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おみやげ これまで、なんとなく「人間は明るいほうがよい」と感じてきました。とはいえ、あまり明るいとはいえない人にも、優れた人が多数いることは経験から知っており、個人的にはモジモジしてきました。 そんな中『ポジティブ心理学の展開』(堀毛一也編集)で、フレドリクソンの「拡張-形成理論(broaden-and-build theory)」というものを見つけ「これだ!」と思いました。以下に、本書の内容に寄りかかりつつ、僕が理解しやすいように勝手に変形したものをまとめてみます。 「喜び」や「満足」といったポジティブ感情にあふれた人は、俗に「明るい(ネアカ)」といわれます。カーネギーやロックフェラー、盛田昭夫や本田宗一郎といった成功者たちの多くが、客観的には相当苦しい環境にあっても「ネアカ」であったことで有名です。 動物行動学の知見では、自由に遊ばせたラットと、遊びを制限したラットの間で、複雑な運動課題の学習に差が見られる(自由に遊ばせたラットのほうが学習が早い)ことが指摘されています。 職場においても「遊び」が、ポジティブ感情につながっていることは、例えば西野・正戸(1981)による論文「職務設計における遊び的要素の活用についての実験的研究」でも指摘されています。 2.行動の拡張 フレドリクソンの実験によると、こうしたポジティブ感情には、人間の思考や行動の幅を広げる効果があるそうです。また、このようなポジティブ感情は、独創性、柔軟性、創造性や受容性にまで影響することが明らかになっているのだとか。 さらに、ポジティブ感情は、不安や失敗などによって生まれたネガティブ感情を打消し、もとの感情の状態に戻す効果(元通り効果:undoing effect)があるそうです。ポジティブ感情は、人間を積極的にさせるだけでなく、失敗から立ち直ることも助けているのです。 3.個人の成長 思考や行動の幅が広がるということは、思いっきり単純化すれば、新しい発想や経験に富んだ日常を得るということだと思います。様々なところで指摘されるとおり、成長にはストレッチ(背伸び)が欠かせません。要するに、僕たちは「今日の背伸びは、明日のあたりまえ」という活動を積み上げることで成長をしているわけです。 その背景となるのは、これまでの自分には「やったことがないこと」や「難しかったこと」にチャレンジしていくという態度であり、この源泉の1つに、ポジティブ感情があることは間違いなさそうです。 動物にとって自らの成長とは、自らの生存確率を高めることです。そして動物の脳は(脳を持つ場合)、そうした自らの生存確率を高めるような活動には「喜び」という報償を与えます。 動物にとって、自らの成長とは「最高のエンターテインメント」なのです。このエンターテインメントが、ポジティブ感情の1つの源泉であり、それによってポジティブ感情が得られればこそ、さらに成長する、というループ(サイクル)が見えてきます。 ●まとめ+ 中原淳准教授(東京大学)が提唱する『職場学習論』は、職場における人間の成長には「業務支援」「内省支援」「精神支援」の3つが必要であることを明らかにしています。この中で「精神支援」の多い職場とは、要するに「明るい職場(ポジティブ感情にあふれた職場)」のことです。 であるならば、このエントリでまとめたフレドリクソンの「拡張-形成理論(broaden-and-build theory)」は、個人の成長のみならず、組織の成長にも深く関わっているはずなのです。 経験的にも例外は少なくないと思われるものの、明るいこと(ポジティブ感情にあふれること)は、個人の成長にとって大切な意味があると思われます。また「明るく元気な職場」といった、集団としてのポジティブ特性が、そこで働く個人の成長に影響する可能性が高いように思われます。 (今日は早く寝ます) おひたし ●メルマガ『人材育成を考える』もよろしくお願いします。 ●twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai
by NED-WLT
| 2011-02-21 23:13
| 時事評論のまね
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