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結構な数の人から、相当な頻度で「どうすれば本を書けるのか」とか「どうすれば出版できるのか」といった質問を受けます。そろそろ、僕にも何か言えることもあるかもという気持ちになったので、簡単にまとめておきたいと思います。
流れとしては「本を書く」ということと「本を出版する」ということを分けて考え、エントリの最後で「まとめ」としてこの2つを融合する視点を示してみます。ここでは基本的に、紙の本の商業出版にフォーカスして話を進めます。 ●本を書くこと:それは世界の解像度を上げること 多くの人に本を書いて欲しいと思います。もちろん、これまでの人生で獲得してきた「生きるノウハウ」をもっと公開してもらいたいという気持ちもあります。でもそれ以上に重要なのは、本を書くというミッションを持って生きると、日々が豊かになるという点です。 本を書いているとき、人はその本のテーマに関する情報にとても敏感になります。それはあたかも、世界の解像度が10倍になるような体験です。で、本のテーマというのは究極的には自分自身です。だから本を書くということは、つねに自分と向き合う態度を獲得するということだと思います。 我々は、ともすれば忙しい毎日の中で、「自分自身であること」をやめてしまいます。まさに「自分である」、「自分になる」というのが、本を書くという行為なのです。 ●本を書くこと:その最大の壁は「量」 書き始めてみればすぐにわかることなのですが、本を書くことの最大の壁は、文章の「量」を書くということです。もちろん量が質を生むという意味もありますが、そもそも1冊の本というのは、A4のワードにして100ページぐらいの文章でできています。1文1文を大切にして、これだけの量を書くのは、まあちょっとした修行(苦行?)です。 慣れないうちは、A4で1枚の原稿を書くだけでも、楽に1時間以上はかかるでしょう。1冊の本は、ざっとその100倍なのです(実際には編集作業もあるので、もっと手間がかかります)。 結構な人気ブログでも、なかなか編集者から出版の声がかからなかったりする理由もここにあります。編集者は「ブログのように、短くて面白い文章が書ける人」と「本のように、長くて面白い文章が書ける人」を短距離走者と長距離走者の違いぐらいに(たいがいは苦い経験をともなって)意識しています。 ●本を出版すること:基本的なこと 本を出版するためには、出版社とのコネが必要だと考えている人も少なくないようです。でもそれ以上に重要なのは、本の企画書を書く力です。きちんとした企画書が書ければ、それを複数の出版社に送ればよいだけです。これは本を書き終わる前であっても問題ないし、実際に少なからぬ著者が、出版の企画を通してから本の執筆にとりかかるものです。 ただ、本を書くのを長距離走とすれば、企画を書くのは短距離走だったりするのがやっかいです。企画書に求められる文章の構成力と、本の執筆に求められる文章の構成力には大きな違いがあります。 本の企画書とは、新事業の提案書と本質的に同じなのです。当たり前のことなのですが、出版社にとって出版とはビジネスであるという部分は意外と忘れられる点です。ビジネスなのですから、「とにかく自分の商品(本)を世に出したい」という熱い思いだけでは不十分で、拙著『あたらしい戦略の教科書』でも紹介した以下の「スイート・スポット」を明確にして、「売れる本の企画」を作らないとなりません(「自社にできること」は「自分に書けること」と読みかえてください)。 出典:Collis, David J. et al, “Can You Say What Your Strategy Is?” Harvard Business Review, April 2008 出版においては、1冊目の出版が最も難しく、かつ最も重要です。1冊目がきちんと売れれば、2冊目以降は出版社のほうから企画が持ち込まれるようになります。しかし、1冊目がイマイチだと、その後は続きません。著者がどのように考えようと、出版社にとって出版とはビジネスであり、著者とは「原材料の仕入先」なのです。 ●本を出版すること:僕が大事だと思うこと 本を出版したいという人は、それを自分のビジネスにつなげたいという意図がある場合が多いようです。それはそれで尊重しますし、僕自身にそうした意図が無いというつもりもありません。しかし、こうした意図というのは、しっかりと読者(それ以前に出版社の編集者)に伝わるものです。「俺を儲けさせろ!」というばかりの本を読んで、面白いと感じる読者はいないでしょう。 僕の場合は、本を「いつか大きくなって、何かに悩んでいるときの娘」に向けて書いています。そうすることで、自然と自己顕示欲を抑えることができるし、無駄なことを書いて量を稼ごうとする態度を消せるし、ネタの出し惜しみをするようなケチな気持ちも無くなります。 ●まとめ:本を書き、それを出版するということ コピーは紙とインキで作れるが、オリジナルは生命の燃焼によってしか作れない。 基本的に本を書くという作業は、現存する膨大な情報を一つ一つつなぐという「編集作業」です。個々の情報は、その多くが「どこかの誰かが既に言っていること」にすぎないのですが、そうした情報と情報を結びつけるリンク(ネットワーク)は、誰にも真似のできない自分だけのオリジナルなのです。 繰り返しになりますが、企画書に書かれたテーマがなんであれ、結局のところ自分の本に投影されるのは自分自身でしかありません。それは、結果として自分の「生きるノウハウ」を読者に引き継ごうとする行為になっていることを考えると、実のところ「死ぬための準備」であるとも言えます。 だからこそ、本を書き、それを出版するということは「生命を燃焼」させるだけの価値がある試みだと思うのです。 (これから出かけます) ●無料メルマガ『人材育成を考える』もよろしくお願いします。 ●twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai
by NED-WLT
| 2010-07-24 13:29
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