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もちろん、色々な定義が存在するのですが、コミュニティーとは「なんらかのルールを自発的に共有しようとする人々の集まり」のことです。そんなコミュニティーの意義が、今、見直されつつあります。
その背景には様々な要因があるのですが、社会的には「少子高齢化の流れ」と、日本の文化的な特性による個人の「社会的孤立」が大きなドライバーとなっているようです。以下、いくつかの参考文献をベースに考えてみます。 ●少子高齢化と地域コミュニティー 人間には「どこかのコミュニティーに帰属したい」という欲求があることは、マズローが明らかにしたところです。そして現代の現役世代は、一般に職場コミュニティーへの帰属意識を強く持っています。これに対して、子供と高齢者は、移動可能な範囲も比較的狭いため、地域コミュニティーに帰属(土着)しやすいことが知られています。 つまり、社会全体における子供と高齢者の割合が増えたとき、社会は、地域コミュニティーの意義を「必要性」という視点から再確認するというわけです。では、日本における子供と高齢者の割合は、どのように推移してきたのでしょうか?公共政策や科学哲学の第一人者、広井良典先生(千葉大学)の研究から図を転載してみます。 出典:広井良典(2008), "高齢社会のビジョンと社会保障・コミュニティ再生" 日本老年医学会雑誌45巻5号: 474-476 日本の人口全体に占める0-14歳(15歳未満)と65歳以上の人の割合は、この図に示されている通り、少子高齢化の流れを受けて、今後かなりのペースで増加していきます。ここから、日本ではこれから、地域コミュニティーの重要性が強調される場面が増えてくることが予想されます。 ●社会的孤立とコミュニティーの維持コスト 日本は、見知らぬ人どうしの間に、会話の生まれにくい社会です。駅のホームや電車の中で毎日顔を合わせる人との挨拶もないし、近所の住人とのやりとりも非常に少なくなっています。こうした「社会的孤立の状況」を先進諸国(OECD諸国)間で比較したデータがあるので、参照してみます。 出典:社会実情データ図録HP 日本とオランダ・・・両極端にあります。オランダで9年近い月日を過ごし、帰国した僕としては、この日本における個人の社会的孤立は、確かに強く感じます。オランダのほうが優れているという意味ではなくて、まずは単純に文化的な「違い」として考えていただきたいのですが、オランダは見知らぬ人との距離が非常に近い社会です。 全くの他人どうしであっても、ちょっとした「きっかけ」があれば、すぐに会話が始まるのがオランダ流です。きっかけは、エレベータ内で一緒になるとか、バーで隣り合うといった他愛の無いことで十分だったりします。ベビーカーを抱えてバスに乗り込もうとするお母さんは、バスの中にいる若者に「手伝って」と声をかけることに全く抵抗を感じない社会です。 こうした社会では、新しいコミュニティーが生まれやすいだけでなく、当然その維持コストも安くなるでしょう。そもそも日本人のように、他人と付き合うことに抵抗や負担を感じる人々をコミュニティーに「積極的に」参加させるのは難しいはずです。 ●難しいチャレンジとNPO法人数の増加 日本では、少子高齢化によって地域コミュニティーの重要性が高まっているにも関わらず、そもそも日本人は他人と付き合いたがらない傾向があるとすれば、「なんらかのルールを自発的に共有しようとする人々の集まり」である地域コミュニティーを活性化していくのは相当難しいチャレンジと言えそうです。 コミュニティーが持っている「助け合いの精神(互酬性)」は利用したいものの、コミュニティーへの参加自体に気が乗らないという状態なのです。このギャップ(問題)を埋めようとしているのが、どうやら各種のNPO(非営利団体)のようです。 子供と高齢者の人口比率が急速に増加し始める1990年代後半から、国内におけるNPO法人の数も急速に増加してきています。データを見てみましょう。 出典:厚生労働省HP NPO法人も立派なコミュニティーの一種なので「ひたすら、サービスを行うコミュニティー」と「ひたすら、サービスを受ける孤立した個人」に分断されているという部分は、相当気になります。でも、こうしたNPO法人の増加自体が、日本流のコミュニティー再生なのかもしれません。 (これから新年会に出ます) ローストビーフ ●メルマガ『人材育成を考える』もよろしくお願いします。 ●twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai
by NED-WLT
| 2011-01-10 17:38
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