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現在、僕が受講している『ケースメソッド教授法』(ケースメソッドによって学生を教える方法を学ぶ講座)では、受講前に期待していた「クラスメートとの出会い」が起こり始めています。特に仲良くなったクラスメートの一人に、インサイトマネジメント株式会社で代表取締役をされている坪井真一さんという方がいます。
インサイトマネジメントは、北海道の帯広(釧路湿原の近く)にある小さな経営塾です。MBAを取得されていて、もともとは超大手ソフトウェア・ベンダーでマーケティングの重責を担っていた坪井さんが、どうして北海道の帯広に移住されたのか。この理由が最高に刺激的なので、坪井さんご本人から掲載許可が得られた範囲で、以下に話をまとめてみます。 彼のキャリアは大手音響機器ベンダーの海外マーケティングを担当することからはじまります。そこでの12年間がグローバル視点と堅固なマーケティングの軸足を鍛えました。でも、ここまではまあ良くある話。ちょっと普通じゃないのは、この次のキャリア・ステップです。 彼は居心地の良い職場を去り、JICA(現国際協力機構)の派遣員として、中米ホンジュラスの農業研究財団での農業プロジェクトのマーケティング責任者に着任します。2年間の着任期間で、市場調査、商品企画、ホンンジュラスの隣国への商品輸出を実施し、当地の農作物の生産・販売量を6倍にまで増やすことに成功。当時の彼の活動は「来て見てホンジュラス」というサイトにまとめられています。 この活動を通して、彼は「サラリーマンからビジネスマンになった」と言います。 彼の市場調査が間違うと、農村の存続に関わるレベルの穴をあけてしまうような環境での2年間。あまりの緊張感に、心身ともに疲弊する日々だったそうです。しかしその2年間が、彼の「プロ意識」の醸成につながります。彼の目の奥にある確かな自信は、ホンジュラスの方向から来ているのです。 ホンジュラスより帰国した彼は、超大手ソフトウェア・ベンダーに就職し、そこで充実したマーケティング・キャリアを積んでいました。仕事のやりがいもあり、余裕も生まれ、2人の子供にも恵まれます。MBAを取得したのも、この期間でした。 ただ、このMBA課程を通して彼が得たのは、経営スキルというよりもむしろ「マーケティングだけでなく、経営をもっと広く理解していれば、ホンジュラスの農村をもっと発展させることができた」という、ある種の「後悔」だったのです。 そんな帰国から8年後、心の奥でホンジュラスの農村を想い返す機会が増えていたある日、ホンジュラスで彼がマーケティングの手ほどきをしたホンジュラス人の部下から、1通の手紙が届きます。 「俺たちは、坪井さんのおかげで、とてもうまくやれている。本当にありがとう。」 この手紙が、彼の起業を決断させます。「なんとかして這い上がろうとする地域の活性化こそが、自分のライフワークだ」という清々しい悟りを持って、人の縁があった北海道、帯広へ家族とともに移住。それから、経営者の教育を事業の軸として北海道中を忙しく動き回る日々がスタートしました。 そして起業から3年。経営者の教育に利用していたケースメソッドは、しかし、MBA時代の記憶に頼った独学の産物でした。「理論的なサポートがあれば、ホンジュラスの農村をもっと発展させることができた」という後悔が思い出され、彼の中にケースメソッドの理論をきっちりと学びたいというモチベーションが生まれます。 調べたところ、『ケースメソッド教授法』のような講座を学外に解放しているビジネス・スクールは今のところ慶應だけのようです。そこで、帯広から日吉までの「飛行機通学」を決断し、この秋の講座に滑り込みます。で、クラスメートに酒井という変な奴がいるのを知るのは、初日の講座が終わった夜のこと。続くお話は、またどこかで(笑)。 (おしまい) 北海道の味覚 「村沢繭子の場合」 2008-08-06 → twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai
by NED-WLT
| 2009-10-11 10:46
| ノンフィクション
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