NED-WLT:日蘭データ比較
2011-01-24T10:41:26+09:00
NED-WLT
オランダから帰国し、日本での生活がはじまりました。twitter: joesakai
Excite Blog
長時間労働者の日蘭比較
http://nedwlt.exblog.jp/5341948/
2007-01-22T03:13:00+09:00
2011-01-24T10:40:48+09:00
2007-01-22T03:13:17+09:00
NED-WLT
日蘭データ比較
この度、長時間労働者(週あたり50時間以上働く人)の国別比率を示した興味深い調査結果を掲載されているサイトを見つけました。そこのサイトのデータを基にさせて頂き、日蘭とその他リンクさせていただいている方々の在住されている国を取り上げて比較グラフを作成してみました。以前の総労働時間の比較と今回の比較を合わせると、オランダでは職種や地位による偏りはほとんど無く、皆の労働時間が少ないということが理解できます。とはいえオランダ、労働時間は少ないながらも国際競争力や国民一人当たりのGDPなどは決して低くありません。
この少ない労働時間のおかげで、僕は会社員としての仕事以外にベンチャー企業を運営したり、ブログを更新したり、娘と遊んだりする時間が取れているのです。おそらく「自由になる時間」こそが、オランダに住むと決めた人が得られる最高のものです。ただし、オランダにも以前比較した治安の問題などがあり、良い話ばかりではないことは強調しておかないとなりません。
追伸:
今週末はスケートではなく、娘がテニスをしたいと言うので、スポーツクラブに行き、テニスと水泳をしました。ところで娘は背面泳ぎでも25mならば楽に泳げるようになり、最近は泳ぐ距離への情熱は薄れ、もっぱら潜ったりすることに楽しみを見出しているようです。ゴム製のリングなどを沈めてやると、喜んでそれを取りに潜りに行っています(笑)。]]>
幸せ?
http://nedwlt.exblog.jp/5130846/
2006-12-13T03:02:00+09:00
2011-01-24T10:41:08+09:00
2006-12-13T03:02:07+09:00
NED-WLT
日蘭データ比較
でも・・・こういうのって面白いですよね(笑)。内容は十分に割り引いて理解すべしという点を強調しつつ、この発表内容をベースにして、日蘭データ比較カテゴリの1つとして、もう少し分析を進めてみることにしました。
レイセスター大学の調査によると、人間の幸福にとって最も重要となる要素は大きく3つあって、それらは順に(1)健康(2)富(3)教育ということでした。ホントかなーって思います(笑)。そこで、この点に関して他からデータを引っ張ってきて見てみます。
健康に関しては、平均寿命との関連があると考えました。また、富を示す値としては、ここでは国民一人当たりのGDP(ドル換算)を使用しました。教育という曖昧なものを測るのはかなり難しいですが、とりあえずここでは識字率で代用してみました(注1)。結果を、オランダと日本の比較を中心とし、またリンクさせていただいている方々や、過去にコメントを頂戴した方々の在住している国をいくらか配慮しつつ(注2)、以下一覧表にしてみます(注3)。ううーん、どうも僕が参照したデータでは、幸福度が上位に来る西側先進国間での違いが見えにくい(特に識字率)ですが、それでも上位国と中国の違いは非常に鮮明です。しかし・・・中国に、平均寿命、1人当たりGDP、識字率の全ての点で大きく勝る日本の幸福度が中国以下であることには、物価の違いもあるでしょうが、どうも納得が行きません。円安、ユーロ高な点を考慮しつつ、このデータを冷静に見ると、日本の幸福度はもっと高いランクに来ても良さそうなものです。
これを、この幸福度調査が信用ならない証拠としても良いのですが、仮にこの幸福度調査に少しでも信頼を置くとした場合、導き出される考えがあります。それは、この英国の社会心理学者によって幸福の条件とされた健康、富、教育だけでは、現代の日本人は幸福にはなれないのかもしれないということです。ここで抜け落ちてしまった可能性のある、現代の日本人を幸福にする条件とはいったい何なのでしょうか。
日本はとても便利だし、食べ物も美味しく、平均寿命だって世界最長。国民一人当たりの資産額も多いし、大学の数だって十分にあります。こうして離れてみて益々想う、僕の大好きな母国です。世界的に見ても、すばらしい国家だと思います。しかし・・・だからこそ何故、日本人はインタビューやアンケートに対してよりネガティブに答えたのか、研究者達にネガティブに観察されてしまったのかという部分が気になるのです。
