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このエントリは、先の「日本の失業率について」で、miki3lotusさまに頂いたコメントへの返答です。長くなってしまい、コメント欄ではじかれるので普通にエントリにすることにしました(笑)。
おそらく、文化というのは常に変化していると思います。内側から変化することもあるでしょうが、僕は、ある国の文化とは、その時代に世界で力を持った国家に「憧れる」形で変化するのだと思います。古代ローマが力を持っていたとき、周辺国家はローマの文化に似ていた、似ようとしていたはずです。モンゴル帝国がユーラシア大陸に史上最大の帝国を築いたときは、世界はモンゴルの文化に似ようとしていたはずです。現代世界の覇者はアメリカですので、世界はアメリカに似ようとする形で変化していると考えます。 ただし、強い国家の文化を模倣するスピードというのは、地理・気候的な条件、宗教、情報伝達手段やテクノロジー、過去の歴史と文化の特異さなどによって、国ごとに大きな違いがあると思います。例えば、インターネットが普及している現代でも、日本がアメリカに似ようとするスピードは、イギリスがアメリカに似ようとするスピードよりもやや遅いのではないかと予想されます。日本は日本語ですが、イギリスはアメリカと同じ言語を使いますので、情報伝達のスピードに違いがあると思うからです。きっと中東ですら、ゆっくりしたペースでもアメリカに似てきているのではないでしょうか。ポイントは逆にアメリカは中東に似ようとはしていないことにもあるように思います。 日本は、先の300年におよぶ鎖国によって、かなり内向きの「他国に似ていない」文化を作り上げました。当時の情報伝達手段は現代に比べてずっと貧弱であったため、国内でも地域によってかなり違う文化を持てたのだと考えます。この300年をかけて形成された文化は、黒船以降、欧米文化に向かって一心不乱に変化してきました。国外の強国を初めて意識させられたことで、欧米文化への憧れは強烈だったと思います。時に日本が、欧米文化に飛びついているように見えるのは、300年で培った特異な文化と、欧米のそれに大きなコントラストがあり、一歩一歩の変化が目立つからだと思います。実際には、現代とは世界中が欧米に似ようとしている時代なのではないでしょうか。特にアメリカに。 確かに独自の文化を守ることは尊いことのように思います。しかし、現実には独自の文化は世界中で忘れられる方向にありそうだということはもっと注目されて良いように思います。古い文化を大切だと思いながらも、実際に、我々自身がフサフサした毛を持つ筆をとって書道をすることは年に何度あるでしょうか。時にアメリカですらヨーロッパや日本の文化に興味を示していたのは、ヨーロッパや日本は比較の問題ですが小さな覇者だったからではないでしょうか。次に、アメリカで流行るのは、中国文化かもしれません。個人的には、日本文化であって欲しいですが・・・。 オランダはおっしゃるとおり、どこか寛容で親切な人々が多いように思います。ただ、データでこれを示すことはできません。あくまで僕の経験の話です。先例をそのまま受け入れず、自分で判断する傾向があるようにも感じます。先例へのリスペクトが少ないということがオランダ人における柔軟さの深遠かもしれませんが、これも証明はできませんし、あくまで勝手な意見です。いつも水害の脅威にあった低地国家オランダは、常に古い堤防技術を新しいものに変化させてきたことが、もしかしたら先例をリスペクトしない理由かもしれません。ただ、オランダ文化は17世紀に世界中を旅した、先の黄金時代(大航海時代・植民地政策時代)の歴史を強く反映しているものであることは、きっと間違いないように思います。世界への興味と、その違いを受け入れる土壌は、おそらく黄金時代からのものではないでしょうか。 現代のように技術や生活の知恵がすぐに陳腐化し、常に新しいものに置き換えられるような世界では、おっしゃるように老人を敬う心はなかなか醸成されないかもしれません。長く生きた経験が、次の世代の役に立たない世界というのは、まさに現代の悲しい特異性かもしれません。
by NED-WLT
| 2005-04-30 16:07
| 時事評論のまね
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