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同じ経験をしても、そこからたくさんの学びを得る人と、ほとんど何も得ない人がいます。実際に、こうした「経験の受け皿」が大きい人と小さい人がいることは、多くの人が気がついていると思います。
この受け皿を決める要因としては、「モチベーション」や「好奇心」といったキーワードがすぐに浮かびます。しかし、かなり楽しそうに仕事をしている人でも、経験から十分に学べていないケースに実際に出会ったりして、どうもこれらは直接の要因ではないという気がしていました。 この受け皿のサイズが何によって決まっているのか、そして受け皿は大きくしていくことができるのか。こうしたことに関心を持ってきたのですが、最近、どうも「スキーマ(schema)」という概念がこの疑問への解答になっているのではないかという思いを強くしています。 認知科学の世界におけるスキーマとは「知識の枠組み」のことです。人間は、断片的で不完全な情報を受け取ったときに、この枠組みに基づいて、足りない部分を補って推測による理解をしています。 例として、社員Aと社員Bの会話を考えてみます。 社員A「昨日の会議で部長に言われたあの件、どうしようか」この例は、部の予算として売上げはまあ良しとしても、どうもコストがかかりすぎていて、利益が思ったほど出ていないという背景を持たせました。この背景に対して、社員Aと社員Bは、年度末の3月まではまだ時間があるので、今からでも何とか予算達成に間に合うのではないか、という予測をしています。 これを、社員Aとロボットの会話に置き換えてみると、 社員A「昨日の会議で部長に言われたあの件、どうしようか」となるでしょう。我々人間はロボットとは異なり、状況をある知識の枠組み、すなわちスキーマによって推測理解し、その理解に基づいてすばやい判断しているのです。このスキーマが広い分野に渡って精緻に出来上がっているということは、かなり不完全な情報からでも、多くの意味を抽出できるということです。 僕は、こうしたスキーマのメッシュの細かさこそが、先の「経験の受け皿」のサイズを決定しているのではないかと思うのです。なぜなら、同じ経験をしても、優れたスキーマを持っている人は、そこからすくい上げられる理解の量が普通の人よりも多くなるはずだからです。 では、経験の受け皿としてのスキーマを育成することは可能なのでしょうか。もしかしたら、物語形式の文章(ノンフィクションや小説、ケーススタディーなど)を読むことが、スキーマの育成と重要な関係があるのではないか・・・というところまでが、今の僕の考えです(TVドラマでは効果が薄いと考えられる理由は、こちらをどうぞ)。 神話や昔話が娯楽のためだけに存在したのではなさそうだという視点や、子供にとって絵本を読むことが重要だという視点も、スキーマの育成という切り口でまとめることができそうな気がするのです。 (おしまい) 学校の本棚 「チームワークが重要な理由」 2009-02-12
by NED-WLT
| 2009-02-20 01:37
| ちょっぴり経営学
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