ここらへんがいわゆる「閉塞感」や「失われた希望」が影響している部分なのでしょうか・・・。
この疑問に対して、むりやりマズローの欲求段階説から仮説を立てると、現代の日本では、将来の経済的な不安や治安などを含めた「安全の欲求」と、仲間はずれにならず、どこかの集団に属したいという「帰属の欲求」の、この2つの欲求が他国よりも深刻なレベルで脅かされているのではないかと推測されるのです。
こんな仮説はヘボ仮説でしかありませんが、それでも僕には、現代の日本人は、安心感を広く社会レベルで共有することを切に願い、かつその実現に絶望しつつあるのではないかと思われてしまいます。
(おしまい)
(注1)使用した資料は、平均寿命とGDPに関してはWHOの「Core Health Indicators」を、識字率に関しては米CIAの「World Fact Book」使いました。これらのサイトはちょっとマクロっぽい分析をするときには激しく便利です。
(注2)レイセスター大学の発表した資料は、幸福度が高い国トップ20と、世界の主要国、及び最も幸福度が低い3国にフォーカスしたものであったため、いくつかの国のデータ(例えばベルギー)は残念ながら今回の比較には含まれていません。
(注3)ここで、括弧内の順位は、今回取り上げた国家間での相対順位であり、基になっている178カ国間での順位ではありません。また、平均寿命は、基にしたデータは男女別になっていたので、ここでは単純に男女の構成比率を半々と仮定し、男女平均を取っています。
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日本とオランダが投資をしている外国
http://nedwlt.exblog.jp/2116055/
2005-06-23T02:51:46+09:00
2011-01-24T10:41:26+09:00
2005-06-23T02:50:19+09:00
NED-WLT
日蘭データ比較
おーい、日本の皆さーん!オランダをもっと大事にしてくださいねー(笑)。人口わずか1,600万人の小国オランダは、人口2億8千万人のアメリカに匹敵するほどの直接投資を日本にしてくれています。この投資によって、雇用が生まれたりもしているのですから、小国とはいえ、オランダはもうちょっと日本で認知されてもよいと思うのです。
例えば、企業誘致に必死になっている地方自治体などは、誘致競争が激しいアメリカの企業ばかりでなく、オランダ企業を狙うという差別化戦略を取れる可能性だってありますよね。では逆に日本からの直接投資はどこの国へ向かっているのでしょうか。これらは、おそらく皆様の予想に反している結果ではないでしょうか。日蘭の関係は非常に良好なんですね。フランスやオーストラリアはもっと日本に投資をしてくれないといけません(笑)。逆に、日本に投資してくれているドイツ、シンガポール、カナダなんかは、そのお返しにもっと日本からの投資が来ても良いはずです。
もちろん、直接投資額の単純な比較によって、日本から見た各国の重要性を決定してしまうことは全くできません。あくまで参考データの1つでしかないことは留意しておかないとなりません。
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日本とオランダにおける犯罪発生頻度の比較
http://nedwlt.exblog.jp/2009707/
2005-06-09T14:25:41+09:00
2011-01-24T10:41:26+09:00
2005-06-09T14:25:48+09:00
NED-WLT
日蘭データ比較
最近は日本も物騒になったとよく言われますが、やっぱり日本はまだ他国と比較すると、よっぽど安全な国と言えそうです。オランダは日本の4倍も危険なところです。ちょっと大げさに言って、欧米では10人に1人の人が1年間のうちに何らかの犯罪に巻き込まれているということです。
安全というのは決して無料ではありません。例えば、家賃などには安全な地域であるか否かということが、かなり鮮明に反映されると考えられます。我々は、安全の価値を再確認し、世界に誇れる安全な日本を後世に伝えて行かないといけません。
ワールドカップの応援に日本からドイツに行かれる方々は、犯罪に巻き込まれないように十分に注意してください。もちろん僕も応援に行きますが、オランダからドイツですと、より安全なところに行くことになりますね(笑)。
*本稿比較表の注意点
