何かの問題に直面したとき、明らかに解答は見えていると思っても、それを人に説明するために、嫌々にも資料(ドキュメント)を作っていると、はじめに考えていた解答とは違った、より優れたアイディアが出てくることが多くあります。
これは以前のエントリ「
チームワークが重要な理由」でも取り上げたとおり、人間は自分のアウトプットを自分で確認しながら、即興的に思考を深めていくという特徴があるからでしょう。
自分がパワーポイントに描いた図を見ながら、「あれ、ここ抜けてる・・・」と思って新たに書き入れる文章の中にこそ、思考のエッジがあるのです。資料作成能力とは、すなわち思考力そのものなのかもしれません。
「こんな資料作るだけ無駄だ」というような気持ちになったときは、それを自分の思考力トレーニングだと思いなおし、資料を作りながら自分の思考の限界を押し広げてみることが重要だと思うのです。
(おやすみなさい)
伝票

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「学び」とは何だろうか。」 2009-02-26
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