなるので、ヘタをすると、ただボンヤリと生きているよりも、可能性カードの減りが早くなる危険性もあります。 ●縮小していく可能性を押し戻す方法 縮小してく可能性を押し戻せるチャンスは、いつだって自分の人脈の中から立ち上がってきます。このとき、チャンスとなる「新たな提案」は、自らのイニシアチブによって取りにいかなくてはなりません。運よく人脈のほうから「新たな提案」が出てくることは、ほとんどないからです。 そして自分に多くのチャンスをもたらすことができるような人との関係維持コストは、決まって高くつきます。しかし、それこそが、自分の可能性を広げるために有効な数少ない投資先なのであって、これを怠る限り、うずまきの中に落ちた木の葉を拾い上げることはできないと思います。 ●まとめ 大事にしてきた手持ちの可能性カードは、周囲の環境によって捨てさせるのではなく、自ら決めて捨てていくべきものです。そして残すと決めたカードに日々集中し、そこに人脈のレバレッジをかけて新たな可能性のカードを獲得していくことが、ただ一度の人生を主体的に生きるということであり、理想のダイエットを終わらせるために必要なことなのでしょう。 自分の考えたとおりに生きなければならない。 そうでないと、 自分が生きたとおりに考えてしまう。そうして手に入れた新たな可能性カードであっても、時に棚卸をしつつ、捨てるべきカードを選び、捨てる作業を止めてはいけないのでしょう。それが「自分の考えたとおりに生きる」ということであり、僕たちのアラヤ識を「自由であることの喜び」で満たすための唯一の手段なのだと思います。 (年末、大忙し!) フォーカス 「僕たちは、ただ1度きりの人生を生きている。」 2011-03-03 「突き抜けた人は、どうしてみんな子供なんだろう?」 2011-07-02 ●無料メルマガ『人材育成を考える』もよろしくお願いします。 ●twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai
by ned-wlt
| 2011-12-29 00:17
| 時事評論のまね
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