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何かを学ぶとき、どのように「教材」がデザインされているかが学びの効率に影響することは直感でも明らかだと思います。よく考えられたプログラムと、適当に情報をダラダラと流すだけのプログラムでは価値が異なりますよ、という話です。
アメリカの教育工学者、ジョン・M・ケラー教授(フロリダ州立大学)は、そうした教材を魅力的なものにするための指針として、ARCSモデルというフレームを提唱しています。企業における研修のデザインをするときに参照できるだけでなく、プレゼンなどを作るときにも参考になるので、覚えておくと便利です。 ARCSモデルとは、まず学ぶ人の注意をひきつけるAttention(注意)、学ぶ人が「役に立ちそうだな」と感じるRelevance(関連性)、学ぶ人が「これなら自分にもできそうだな」というConfidence(自信)、学ぶ人が「受けてよかったな」というSatisfaction(満足感)の4つの頭文字を取ったものです。 ■ Attention(注意) 教材には、それで学ぶ人のAttention(注意)を引きつける工夫が十分にこらされていないとなりません。ダラダラと情報を垂れ流すような授業にウンザリした経験は誰にもあると思います。 教材のオープニングに何らかの工夫をすることばかりでなく、中盤~後半でも「中弛み」を避けるような工夫も求められます。最近の環境であれば、YouTubeなどから同じテーマのビデオを引っ張ってきて見せるのも気分転換としての効果が高いでしょう。 具体的な工夫としては、(1)教材のテーマとは一見関係のなさそうな話題や写真を使い、わざと疑問を抱かせる(2)突然学ぶ人(例えば聴衆の1人)を指名して質問を投げかけることで緊張感を生み出す(3)常識とは一致しない、驚くべき事実をデータで示す、といったあたりが常套手段として知られていますね。 ■ Relevance(関連性) 成人教育論という分野の研究では、子供の場合とは違う、大人ならではの学びの特徴をいくつか明らかにしています。そうした特徴の一つとして、特に大人の学びの場合は、内容が自分の仕事の問題を解決したり、パフォーマンスの改善につながったりと、学びの内容に「自分の利害との直接の関連性」があることが大切だとされています。 例えば、自転車に乗りたいと考えている人に、自転車の訓練をする場合など、学ぶ動機と教材の内容が一致している場合は、関連性が明らかなので簡単です。 ところが、例えば社員教育などの現場では、必ずしも個々の社員に学んでもらいたい内容が、それぞれの職務と直接の関連性がまだ見出されていない場合があります。こうした場合は、その教材を学ばないと達成できない目標を新たに設定したりして、学ぶ動機を意図的に作り出す必要が出てきます。 テクニックとしては、学んでもらいたい内容に学ぶ人が教材に「親しみ易さ」を感じるような配慮をすることが挙げられます。これにより、擬似的にではあっても、関連性を演出することが可能になるからです。具体的には(1)学ぶ人に親しみのある語彙を使う(2)学ぶ人と普段関係のある商品や企業などを例として使う、という具合です。 ■ Confidence(自信) 例外もありますが、教材の目的は、学ぶ人の「行動」を変化させることです。それなのに、学ぶ人が教材の内容に「自分にはとても無理そうだな」と感じてしまえば、その時点で教材の目的は達成されないことになるでしょう。 そのためには(1)実際に、その教材によって行動を変化させ、その結果として望ましい成果を出したケースなどを紹介したりする(2)簡単な例題に当たってもらい、自分にも教材の内容を使えることを確認してもらう(3)教材の内容を現場に適用するときのシミュレーションを繰り返す、といったことが必要になってきます。 ■ Satisfaction(満足感) 教材を提供した結果として、学ぶ人の行動が望ましい方向に変化したとしても、学ぶ人自身がそれに満足していなければ、そこには「やらされ感」が根を張るばかりで「成長の実感」は得られません。 学ぶ人に教育を実施している最中は、その達成があたかも容易であるかのように語ります。しかし実際に学びを得て、現状維持という居心地の良さを抜け出し、自らを変化させることに成功することは決して「あたりまえ」ではなく、十分に賞賛に値することです。 目に見える形でこうした賞賛の気持ちを示し、学ぶ人が少しでも多く「学んでよかったな」と感じられる機会を増やすことが大切です。 (おしまい) レゴという教材 ![]() ![]()
by NED-WLT
| 2009-02-23 03:53
| ちょっぴり経営学
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