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ハーバード・ビジネススクールのヤンミ・ムン(Youngme Moon)教授による、初の書籍『ビジネスで一番、大切なこと』をダイヤモンド社より献本いただきました。特にマーケティングに関心のある人であれば、必読書です。内容は基本的には問題提議であり、具体的なソリューションはないのですが、だからこそ「本質は本書のすぐ向こう側にある」ということが強調されます。
ビジネスの成功の要は、競争力にある。競争力とは、競合他社といかに差別化できるかである。ところが、その差が細かくなりすぎて、多くの消費者がいぶかしく思う段階に達すると、ある日突然、差別化は無意味になる。(p16) 原著は『Different: Escaping the Competitive Herd』というタイトルで、日本語版とはかなり異なるのですが、この原著のタイトルは、心理学者ウィリアム・ジェームスの「差異を生まない差異は差異ではない」という言葉を思い出させます。 企業は一丸となって競い合ってはいるが、意味のある違いを生み出すという使命を見失っているように見える。激しく競えば競うほど、互いの違いは小さくなり、精通したプロでなければ見分けがつかなくなる。要は、類似性ばかりが目につくのだ。(p18) 現代における商品の多くは、十分に差別化を意識してデザインされています。しかし結果として、これ以上同一線上を走ったところで差別化を実現しても、売上に差異は生まれないという現実に直面しています。この状況は打破できるのか?そして、打破しているビジネスには、どのような特徴があるのか? オーストリアの実業家、ディートリッヒ・マテシッツがレッドブルを世界的なブランドにしようと、ヨーロッパで発売準備を進めていたときのことだ。消費者が慣れない味にどう反応するかを知るため、市場テストを命じる。最初の試飲結果はこうだった。「色が薄くて、飲む気になれない。口元はねばねばするし、いやな味だ」。調査会社の判決は「これほど失敗が確実な商品は見たことがない」。これを聞いたマテシッツは言った。「いいぞ!」(p126) 書いていて気がつきましたが、これと同じ状況が、個人のキャリア形成においても起こりつつあるように思います。有名大学を出て、外資系コンサルティング企業に就職し、MBAを取得し・・・で、これ以上どのようなスキルを磨けば自分の市場価値が増すというのか、という疑問に直面している若手に、僕は出会ったことがあります。 僕が自由でいられるのはね、常に100%完璧でなくてはならないとは思っていないからさ。僕のゴールが完璧であることだったなら、僕は世界にほとんど貢献できないだろう。その代わり、僕がやろうとしているのは、僕が見つけられる一番面白い2%を探し出すことだ。そして、そこからしか得られないような視点を提供する。秘訣はね、誰も目を向けないような面白いことに絶えず興味を持つことだ(p158) 本書は、そんな状況に対して「少なくとも掘るべきポイントは、そこじゃないよ」と教えてくれます(どこを掘れとは教えてはくれませんが)。「他者を見て、自分に足りないところを埋める」というのは大切なことですが、そればかりを繰り返せば、確実に「有効な差別化」には失敗することになるのです。 もし本書を貫く一本の糸があるとしたら、それは消費や行動、文化の一貫性が、私たちの周囲で崩壊しているということだ。あるブランドは、敵対的であると同時に吸引力を持ち得る。人は満足しながらも変化を求める。関係性は、いらだちを感じさせると同時に満ち足りたものになり、共生的であると同時に自由でもある。私たちは日々、その中で生きていて、すでにこのことを知っている。私は夫を愛しているが、腹を立てることもしょっちゅうだ。(p169) 大企業の横並びを他人事のように批判してきた僕たちは、いよいよ、自分達の横並びが問題となる時代に突入したのでしょう。そんな横並びから抜け出す「たった一つの方法」とは、「一貫性のない、自分自身であること」なのではないでしょうか。 (これから、原稿を書きます) 三島梅香藻 ●メルマガ『人材育成を考える』もよろしくお願いします。 ●twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai
by NED-WLT
| 2010-08-31 21:26
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