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経営学、特にナレッジ・マネジメントの文脈でずっと語られてきた「場」という概念があります。まじめな定義はかなり哲学的で難しいのですが、言ってみれば「容易には言葉にできない暗黙知が交換されるところ」というイメージでしょうか。
人材育成の文脈において「場」とは、学びにつながる「気づき」が発生するところと言えます。具体的には、職場と家庭、そして職場でも家庭でもない「サード・プレイス」と呼ばれるところ(勉強会やサークルなどの集まり)が、学びの「場」として認知されています。 この「場」という発想が経営学に与えた影響はとても大きなものであることは疑えないのですが、しかしそろそろ「場」という発想だけでは、本来複雑な学びを理解するのに不十分ではないかと僕は感じています。 たとえば、「場」という概念の流行を受けて、奇抜なオフィスや、図書館の閲覧席のように職場のデスクが固定されていないフリーアドレス制度、勉強会や異業種交流会などが注目を集めてきました。しかし、これらは本当に企業の業績向上に貢献したのでしょうか? 僕自身、過去になんども勉強会や異業種交流会を主催したことがあるのですが、こうした学びの場を意図した会合というのは、はじめの2回ぐらいまではそれなりに機能するのですが、長期的には会合本来の意図は失われ、惰性で続けられるようになり、自然消滅という結末を迎えることがほとんどでした。 でも、主催した勉強会や異業種交流会によって長期的に得られたとても貴重なものがあります。それは「縁」です。僕はこれまで、いくつもの「場」を作っては壊してきましたが、その過程で生まれた「縁」の多くは、今でもしっかりと残っています。 人には、おそらく「せっかく縁のあった人とは仲良くなりたい」という意識が備わっています。具体的には、「縁」のあった人との対話では「相手と合意できること」を探りながら、仲良くなろうとします。 ここでは「合意の数」のほうが「話の内容」よりも重要なようで、人の行動には、やや無理やりにでも相手の意見に合意するという特徴が観察されます。このプロセスを経て、自分の価値観は、対話する相手の価値観に多大な影響を受けることになります。要するに、どのような人と「縁」を得るかということが、自分を決めてしまう部分が相当あるということです。 「場」ではなくて、こうした「縁」を守りたいという気持ちが人を作るのではないか。人にとって「場」とは「縁」を生むための手段の1つにすぎず、人が本質的に求めているのは「良い場」ではなくて「良い縁」なのではないか。 であるならば、例えばR&Dと営業のように、その間に「縁」が生まれることがイノベーションを促進させると思われる組み合わせを見つけ、そこに「縁」が生まれるような具体的な方法を考えていくことが、ただなんとなく人々が交流する「場」を提供することよりも重要なテーマなのではないか。 当たり前のようですが、これは僕にとって重要な気づきでした。 (おしまい) (追記)今晩、僕はある会合に出席し、日本初のマイクロファイナンス・ファンドであるLiving in Peace代表、慎泰俊(しん・てじゅん)さんとの「縁」を得ました。彼は僕よりも10歳ぐらい年下なのですが、僕よりもずっと多くのことを成し遂げている本物です。このエントリは、彼との出会いの刺激から生まれたものです。 カニ ![]() ●新刊『「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト → twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai
by NED-WLT
| 2010-02-20 02:33
| 時事評論のまね
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