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僕が76世代の活躍に勇気付けられていることは、これまでもブログで何度か取り上げてきました。そんな76世代には、岩瀬大輔さんという注目のカリスマがいます。
開成から東大、在学中に司法試験に受かるも弁護士にはならず、ボストン・コンサルティングやリップル・ウッドを経て、ハーバードMBAにて、日本人としては4人目となる上位5%の優秀な成績(べイカー・スカラー)を取得。 嫌味を通り越して、もはやあきれるぐらいの人材なわけです(笑)。そんな岩瀬さんが、多くのビジネスマンが憧れるようなポジションを次々と蹴り、自らの明確な価値観の軸をもって練り上げたのが生命保険ベンチャー、ライフネット生命保険株式会社です。 そのライフネット生命保険株式会社が、先月末に、経営戦略の歴史に残るような強烈な情報開示をしました。僕はこの戦略にすっかり驚かされ、勇気ある決断に感激しました。 なんと保険の原価(原材料コストのようなもの)を開示したのです。 レストランで7,000円のディナーを楽しんだとして、その原価がわずか2,000円にすぎないと聞いたら、なんだかレストランに騙されている気分になるでしょう。 消費者の目からすれば、こうした原価に「プラス」される部分は、いかなる正当な理由があろうとも「無駄」と映ります。そのため原価は、業界によらず、悪く言えば「隠されてきた」わけです。 さて、保険の原価というのは、個々の加入者のリスクを数理的に計算することによって決まります。あくまで数理的なリスクの評価なので、この面での保険会社間での競争は計算の「正確性」に関するものであって、いかに安くするかということではありません。保険会社間で、原価にはほとんど違いは出ないはずなのです。 同じ2,000円を原価とした、味も香りも変わらない全く同じ料理なのに、一方は3,000円で、もう一方は7,000円だとしたら? 保険の原価が開示されたということは、保険会社各社がどれだけ高い営業コストや高い利益を享受してきたのかが、部外者にも明らかになったということです。これからの保険会社は、この原価にプラスされる部分をいかに小さくするかを競うことになります。 ネット時代の消費者は、もはや企業を信頼していません。単純な広告に消費者が動かされることは、今後もますます減っていくでしょう。そんな新しい時代に突入している現代社会において、競争力が問われているのは、どこまで正直に企業内部の情報を開示するのかという点なのではないか、というのが岩瀬さんの仮説なのでしょう。 正直であることがニュースになり、武器になるなんて! 実は来週、僕はライフネット生命保険株式会社を訪れ、このカリスマ、岩瀬さんにお会いすることになっているのです。凄い人に会うという感覚は持っていたものの、これほどの戦略家だったとは・・・。今からドキドキしてきました(笑)。 (一時帰国が楽しみです) アイスランドにて
by NED-WLT
| 2008-12-09 02:38
| 時事評論のまね
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