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![]() 雪のある風景 政治学者ロバート・パットナム教授(ハーバード大)は「民主的な政府が時に成功したり、失敗したりするのはなぜか」という問いを立て、それを「ソーシャル・キャピタル(=良好な人間関係の蓄積によって生まれる社会的な資産)」という概念で説明しました。 研究の中で、パットナム教授は「スポーツや文化団体の数」「新聞購読率」「国民投票への参加度」「優先投票の利用率」の4つの指標(社会の「活発さ」を表す)を立て、これを「ソーシャル・キャピタル指数」として定義しています。 ここにヒントを得つつ、企業組織という文脈におけるソーシャル・キャピタル指数を考えてみると「社内クラブ活動への参加人数・頻度」「同期会・課長会などへの参加人数・頻度」「社内報の購読率(実際にどれぐらい読まれているかを計測)」「飲み会の参加人数・頻度」「社内コミュニケーション・ツール(社内SNSなど)の利用率(投稿数・人数など)」といったあたりが思いうかびます。 さらにパットナム教授は、ソーシャル・キャピタルには3つの特徴があると指摘しています。それらは「社会ネットワーク活動」「相互の信頼」「互酬性(助け合い)の規範」です。これらは、企業組織のソーシャル・キャピタルを高めるための具体的なターゲットとして理解することが可能です。 この3つのターゲットに対して具体的な施策を打ちつつ、ソーシャル・キャピタル指数を測定することで、喪失が懸念されている「明るく、楽しい職場」を実現することができるのではないかと、僕はいま考えています。 1.社会ネットワーク活動の刺激 従業員同士が「つながる」ためには「つながる機会」を提供しつつ「つながる力」を開発する必要があるでしょう(「つながる力」についてはこちら)。 「つながる機会」を提供するためには、オフィス・レイアウト変更、席替え、ジョブ・ローテーション、プロジェクト・アサイメント、懇親会(費用の一部負担などを含む)といったアクションが考えられます。 さらに「つながる力」を開発するためには、社内SNS、社内ミニブログ、電子社内報の整備といったICT(Information and Communication Technology)を活用したアクションが考えられるでしょう。 2.相互の信頼を高めるための刺激 従業員間の信頼を高めるためには、まず、従業員がお互いのことをよく理解する必要があります。理解すべきこととは、プロフィール、それぞれに異なる目標、日々の業務、仕事への思いといった「ウェット」なことであると思われます。 その上で「社内顧客」という概念を広く定着させ、各部署が、自分たちの仕事のQCD(Quality, Cost, Delivery)を、社外のみならず、社内に対してもシビアに測定しつつ「社内顧客満足度」を測定していくことで、部署間の信頼は高まると考えられます。 個人レベルの信頼は、どうしても個人のパーソナリティーに依存するものの、アクティビティー系の研修(たとえば合宿研修)などによって刺激することはできるかもしれません。そこでは「縁」という発想が重要になってくるでしょう。 3.互酬性の規範形成の刺激 互酬性を刺激するにはICTの活用が有効と思われます。社内ミニブログなどの中で、発生する「気軽な質問」に答えてくれる人が増えるようにうながしたり、「この本、面白かったよ」というようなことを広めたりする仕組みを導入することが有効だと思われます。 また、全社集会などで、互酬性の規範に関係しそうな活動を表彰(たとえば、自分を助けてくれた人に「ありがとう」ポイントを振り出し、その合計点数が高い人を表彰)していくことで、少しずつでも、互酬性の規範を形成することができそうです。 ●まとめ 何よりも「せっかく毎日通うのなら、明るく、楽しい職場にしたい」と考える従業員が増えることが重要です。ただ、こうした従業員が増えることと、ソーシャル・キャピタル向上は「タマゴとニワトリ」の関係にあります。 とはいえ、従業員の「気持ちのありよう」を直接変えることはできません。残されているのは、ソーシャル・キャピタルを高めることです。そのためには、ソーシャル・キャピタル指数を定期的に測定しつつ「社会ネットワーク活動」「相互の信頼」「互酬性(助け合い)の規範」という3つのターゲットに対して、具体的な施策を打っていくしかなさそうです。 参考文献 今村 晴彦, 園田 紫乃, 金子 郁容, 『コミュニティのちから―“遠慮がちな”ソーシャル・キャピタルの発見 塩辛 ![]() 「コミュニティーが見直されつつある背景」 2011-01-10 「コミュニティー形成を決める2種類の「つながる力」」 2011-01-15 「ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)としてのコミュニティー」 2011-01-21 ●メルマガ『人材育成を考える』もよろしくお願いします。 ●twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai
by NED-WLT
| 2011-03-01 22:29
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