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とても晴れた日に、道路の向こう側を、傘をさして歩いる人がいた。僕は「それ」をとても変だと思いながら、その傘から目を離せないでいた。
すこしあって、僕が変だと思っていた「それ」とは、どうやら傘をさしている「人」のことではなくて、晴れた日に人にさされている「傘」のことのようだと気が付いた。 傘は、黒くてやや大きめの男物で、新しくない。ずっと昔に家族の誰かが、突然降りだした雨をしのぐために、デパートの入り口近くにある「鍵屋」で、あまり良く選ばずに購入した傘なのだ。そんな傘に違いなかった。 その傘を見た日から僕は、一人で夕食を食べるときはいつも、もはや冒険に値するような前人未踏の地が残っていないのは、あの傘のせいだという妄想をするようになった。 さらに僕は、どうにかしてあの傘をあの人から奪って、東武伊勢崎線の優先席の脇にある銀色の手すりに、意図的にそれを「忘れ物」として置いてくる必要があるという思いにとりつかれた。 傘の軸に書かれた名前を頼りに、その傘が「忘れ物」として再び持ち主のところに帰ったとき、そこに新しい前人未到の地が生みだされ、それこそが傘の持ち主を冒険へと向かわせるのだ。 そんなことを考えた。 ![]() 関連記事 「消費された夢」 2007-01-10
by NED-WLT
| 2009-03-17 18:25
| フィクション
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