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本を書きました。
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先週末にアップしたエントリ「本を書き、出版するということ」の評判が良かったので、今回は本を書きたいと考えている人のためになると思う、僕の「とっておきの1冊」をご紹介します。『本を書く
ちなみにこの本は、現在はやや入手しにくい本です。なんとか見つけ出して手に入れて欲しいですが、どうしても見つけられない人のために、僕が本書で特に大切だと思う部分を書き抜き、そこに簡単な解説をつける形で以下にまとめておきます。余談ですが、僕はこの本を保存用と読書用に2冊持っています(笑)。 あなたが放棄しなければならないのは、単にもっともよく書けた文章というだけでなく、皮肉なことに、今まで書いたものの中でももっとも核になる部分なのだ。それはもともとの主要な一節である。そこからほかの文章が派生する部分であり、そのためにあなた自身その作品を書く勇気を得たというエセンシャルな部分である。(p31) 先のエントリでも述べた通り、本を書くということは相当な量の文章を長期に渡って生み出すということです。その課程では、必ず、他の文章を生み出すための「足場」となるような文章が現れてきます。 当然著者は、そんな足場の重要性を強く意識します。それは結果として何度も読み返す部分になるため、ザイオンス効果(人間の、ある対象への好感度は、その対象との接触回数に依存するという理論:単純接触効果)によって、著者はその文章に愛すら感じるようになります。 駆け出しの写真家が毎年、自分が撮った一番いい写真の束を持って老大家のところに意見を聞きにやってくる。大御所は毎年、溜め息をつきながら、その束をいい物と悪い物の二つの山に振り分ける。彼は毎年、ある風景写真を悪い物の山のほうに置く。あるときとうとう老大家は若者を見てこう言った。「君はこの風景を毎年持ってくるね。そして僕は毎年、これを悪いほうの山に振り分ける。なぜこれがそんなに好きなのかね」。若い写真家は答えた。「その写真を撮るために険しい山を登らなければならないからです」(p33) でも、足場はしょせん足場なのであって、1冊の本という「建物」が完成したら、取り壊されるべきものです。執筆において著者が苦労した痕跡など、読者からすれば邪魔なだけ。そうした部分は、執筆の最終段階でバッサリと切ってしまいます。 人の特別な性癖—ものごとに夢中になること―について書かれたものが、なぜないのだろう。他の誰からも理解されない自分だけが夢中になるものについて書かれたものが。その答えは、それこそまさに、あたなが書くテーマだからだ。なぜかはわからないが、あなたが興味をそそられるものがある。書物で読んだことがないので、説明するのは難しい、と、そこからはじめるのだ。(p81) 正しくテーマを設定する方法として、これ以上的確に書かれている文章を僕は知りません。オリジナリティーを出す方法としても、これ以上の手はないでしょう。でも、簡単ではありませんが・・・。 いまにも死にそうな人のように書くのだ。同時に、読者はすべて死期に近い患者だけであると想定して書くのだ。つまるところ、そういうことなのだから。もうじき死ぬと知っていたら、なにから書き始めるだろうか。死にかけている人がこんな下らないことを死に際に聞くなんてと腹を立てたりしないほど重大なことがらとはなにか。(p82) 僕自身、このレベルのテーマを見つけているかと問われると全くもって自信がありませんが、これまで書いてきた本は、いつか、そんなテーマに迫るための助走のような気がしています。 どの本を書いているときでも、作家は二つの問題に答えなければならない。この本は完成するだろうか?そして、私にそれができるだろうか?すべての本は本質的不可能性というものを備えている。作家は最初の興奮が鎮まるやいなや、それを発見する。問題は構造的なもので、解決不可能なものである。だからこそ、だれもその本を書いていないのだ。(p87) 本の執筆とは、矛盾の向こう側に至ろうとする苦闘のことなのです。そして、この苦しみを乗り越えたときの喜びこそ、本を書くことの最大の成果物だと思います。 書くことについて私が知っているわずかなことの一つに、一回一回、すぐに使い尽くせ、打ち落とせ、弄べ、失え、ということがある。本の後のほうで、または別の本で使おうと思うな、取っておくな、ということだ。出すのだ。すべてを出し切るのだ。いますぐに。あとでもっと適当なところで使うためにとっておきたいと思う衝動こそ、いま使え、というシグナルである。(p95) 僕はこのノウハウを知ってから、執筆が大分楽になりました。ブログの更新でも同じですね。「いつか使うために取っておこう」と思うことこそ、その日のうちにエントリにしてしまうべきだと、今は強く思います。 (では、おやすみなさい) 犬 ![]() ●メルマガ『人材育成を考える』もよろしくお願いします。 ●twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai
by NED-WLT
| 2010-07-31 01:27
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