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顧客が商品を購入するとき、顧客はその商品が顧客にもたらす効果に、なんらかの「期待」を持っています。
商品の品質がこの期待を上回るものであれば、顧客は商品に満足し、企業に良いイメージを持つようになります。逆に商品の品質が顧客の期待を下回るようなら、いかに商品が優れたものであったとしても、顧客は商品に不満を持ち、その商品を提供した企業を信頼しなくなるでしょう。 この文脈で重要なのは、顧客の期待というのは、アプローチのしかた次第で高くも低くもなるという事実です。 ![]() ところが一旦ブームが加熱すると、多くの顧客がクチコミで「嬉しい誤算」を聞かされ、顧客の商品への期待は、商品の本当の実力を楽々と超えて、極限にまで高まってしまいます。 商品の作り手も、顧客の期待に応えようとして、商品の品質を高めようと努力しますが、実力というのはそう短期間で向上するものではありません。結果として、商品は顧客の期待を下回るようになり、大多数の顧客はガッカリさせられ、商品とそれを提供する企業に不満を持つようになります。 この理屈から、一時的なブームに乗って有名になった商品の多くが短命に終わります。それだけでなく、結果として企業ブランドにまで傷が付くことになります。 派手で過激な広告や宣伝は、決まって商品の実力を超えて顧客の期待を煽ることになり、長期的には「オオカミ少年化」が約束されている行為です。俗に「広告でブランドは作れない」と言われる理由は、ここらへんにあります。そこで、「賢い企業はブームを嫌う」のです。 ![]() 顧客の高い期待に答えていくことが、企業を成長させるのは間違いありません。しかし、期待が不当に高くなりすぎるブームには、ブランド構築という面からは細心の注意を払う必要があるのです。 ネコ ![]() 「顧客のクラス分けと、マーケティング戦略」 2009-03-16 「マーケティングの現在」 2009-01-20 「接触回数と好感度の関係について」 2009-01-17 ●メルマガ『人材育成を考える』(無料)をはじめました!
by NED-WLT
| 2010-05-08 15:52
| ちょっぴり経営学
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