アメリカのデータは1999年、他は2000年の統計データです。
ベルギー、マルタのデータはありませんでした(残念です)。
中国、フィリピンのデータは、あまりにも低い数値となっており、信頼性にかけると勝手に判断し、とりあげませんでした。
イギリスのデータはイングランド+ウェールズでの調査結果です。
オーストラリアのデータは、調査結果02.07~02.13までの合計です(実際はこの数値よりも大きくなるはずです)。
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日本とオランダにおける国際競争力の比較
http://nedwlt.exblog.jp/1920936/
2005-05-30T03:33:33+09:00
2011-01-24T10:41:26+09:00
2005-05-30T03:35:16+09:00
NED-WLT
日蘭データ比較
競争力がどういう基準で測定されているのかということには慎重にならないといけないことは当然ですが、細かいことは抜きにして、ランキングを参考として見るのは楽しいですよね。
IMDのホームページによると、競争力の調査に反映されているのは、経済力、政府の効率、民間企業の効率、インフラ(教育を含む)の4つのカテゴリ、合計314項目です。調査項目についてもう少し細かく知りたい場合は、こちらを参照してください。
さて、どのような感想をお持ちになったでしょうか。僕は、思ったよりも日本はまだまだ高い評価を得ているということ(昨年から順位を2つ上げています)と、考えている以上に台湾が健闘していることが素直に驚きでした。
他にも、皆様の意に反して結構強いと判定されている国も多いはずですので(例えば4位のアイスランド)、そうした外国に興味をもつきっかけになるかもしれません。
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日本とオランダにおける労働時間の比較
http://nedwlt.exblog.jp/1822229/
2005-05-19T01:43:00+09:00
2011-01-24T10:41:26+09:00
2005-05-19T01:41:42+09:00
NED-WLT
日蘭データ比較
いやー、オランダ人働かないですね(笑)。ちなみに、この少ない労働時間は「皆が労働時間を減らすことで新たな雇用を生み出し、失業率を抑える」という発想の、ワークシェアリング制度によって支えられています。
あくまで個人的な経験ですが、これまでの5年間で僕の上司は3回変わりましたが、偶然にもその3人が3人とも、週に4日しか働かない人々でした。週休3日です。エントリ「仕事とプライベート」でも触れましたが、基本的にはというよりもほとんど9時5時の仕事で、かつ年に一度、一ヶ月程度の長期休暇をとることは僕の周囲では稀なことではありません。
ところで、この意外と少なく思える日本の労働時間は信頼できるデータなのでしょうか。残念ながらNOです。日本には悪名高いサービス残業なるものがあり、こうした統計が現実を反映しているとは考えにくいからです。その証拠に、日本は国連の人権を監視する委員会から、人権に反するレベルとなっている長時間労働を改善するよう指摘されています(委員会の最終見解:C.主な懸念される問題の第19項を参照して下さい)。
僕の勝手な予想では、実際の日本の労働時間は、おそらく韓国と同程度(年間2,500時間)のレベルではないかと思います。そもそも、看護婦さんなどの医療関係者や、IT業界、マスコミや商社などの、ほとんど伝説となるほどの長時間労働は皆が普段聞くところではないでしょうか。例えば、看護婦さんたちの仕事を調査した看護現場実態調査(日本医労連による)の概要を是非一目で良いので見てみてください。この実態調査からは、圧倒的な長時間労働に加えて、さらにサービス残業をしていないという解答は僅かに全体の34.6%しかなく、残り約65%の方々はみなサービス残業をさせられていることがわかります。
高い失業率と、長時間労働の事実を受けて、日本でもワークシェアリング制度を取り入れることを試みている様子が伺えますが(例えばこの厚生労働省のサイト)、指摘されている長時間労働、そして何より回復する気配がない日本の失業率からは、ワークシェアリング導入がうまく進んでいないと考えられます。なんで日本ではうまく行かないんでしょうか。ここらへんは、またいずれ考えてみたいです。
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