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「ネットを使えるか、使えないか」という次元の問題は終わりつつあるように思います。コンピュータの側が、ユーザーに近づこうとする流れは加速しており「誰にでも使えるネット」が実現しつつあるからです。
その先に訪れる未来は、しかし、先進国に暮らす多くの人にとって優しくない姿をしているだろうと感じています。 1.貧困と富裕のこれまで 世界では、すべての人が食べるのに十分な食糧が生産されています。しかし、現在、世界ではおよそ7人に1人、10億人近い人が飢餓に苦しんでいるのが現実です(注1)。 飢餓というほどではなくとも、食べ物に困るような深刻な貧困というレベルで言えば、実に世界の半数がこれに相当するとも言われています(注2)。 これまで、こうした貧困と富裕の格差は、国家単位で顕在化してきました(注3)。ところが、この流れは、ネットによって全く別の形になろうとしていると思うのです。 2.先進国における失業問題 ネットは、本質的には距離の意味を破壊する技術です。世界中どこにいる人ともコミュニケーションを取ることができ、究極的には、地球の裏側にいる人とも同じ部屋を共有しているような気分すら生み出せると考えられます。 こうなると、同じ仕事であれば、より安い賃金でそれを請け負ってくれる人のところに、同じ賃金であれば、より質のたかい仕事をしてくれる人のところに、仕事が集中するようになるでしょう。 これは要するに、これまで先進国の既得権に守られてきた人々から、飢えに苦しんできた人々のところに労働がシフトするということです。これにともない、先進国では、深刻な失業問題が発生することになります。この解決方法は、ベーシック・インカムぐらいしか思いつきません。 3.貧困と富裕が隣り合わせの時代 この変化が生み出すのは、食べるものにも困るような貧しい人と、世界中から仕事があつまる富める人が、隣り合わせに暮らすような社会です。 今現在、飢えに苦しむ人々にとっては、これはチャンスなわけですが、先進国に暮らす人から見れば、この変化は、生活水準の極端な悪化と映るはずです。 おそらく、この変化は、食料価格の極端な高騰という形で見えてくるのではないかと思います。これまで飢えてきた、地球の半数をしめる人々に収入がもたらされ、食料の取り合いが発生すると考えられるからです。 4.ベーシック・インカムは優しくない この状況にあっては、先進国においては、自国民であれば無条件に最低限のお金を支給するというベーシック・インカム制度を導入せざるを得なくなるかもしれません。 しかし、人間にとって労働とは、単に生活費を稼ぐための手段ではありません。労働を通して成長することは、それ自体がエンターテインメントとしての側面があります。このエンターテインメントが奪われることは、人間を破壊しかねないとすら思います。 5.この変化は、どこに行き着くのか ネットの発展によって、労働効率がより追求された未来においては、飢えという問題は解決するのかもしれません。しかし、そこに現れてくる未来は、多くの人間にとって優しい社会ではないかもしれないと、そんなふうに思います。 楽観的に考えれば、そうした未来の社会では、人間は、芸術や学問の分野において、より創造的なことに従事しているのかもしれません。しかし悲観的に考えると、隣に暮らす人々が争い合うような、厳しい社会の姿も見えてきます。 (これから、プロボノフェア2011に向かいます) (注1)WFPのデータ参照。 (注2)例えば『世界の半分が飢えるのはなぜ?』など。 (注3)WFPハンガーマップ(pdf)参照。 さかな 新刊『ご機嫌な職場 「職場コミュニティー」再構築の方法』が、東洋経済新報社より出版となりました。お読みいただけると嬉しいです。 ●メルマガ『人材育成を考える』もよろしくお願いします。 ●twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai
by NED-WLT
| 2011-09-25 11:52
| 時事評論のまね
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