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この家を出る日が近づいて来ました。こうして慣れ親しんだ家とのお別れを前にすると、絨毯についた小さなシミ、一部はがれてしまっている壁紙、さび付いたシャワーの金具までもが、自分にとってどこか特別な存在だったような気がしてきます。
でも引越しの前に、そんな家の傷んだところを出来るかぎり修復しておかないとなりません。オランダでは、たとえそれが借家であっても、家の簡単なクリーニングは、基本的には大家さんではなくて、その家を出て行くほう(家を借りていた住人)の責任なのです。 そんなわけで、今日はプロの業者さんに来てもらって、特に壁を中心として色々とキレイにしてもらったのでした。業者さんはとても良い仕事をしてくれたので、これから出て行く家なのに、これまでで一番キレイな状態になりました(笑)。 さて・・・。 この家は、娘がまだ赤ん坊だったころから僕たち家族が長年お世話になっってきた家です。娘は、人生のファースト・ステージをこの家で過ごしたのです。そんな娘は、やっと自力で歩けるようになり、絵らしきものを書けるようになったころ、この家の壁にペンで巨大な落書きをしたのでした。 この落書きを見つけたとき、僕と妻は「あちゃー」と思ったわけですが、いつしかそれは僕の家族にとってはアーティストの手による「壁画」のような存在となり、愛着を持って受け入れられたのでした。もちろん、僕の家族以外の人から見れば、みっともない落書きに過ぎないのですが。 そんな特別な落書きがあったところは、今、触れるのも怖いぐらい真っ白な壁になっています。僕は今、その真っ白な壁を何度も見つめては、自分の思考が「とても大事なこと」の周辺をグルグル回っているのを感じています。 あの壁の落書きは、今日、もう二度と見ることができないものになりました。もちろん悲しい気持ちもあるのですが、僕の内面を支配しているのはむしろ、「意識は時間を知覚するために生まれた」という、僕の父がずっと温めている仮説のことでした。 昨晩から僕は、この落書きの写真を撮影しておくべきかどうかについて悩んでいました。そして結局、撮影はしないことに決めました。その理由は、意識を持っている存在にしか時間を感じることができないとするならば、意識を持たないカメラには、あの落書きを、僕の記憶以上に正しく保存することはできないと思ったからです。 (なんのこっちゃ・・・) あの小路、あの時 ![]() 「ニューヨークに無いもの」 2006-09-05 「脱皮できない蛇は滅びる」 2008-02-19
by NED-WLT
| 2009-03-15 04:52
| 日々の暮らし
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