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普通に使っている言葉なので、あまり考えなかったのですが「成長」という言葉は結構難しいことに気がつきました。今回は、そんな成長について僕なりの考えをまとめてみます。
■ 成長とは「大きくなること」 漢字を読めば「長く成る」ということですから、一般には「大きくなること」という意味でしょう。例えば「経済成長」と言うときは、経済の規模が大きくなることを意味しています。 動植物の視点からも、確かに「大きくなること」を「成長」としていますが、しかし「肥満」を成長とは言いませんよね。ここらへんの事を考えると、成長とはただ単に大きくなることではなくて「好ましい範囲内で大きくなること」であると言えます。 では、もはや身体が大きくならなくなったからといって、それで成長がストップしてしまうのでしょうか?そうではありませんね。例えば、筋肉や内臓がより強くなったり、言葉を上手く使えるようになったり、他にも色々な「能力」を発達させたりします。 ■ 成長とは「出来なかったことが、出来るようになること」 成長という言葉には「大きさの発達」だけでなくて、こうした「能力の発達」という意味も含まれているのです。この能力の発達は「それ以前には出来なかったことが、出来るようになること」と言い換えることが可能です。 大きさの発達を即すのが「睡眠、食事や運動」であるとするなら、能力の発達を即すのは、おそらく「競争」です。もちろん、競争など無くとも能力は発達しますが、その速度を気にするのであれば、競争は無視できないという意味です。 例えば、クラスで1番足の速い子供が、常にクラスメートとしかリレーを競わないとした場合、その子供は自分のことを「十分に速い」と考え、それ以上、速く走るための努力はしなくなるでしょう。 能力の発達のためには、普段から「今の自分には出来ないこと」が意識されるような環境が必要なのであって、そのためには「自分よりも出来る人」が、ある程度は同列なライバルとして身近に存在する必要があると思われます。 それは人間にとって「居心地の悪い環境」の定義でもあります。既に出来ることを明日もこなすような環境は、たしかに居心地が良いでしょう。いつだって1番としてチヤホヤされます。しかし、そうした居心地の良いところを抜け出さないと、能力が発達する速度はスローになるかもしれないのです。 ■ 能力面での成長には顧客がいる(ことが多い) さて、大きさの発達の場合は「肥満」を避け、好ましい範囲を意識しなければなりませんでした。それでは、能力の発達の場合にも「肥満」のようなものはあるのでしょうか?我々の多くが「使わない能力が盛りだくさんの家電」にウンザリさせられるように、能力の発達にも「肥満」と言えるものがありそうです。 人間の能力には、大きくは社会レベルで需給関係があって、日々の生活においても、上司や同僚が「顧客」となるのが現実です。どんな能力でも、自分の関心に従ってどこまでも伸ばせば良いということはなく、社会的に足りない能力や、上司や同僚に求められる能力を鍛えて行くことが重要でしょう。 言うまでもなく、学問や芸術の多くがそうであるように、自分自身がこれと信じる道をひたむきに追及する成長もあります。この場合は他人の目を全く気にしないのですから、「肥満」という判定が成立しません。しかし学者やアーティストであっても、大学での地位や学会での権威などを全く意識しないで生きていける人は決して多くはないはずです。 マズローが言ったように、人間の幸せの少なからぬ部分が「他人から認められること」にあるとするならば、「好きなことを追求した結果の不幸」というのが、どれほど人間にとって耐えられるものなのかは、個人的には大いに疑問です。 ■ そうは言っても嫌いなことは出来ない、か? そうは言っても、何でも出来る人間なんていません。やはりどうしても嫌で鍛えることができない能力だってあるはずです。 幸運なことに、社会からは実に多様な能力が求められています。どうしても自分には楽しく感じられない能力が求められる職業であれば、信頼できる人に相談しつつ、職業を変えてみることを検討するのも良いでしょう。 ただし先にも見たとおり、いかなる能力の発達においても「居心地の悪い環境」が求められることには注意する必要があります。なんとなく嫌だからという理由で安易に職業を変えてしまうのは、わざわざ成長のチャンスを逃すようなものかもしれないということです。 ■ まとめ 社会人としての成長という文脈では、能力の発達にフォーカスして話をする必要があると思います。能力の発達は、自分勝手な方法で行うよりも広い意味で「顧客」に求められる能力を意識しつつ、あえて居心地の悪い環境に身を置く覚悟も必要でしょう。 身体も能力も健全に成長させて行くには、筋肉にばかりフォーカスしてもダメだし、贅肉ばかりためこんでもダメという、そういう話なのかもしれません。うーん、僕自身も色々な意味でダイエットしないといけないなぁ・・・。 (おしまい) 帰国前のロッテルダムにて ![]() 「「学び」とは何だろうか。」 2009-02-26 「経験の受け皿」 2009-02-20
by NED-WLT
| 2009-03-14 01:53
| 時事評論のまね
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